ヤナギ類とは? わかりやすく解説

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ヤナギ類

【英】:Salix spp.
(ヤナギ科)


日本分布するヤナギの類は、あまり大きくはならず大きいもので、樹高20m位です。そのなかでシダレヤナギ(S.babylonica)、バッコヤナギS.akko)などは大きくなる種類です。一般には、河川流域低湿地などによく見られる木です。かつて、現在日常的に使われているプラスチック製スーツケース普及していなかった時代には、コリヤナギ(S.koriyanagi)の編んで作った行季は旅行用としても、収納用としても大変重要な道具一つでした。したがって、その用途のために、栽培していた処もありました

木材
心材と辺材の色の違いがあり、前者淡褐色から淡褐色で、後者白色です。(バッコヤナギ)。肌目は精で、木理は普通、通直です。軽軟で、気乾比重は0.40~0.55(バッコヤナギ)、0.50~0.60(シダレヤナギ)です。

用途
軟らかく、かつ、肌目が精なため俎板あるいは裁縫裁ち板等に使われました。小細工類に使われます。珍しい用途としては、ヤナギ類から作った炭が絵画用に適していることです。エノキタケヒラタケ栽培用の原木として適しているといわれています。火薬原料として使われます。コリヤナギ以外のヤナギ類でも、その編んで籠などに使うことがあります




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