ふくろう〔ふくろふ〕【×梟】
読み方:ふくろう
1 フクロウ科の鳥。全長約50センチ、全身灰褐色。目が顔の前面に並び、くちばしは短く、鉤(かぎ)状。夜、羽音をさせずに飛び、野ネズミやウサギなどを捕食する。ユーラシアの温帯・寒帯に広く分布。日本でも平地林にすむ。《季 冬》「—の来ぬ夜も長し猿の声/北枝」
2 フクロウ目フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような飾り羽をもつミミズクを除くものの総称。フクロウ・シロフクロウ・アオバズクなど。大部分は夜行性。
ふくろう〔ふくろふ〕【梟】
梟
梟
梟
梟
フクロウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 05:29 UTC 版)
フクロウ(梟、鴞、Strix uralensis)は、鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類である。別名ウラルフクロウ。
注釈
- ^ フクロウ類は羽毛が非常に柔らかく初列風切羽の先が細かく裂けていることから羽音を立てずに飛行することができる。
- ^ 他の種類の鳥は視野は約340度と広いが、遠近感をつかめる範囲は約24度と狭い。
- ^ 雛へ給餌するために運ばれる鳥類として、アカゲラ、アリスイ、オオルリ、カッコウ、カワセミ、カワラバト、カワラヒワ、カラ類、キジバト、クロジ、コマドリ、サシバ、スズメ、ツグミ類、ツツドリ、ヒヨドリ、ホオジロ類、ムクドリ、モズなどが確認されている。
- ^ キジ、コジュケイ、ヤマドリなどのかなり大きなものまで食べる。
- ^ 大きなものとしては、ノウサギを巣に運び込もこともある。
- ^ 鳥獣調査報告第12号(11月から翌年の2月までにフクロウが食べた物の調査結果、農林水産省)
- ^ 20年もしくはそれ以上生きるフクロウの個体がいることが知られている。
- ^ 東京都の北多摩と南多摩では絶滅危惧IB類(EN)、西多摩では準絶滅危惧(NT)。[要検証 ]
- ^ 千葉県のカテゴリー「重要保護生物(B)」は、環境省の絶滅危惧IB類(EN)相当。
- ^ 青森県のカテゴリー「希少野生生物(Cランク)」は、環境省の準絶滅危惧(NT)相当。
- ^ 奈良県のカテゴリー「希少種」は、環境省の準絶滅危惧(NT)相当。
出典
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フクロウ(Owl)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 00:04 UTC 版)
「ドンキーコング64」の記事における「フクロウ(Owl)」の解説
ひるよるウッドにおり、飛行訓練でディディーの力試しをする。夜行性なので夜しか会えない。
※この「フクロウ(Owl)」の解説は、「ドンキーコング64」の解説の一部です。
「フクロウ(Owl)」を含む「ドンキーコング64」の記事については、「ドンキーコング64」の概要を参照ください。
フクロウ
「フクロウ」の例文・使い方・用例・文例
- フクロウがホーと鳴いた
- これらのフクロウは、怪我のために自然に帰すことができません。
- フクロウの子に親鳥は何のえさを与えていますか。
- 小さなフクロウが枝の上で眠っていた。
- 私はこれまでに野生のフクロウを見たことがありません。
- 家の近所ではフクロウが現れます。
- 家の周りではフクロウが見られます。
- フクロウは昼間寝ていて夜間活動する。
- フクロウは昼間は目が見えない。
- フクロウはとても賢いと考えられている。
- フクロウは、ゆっくり歩く。
- フクロウのつめにかかったネズミ.
- フクロウはホーホーと鳴く.
- フクロウの目は暗やみでも見通せる.
- フクロウは暗やみでも目が見える.
- フクロウが木立の中でかん高い声で鳴いているのが聞こえた.
- フクロウは頭をほとんど 360 度の全方向に回すことができる.
- フクロウが鳴いた.
- フクロウは夜行性である.
- フクロウの子
フクロウと同じ種類の言葉
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