デコイ【decoy】
【デコイ】(でこい)
Decoy
敵をおびき寄せ、あるいは欺くための囮。
もともとは狩猟に用いる、獲物をおびき寄せるための餌などを指す。
本物の餌は食べられてしまうため、鳥を模した木彫りの疑似餌が用いられるようになった。
転じて軍事分野では、敵の目標を誤らせるためのハリボテなどを指す。
戦車のハリボテには、赤外線誘導を欺くためヒーターを仕込まれたりすることもある。
MIRV(多弾頭式の弾道ミサイル)では、迎撃を困難にするため、本物の弾頭に混ぜてハリボテのニセ弾頭を放出する。
潜水艦や水上艦の場合はスクリュー音や気泡によって魚雷の注意を引いて、追跡中の敵魚雷から逃れるために使用される。
射出される艦に似た音紋を出して目標を誤認させるタイプ、大音量の雑音や大量の気泡によって魚雷の誘導を妨害して目つぶしをするタイプなどがある。
関連:曳航式デコイ 空中発射デコイ バルーンデコイ
デコイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/29 23:10 UTC 版)
デコイ、ディコイ(英: decoy)は、
- 狩猟で囮に使う鳥の模型。これが元来の意味である。現在ではインテリアとしても用いる。
- 囮(おとり)。誘惑物。おびきよせる(場所)。サクラ。
- デコイ (兵器)
- スポーツ(サッカー・アメリカン・フットボールなど)で、ディフェンダーを引きつけるために行う囮としての動き。
- デコイ (アルバム) - マイルス・デイヴィスの1984年のアルバム。
- プロ野球選手 大谷翔平が飼っている犬(コーイケルホンディエ)の名前「デコピン」の英語名ディコイ[1]。
語源
de kooi(オランダ語で「囲い」の意。Deは定冠詞。英語として定着したのは17世紀頃)
集団生活をする鳥が仲間の姿に惹かれて寄ってくる習性を利用し、池に囮として浮かべておき、それを仲間と認識して集まってくる鳥類を待ち伏せして狙うための鴨の模型。集まったところを、犬をけしかけて捕まえる囲いに誘導し、水鳥を無傷で手に入れた。こうして手に入れた鳥は傷を負っていないため、通常の猟で獲得したものより高額で取引された。
デコイの転用
- 希少種(国内で地域絶滅の危機に瀕する種含む)の繁殖促進:集団繁殖をする鳥類が、やはり仲間の姿を目標に集まることから、繁殖場所に模型を置いて集める効果を高める。あるいは、既成の繁殖地が何らかの理由で危険になったなどの理由で、繁殖地を人為的に移動させる為に置かれる例もある。
関連項目
脚注
- ^ “大谷翔平の愛犬は「デコピン」!米国では「発音が難しいので『Decoy(ディコイ)』と紹介」…即トレンド1位に”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2023年12月15日) 2024年1月2日閲覧。
デコイ(MGSPW、MGSV: TPP)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:59 UTC 版)
「メタルギアシリーズの装備一覧」の記事における「デコイ(MGSPW、MGSV: TPP)」の解説
ダミーとして敵兵士を欺くことが出来たり、ミサイルの囮に利用できる。ただのハリボテなので最初はすぐ壊されるが、開発を進めるにつれて強度が増すため、遮蔽物としても利用できる。『MGSPW』では兵士の姿をした簡易設置型のハリボテ。『MGSV: TPP』では兵士の姿をした簡易設置型の風船。MGSPWとは違い、投げて設置するようになった。能動的に音声を発して敵兵士に見つけられやすくするものや、破壊されたときに自動的に電撃を起こしデコイをデコイと気づいて壊した敵兵士を気絶するものも登場する。
※この「デコイ(MGSPW、MGSV: TPP)」の解説は、「メタルギアシリーズの装備一覧」の解説の一部です。
「デコイ(MGSPW、MGSV: TPP)」を含む「メタルギアシリーズの装備一覧」の記事については、「メタルギアシリーズの装備一覧」の概要を参照ください。
デコイと同じ種類の言葉
- デコイのページへのリンク