ツリアブとは? わかりやすく解説

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つり‐あぶ【××虻/釣×虻/長虻】

読み方:つりあぶ

双翅(そうし)目ツリアブ科昆虫総称飛びながら長い口吻(こうふん)を出して花の蜜を吸う。はねを速く動かして飛ぶようすが、糸でつるされているように見えるのでこの名がある幼虫は他の昆虫卵・幼虫寄生


長吻虻

読み方:ツリアブ(tsuriabu)

ハエ目ツリアブ科アブ総称


吊虻

読み方:ツリアブ(tsuriabu)

ツリアブ科昆虫総称


長吻虻

読み方:ツリアブ(tsuriabu)

ツリアブ科昆虫総称


ツリアブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 02:13 UTC 版)

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ツリアブ科 Bombyliidae
ビロウドツリアブ Bombylius major
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハエ目(双翅目) Diptera
亜目 : ハエ亜目(短角亜目) Brachycera
下目 : ムシヒキアブ下目 Asilomorpha
上科 : ムシヒキアブ上科 Asiloidea
: ツリアブ科 Bombyliidae
Westwood, 1838
英名
Bee fly
亜科

ツリアブ(吊虻、長吻虻[1])は、ハエ目(双翅目)・ツリアブ科(Bombyliidae)に属する昆虫の総称。広義のアブ直縫短角群)に含まれる。和名の由来は、ホバリングしながら空中に静止している様子が、吊下げられたように見えることから。

英語での名称は"Bee fly"(「ハチのような飛ぶ虫」)。

特徴

成虫は長い口吻でを吸う。幼虫は単独性のハナバチやカリバチの前蛹など他の昆虫に外部から寄生し、最終的に食い尽くしてしまう。

ファーブルはヨーロッパ産の種について飼育観察を行い、幼虫の餌を食べる様子、が自ら穴を掘って脱出することなどを記録し、ハチでは成虫がすべてお膳立てするのとは大違いであることに感心している(アブとは異なり、ハチは社会性昆虫であることに注意)。

日本産の主な種類

特にビロウドツリアブは早春に姿を現し、まだ花も昆虫も少ない季節に日向の花に訪れる姿が昆虫愛好家にはよく知られている。

  • トラツリアブ Anastoechus nitidulus (Fabricius, 1794)
  • スズキツリアブ Anastoechus suzukii Matsumura, 1916
  • コビロウドツリアブ Bombylius atriceps Loew, 1863
  • シバカワツリアブ Bombylius shibakawae Matsumura, 1916
  • ビロウドツリアブ Bombylius major Linnaeus, 1858
  • クロバネツリアブ Ligyra tantalus (Fabricius, 1794)
  • ニトベハラボソツリアブ Systropus nitobei Matsumura, 1916
  • スズキハラボソツリアブ Systropus suzukii Matsumura, 1916
  • スキバツリアブ Villa limbata (Coquillett, 1898)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ つりあぶ | 言葉 | 漢字ペディア”. www.kanjipedia.jp. 2021年4月14日閲覧。

参考文献

  • 木野田君公 『札幌の昆虫』 北海道大学出版会、2006年、ISBN 4-8329-1391-3

関連項目

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「ツリアブ」の例文・使い方・用例・文例

  • ツリアブ
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