ダブル‐トラック【double track】
ダブルトラック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/01 16:25 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。 |
ダブルトラック (英語: double track)
「2つの」を表す "double" と「道、軌道、軌跡」などを表す "track"[1] の複合語[2]。
"track" は、録音用磁気テープの「音帯」や、映画フィルムの動画以外の音声を録音する部分「録音帯」("sound track"、サウンドトラックの語源)から転じて、「楽曲」を指すようにもなった[1]。
- 鉄道
- 複線を参照。
- 公共交通
- 公共交通業界、特にバス業界や航空業界において、同一区間の路線に異なる会社(バス事業者や航空会社)2社が「競合して」運行すること。3社の場合は「トリプルトラック」となる。
- 競合路線となる場合を指し、バスの共同運行や航空の共同運航のように協力して運行する場合は、同一区間でも「ダブルトラック」とは呼ばない。
- 日本の高速バス業界においては、1980年代の国鉄分割民営化前後に国鉄バスと民営バス事業者の競争を契機に表面化した(中央高速バス#国鉄・JRバスとの対立)。その後は1980年代後半から1990年代にかけての高速バス路線開業ブームで増加。2000年代には規制緩和により高速乗合バスとツアーバスの間で、特に首都圏 - 京阪神など高需要の区間を中心に多発した。
- また日本の航空業界でも同様に、規制緩和により格安航空会社 (LCC) が多数出現し、日本航空 (JAL) ・全日本空輸 (ANA) の大手2社がほぼ独占してきた市場を塗り替えることとなった。
- 競合他社同士の競争原理が発揮されるため、運賃値下げや旅客サービス向上など、消費者にとっては選択肢が増え利便性向上につながる。一方で、総需要が少ない場合は共倒れとなる可能性もある。また競争激化による運行コスト削減により安全性が損なわれたり、乗務員などの労働環境悪化につながるという問題もある。
- 音楽
- 音楽業界における、レコーディングの際の重ね録り(オーバー・ダビング)手法の一つ。ダブルトラック (音楽)を参照。
脚注
「ダブルトラック」の例文・使い方・用例・文例
- ダブルトラックのページへのリンク