甲虫類
コウチュウ目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/11 15:25 UTC 版)
様々な群にこれが見られる。詳しくわかっていないものも多い。マメゾウムシ類は個体群生態学に於いてモデル生物として使われた経緯があり、詳しく調べられている。 ヨツモンマメゾウムシでは長翅型と短翅型があり、雄でははっきり色彩が異なる。長翅型は非常に活発で、容器の中で短翅型が底の豆にたかっているときも容器の壁の上の方に集まり、蓋を開けるとすぐに飛び出そうとする。 この種の長翅型の出現も個体群密度に依存している。豆あたりの幼虫の個体数が一頭の場合はすべて短翅型になるが、豆あたり個体数を増やすことで長翅型が出現する。その出現率は密度に依存するが、多くしても30%を超えることはなかった。また、温度の影響も大きく、30℃で多数の長翅型が出る密度であっても、20℃では全く出現しなかった。内田はこれを個体群密度の増加により周辺温度が上昇することと結びつけている。
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