ガリウム‐ひそ【ガリウム×砒素】
ガリウム砒素
別名:ガリウムヒ素,ヒ化ガリウム
【英】GaAs, Gallium Arsenide
ガリウム砒素とは、ガリウム(Ga)と砒素(As)の元素からなる化合物である。半導体の材料となる物質として知られている。
ガリウム砒素を材料に用いた半導体素子は、従来もっぱら半導体材料に用いられてきたシリコンに比べて、強度が低く、高価であるといった難点があるが、電子移動度が高いため動作が高速化が可能で、また消費電力も低いという長所がある。
やがて、研究・技術の進歩によってガリウム砒素の低価格化、量産化が実現されると、携帯電話をはじめとしたモバイル機器などにおいて、ガリウムヒ素を材料とした半導体が多く搭載されるようになってきている。
ヒ化ガリウム
(ガリウム・ヒ素 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/03 02:45 UTC 版)
ヒ化ガリウム(ヒかガリウム、英: gallium arsenide)はガリウムのヒ化物であり、組成式はGaAsである。化合物半導体であるため、その性質を利用して半導体素子の材料として多用されている。半導体分野ではガリウムヒ素(ガリウム砒素)や、さらにはそれを短縮したガリヒ素という呼称で呼ばれることも多い。
- ^ P. Patnaik (2003). Handbook of Inorganic Chemicals. McGraw-Hill. p. 310. ISBN 0070494398
- ^ “Handbook on Semiconductor Properties”. p. 28. 2010年4月20日閲覧。
- 1 ヒ化ガリウムとは
- 2 ヒ化ガリウムの概要
- 3 用途
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