カムイシュ島とは? わかりやすく解説

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カムイシュ島

読み方:カムイシュトウ(kamuishutou)

摩周湖無人島

所在 北海道川上郡弟子屈町

別名岩島(カムイシュトウ)

位置・形状 摩周湖中央部溶岩円頂丘

島嶼名辞典では1991年10月時点の情報を掲載しています。

カムイシュ島(中島)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 09:50 UTC 版)

摩周湖」の記事における「カムイシュ島(中島)」の解説

カルデラ状の火山である摩周湖のほぼ中央部には、カムイシュ島(中島)と呼ばれる小島がある。カムイシュ島は比高210メートル越えデイサイト質の溶岩ドーム頂上部分が湖面上に現れたもので、丸く崖に囲まれ形状をしている。1960年調査によれば腐葉土浅く5センチメートルから10センチメートルであったトドマツダケカンバエゾムラサキツツジコケモモ主な植生で、ササ類、シダ類極めて少ない。 「カムイシュ」とはアイヌ語カムイ(神、または神のような崇高な霊的存在)+シュ老婆)の意といわれ、その名はアイヌ口承文学であるユーカラによりアイヌ名づけたものであるその伝説は、一般に言われるものは次のようなものである宗谷コタンアイヌ集落同士イヨマンテ熊祭)の夜に争い一方コタン敗れほとんどが殺されてしまう。敗れたコタン老婆とその孫は命からがら逃げるが、逃げ道中で孫がはぐれてしまう。老婆は孫を探しながらさまようが見つからず、カムイトー(摩周湖付近までたどり着く老婆カムイヌプリ摩周岳)に一夜休息請い許される。が、悲嘆にくれ疲労困憊した老婆はそこから動け来る日も来る日もそこで孫を待ち続け、とうとうカムイシュ島になってしまった。いまでも、摩周湖誰かが近付くと老婆は孫が現れたかと喜びうれし涙を流す。この涙がでありであり吹雪のであるアイヌ考え方では、自然にはすべてカムイ宿るとされている。現在、摩周湖訪問する観光バス案内摩周湖に関するパンフレットなどには、上記のような伝承紹介されている。なおアイヌのユーカラ口承文学あり、かアイヌは文字持たないため、この伝はいずれ古文書ではなく口伝よるものである。

※この「カムイシュ島(中島)」の解説は、「摩周湖」の解説の一部です。
「カムイシュ島(中島)」を含む「摩周湖」の記事については、「摩周湖」の概要を参照ください。

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