オー‐ディー‐エフ【ODF】
ODF
読み方:オーディーエフ
別名:オープンドキュメント
ODFとは、XML関連技術の標準化団体であるOASISによって策定された、オフィスソフトで作成したデータを保存するためのファイル形式のことである。
ODFはXMLをベースとしており、ワープロソフトで作成された文書や表計算ソフトで作成されたワークシートなど、オフィスソフトで用いられるファイル形式全般に対応している。リッチテキストフォーマットの文書や関数計算の含まれる表データなども扱うことができる。
ODFは、もともとはオープンソースのオフィスソフトのOpenOffice.orgが採用してきたファイル形式を拡張したもので、2005年5月にOASIS標準となり、2006年5月には国際標準化機構(ISO)によって国際標準仕様として認定された。オフィスソフトの多くがODFをサポートしており、欧米では公的機関などがODFを推奨する動きも見せている。
オフィスソフトの代表的存在であるMicrosoft Officeを販売しているMicrosoft社は、XMLをベースとする独自のファイル形式「Microsoft Office Open XML Format」を開発し、次期オフィスソフトに採用すると発表しているが、Microsoft Office Open XML FormatをODFに変換する「Open XML Translator」と呼ばれるプロジェクトを立ち上げ、互換性を保つことも発表している。
参照リンク
OASIS Open Document Format for Office Applications - (英文)
- オーディーエフのページへのリンク