ウイルス病
モザイク病。バイラス病。壊疽病。花の斑入り病。 Virus
「ウイルスはパフィオに感染しない」と言われた時代もあるが、明らかな誤認であり、パフィオにもウイルスは感染する。
〔症状〕
①葉の症状=葉色にモザイク状の濃淡ができる。葉がでこぼこして萎縮する。
②花の症状=花に筋模様が入る。花がケロイド状になる。奇形花になる。花に黒褐色の染みが現れる。
〔特徴〕
①植物には抗体反応などの自然治癒力はなく、また、現在のところ、有効な治療方法(抗ウイルス剤)は開発されておらず、感染すると完治の見込みは全くない不治の病である。
②ランに感染するウイルスには約30種類ある。シンビジウムモザイクウイルス(CyMV),オドントグロッサムリングスポットウイルス(ORSV),キュウリモザイクウイルス(CMV),デンドロビウムモザイクウイルス(DeMV)など。
③病状を呈していなくても、株全体に広く蔓延するので、株分け・高芽取りなどの栄養繁殖を行うと罹患株を増やす結果になる。
④株の部位によってウイルスの濃度に差があり、特に生長点付近でウイルス濃度が低い。種子(胚)にウイルスは存在しない。メリクロン株はウイルスに冒されていない可能性が高い。また、実生で得られる苗はウイルスに冒されていない。
⑤株の汁液によって感染する。葉が触れ合い、傷口に汁液がつくとウイルスが感染する。
⑥アブラムシ・スリップス(アザミウマ)などが感染媒体になるといわれる。
⑦灌水時に、ウイルスに罹患した株の鉢底から流出する水によって、その水がかかった株に感染する。
〔対策と対処〕
(1)植え替えなどに使うハサミ・ナイフ・ピンセットなどは株の汁液が付くので、次のどちらかの方法で消毒する。
①ガスバーナーなどの高温(1400℃程度)の炎で器具を数秒間焼いて消毒する。
②器具を第三リン酸ナトリウム飽和溶液に10分以上浸す。
(2)手指を石鹸で消毒する。
(3)感染媒体といわれるアブラムシ・スリップス(アザミウマ)などの害虫を防除する。
(4)ラン科以外の植物(ナス科・アカザ科・マメ科など)からも感染するので注意が必要だ。
(5)灌水時に鉢底から流出する水が他の株にかからないようにする。
(6)鉢やコンポスト(植え込み材料)の再使用はしない。
(7)感染が疑わしい株は隔離栽培するか焼却処分する。
「ウイルスはパフィオに感染しない」と言われた時代もあるが、明らかな誤認であり、パフィオにもウイルスは感染する。
〔症状〕
①葉の症状=葉色にモザイク状の濃淡ができる。葉がでこぼこして萎縮する。
②花の症状=花に筋模様が入る。花がケロイド状になる。奇形花になる。花に黒褐色の染みが現れる。
〔特徴〕
①植物には抗体反応などの自然治癒力はなく、また、現在のところ、有効な治療方法(抗ウイルス剤)は開発されておらず、感染すると完治の見込みは全くない不治の病である。
②ランに感染するウイルスには約30種類ある。シンビジウムモザイクウイルス(CyMV),オドントグロッサムリングスポットウイルス(ORSV),キュウリモザイクウイルス(CMV),デンドロビウムモザイクウイルス(DeMV)など。
③病状を呈していなくても、株全体に広く蔓延するので、株分け・高芽取りなどの栄養繁殖を行うと罹患株を増やす結果になる。
④株の部位によってウイルスの濃度に差があり、特に生長点付近でウイルス濃度が低い。種子(胚)にウイルスは存在しない。メリクロン株はウイルスに冒されていない可能性が高い。また、実生で得られる苗はウイルスに冒されていない。
⑤株の汁液によって感染する。葉が触れ合い、傷口に汁液がつくとウイルスが感染する。
⑥アブラムシ・スリップス(アザミウマ)などが感染媒体になるといわれる。
⑦灌水時に、ウイルスに罹患した株の鉢底から流出する水によって、その水がかかった株に感染する。
〔対策と対処〕
(1)植え替えなどに使うハサミ・ナイフ・ピンセットなどは株の汁液が付くので、次のどちらかの方法で消毒する。
①ガスバーナーなどの高温(1400℃程度)の炎で器具を数秒間焼いて消毒する。
②器具を第三リン酸ナトリウム飽和溶液に10分以上浸す。
(2)手指を石鹸で消毒する。
(3)感染媒体といわれるアブラムシ・スリップス(アザミウマ)などの害虫を防除する。
(4)ラン科以外の植物(ナス科・アカザ科・マメ科など)からも感染するので注意が必要だ。
(5)灌水時に鉢底から流出する水が他の株にかからないようにする。
(6)鉢やコンポスト(植え込み材料)の再使用はしない。
(7)感染が疑わしい株は隔離栽培するか焼却処分する。
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