らぬき‐ことば【ら抜き言葉】
ら抜き言葉
ら抜き言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 09:28 UTC 版)
ウィキバーシティにら抜き言葉に関する学習教材があります。 「見る」のような上一段活用動詞、「食べる」のような下一段活用動詞のほか、「来る」の活用の種類であるカ変動詞の可能表現としてそれぞれ「見れる」「食べれる」「来れる」とするものは、「ら」を含んでいないということから「ら抜き言葉」と呼ばれ、規範的な立場からは誤用とされる。ただし、中国・四国地方や東海地方では古い時期から常用されていた。また、五段動詞の可能表現では、江戸時代初期にはすでに「読まれる」→「読める」のような変化が起こっている。「見られる」が「見れる」に変化することで尊敬や受身の形との曖昧性がなくなることから、この形を合理的なものと見る見解もある。 また、一部の方言(関東や新潟の方言など)では「見られる」「食べられる」「来られる」は、未然形(「ない」が語尾に着くとき)が「見らんない」「食べらんない」「来らんない」と「れ」が「ん」に変化することがあり、国語文法を習う際に「れ」に置き換えると教育を受けるので、「ら抜き」言葉に強い違和感を持つ地域もある。さらには「着らんない」(着られない)など現在は「着れない」がほぼ常用になっているら抜き言葉などが新潟弁として残っている。
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