アストンマーティンが「ヴァンテージ ロードスター」のマイナーチェンジモデルを発表

2025.01.15 自動車ニュース webCG 編集部
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アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター拡大

英アストンマーティンは2025年1月15日、2シーターオープンカー「ヴァンテージ ロードスター」のマイナーチェンジモデルを発表した。

先に登場した「ヴァンテージ」のマイナーチェンジモデルと同様に、従来型比で155PS/115N・m増しとなる最高出力665PS、最大トルク800N・mを発生する4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。
先に登場した「ヴァンテージ」のマイナーチェンジモデルと同様に、従来型比で155PS/115N・m増しとなる最高出力665PS、最大トルク800N・mを発生する4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。拡大
最新型の「ヴァンテージ ロードスター」(写真手前)と「ヴァンテージ」(同奥)。
最新型の「ヴァンテージ ロードスター」(写真手前)と「ヴァンテージ」(同奥)。拡大
Zパターンで開閉する電動のファブリック製ルーフは、6.8秒でオープン/クローズの動作が完了。
Zパターンで開閉する電動のファブリック製ルーフは、6.8秒でオープン/クローズの動作が完了。拡大
電動ファブリックルーフは「ブラック」「レッド」「ブルー」「ブラック&シルバー」の4種類からカラーを選択できる。
電動ファブリックルーフは「ブラック」「レッド」「ブルー」「ブラック&シルバー」の4種類からカラーを選択できる。拡大
インテリアデザインは最新の「ヴァンテージ」に準じたもの。水平基調のインストゥルメントパネルデザインが特徴だ。
インテリアデザインは最新の「ヴァンテージ」に準じたもの。水平基調のインストゥルメントパネルデザインが特徴だ。拡大
ロールオーバー構造は可能な限りの強度と軽量化の両立を目指し、入念に最適化されている。
ロールオーバー構造は可能な限りの強度と軽量化の両立を目指し、入念に最適化されている。拡大
ドライブモードの切り替えスイッチと一体化したエンジンのスタート/ストップスイッチ、押しボタン式からレバー式に改められたシフトセレクターを採用。
ドライブモードの切り替えスイッチと一体化したエンジンのスタート/ストップスイッチ、押しボタン式からレバー式に改められたシフトセレクターを採用。拡大
センターコンソールの前方に、10.25インチのタッチ式カラーディスプレイが組み込まれている。
センターコンソールの前方に、10.25インチのタッチ式カラーディスプレイが組み込まれている。拡大

アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスターは、2シータークーペ「ヴァンテージ」のオープントップ版。先に登場したヴァンテージのマイナーチェンジモデルと同様に、従来型比で155PS/115N・m増しとなる最高出力665PS、最大トルク800N・mの4リッターV8ツインターボエンジンを搭載する。

開口面積が拡大されたフロントグリルや大きくなったヘッドランプ、拡幅されたリアフェンダーなど、エクステリアデザインにおける特徴は最新のヴァンテージに準じたもの。アストンマーティンは「ヴァンテージの衝撃的なまでの力強さと美しさをヴァンテージ ロードスターもそのまま引き継いだ」と紹介している。

Zパターンで開閉する電動のファブリック製ルーフは、6.8秒でオープン/クローズの動作が完了。走行中でも50km/hまでであれば、開閉システムを作動させることが可能だ。クーペに対する重量増は60kgに抑えられている。

ロールオーバー構造も可能な限りの強度と軽量化の両立を目指し、入念に最適化されているという。アルミニウム製ロールオーバープロテクションシステム(ROPS)は、「Castrusion(キャストルージョン)」と呼ばれるプロセスで成形。鋳造と押し出し成形の双方から最適な要素を組み合わせる方法で、頑丈で軽量かつシンプルなパッケージングを実現するシステムとなる。

剛性が高く軽量なアルミニウム構造のシャシーや複合素材のボディーパネル、8段ATとリアデフを一体化したトランスアクスル方式などの採用により、フロントとリアの重量配分は49:51を実現。オープン化に伴う質量と重量配分の変化を考慮して、リアダンパーに関するソフトウエアの再調整やリアマウントのギアボックス取り付け位置の再考も行われている。こうした変更はささいなものだが、アストンマーティンのエンジニアたちがヴァンテージのハンドリング性能を完全にヴァンテージ ロードスターに引き継ぐために腐心した結果であるとアストンマーティンは説明する。

インテリアデザインや装備は最新のヴァンテージに準じたもので、アップデートされたインフォテインメントシステムを搭載。シングルフィンガーまたはマルチフィンガーでのジェスチャーコントロールが可能な10.25インチピュアブラックタッチスクリーンテクノロジーの採用や、ドライブモードの切り替えスイッチと一体化したエンジンのスタート/ストップスイッチ、押しボタン式からレバー式に改められたシフトセレクターなどが目を引く。

外板色では「イリデッセントサファイア」「サテンイリデッセントサファイア」「ブロンズフレア」と呼ばれる3種類の新色を追加設定。ルーフは「ブラック」「レッド」「ブルー」「ブラック&シルバー」の4種類から、ブレーキキャリパーは7色から選択できる。21インチホイールは4種類のデザインをラインナップしている。

パフォーマンスについては、0-97km/h(60mph)加速が3.5秒、最高速が323km/hと発表されている。

ヴァンテージ ロードスターの納車は2025年下半期に開始される予定。

(webCG)

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