病院支援事業
外国人技能実習生・介護分野 全日本病院協会の取組み
目的
当協会がこれまで実施してきた国際協力・国際貢献の目的を達成するため、外国人技能実習制度を活用し、外国人技能実習生へ我が国の医療・介護技能等の移転を図り、発展途上国の医療レベル向上を担う人材育成を行う。
受入事業の概要① =来日前=
受入事業の概要② =来日=
受入事業の概要③ =来日後=
受入事業の概要④ =対象者、数、期間等=
- ベトナムの医療系大学看護学科、看護短期大学(いずれも3年生)の卒業者
ミャンマーの大学卒業者 - 日本語のレベルは、N3相当
※日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる程度
※これまで他職種の技能実習生の日本語レベルはN5、良くてN4 - 孤立化や精神的なストレスを考慮し、原則2名以上で受入れ
- 主に20歳から30歳くらいで実習を行うのに、不足の無い健康状態のもの。
- 受入期間3年、諸条件クリアで5年(優良認定)
- 給料は、日本人と同等以上 ※最低でも日本人と同じという意味
※毎月の手取り額は、14万円以上(手取り額とは、貯金など自由に使えるお金のこと) - 法定福利費、寮費などは日本人と同様に負担
ベトナムとはどういう国?
歴史を振り返る -日本とベトナムのつながり-
明治38年、ベトナム独立運動の指導者「ファンボイチャウ」は、日本にベトナムの窮状を訴え、援助を求めて来日しました。
しかし、日本政府は援助することなく、フランス政府の要請を受けてベトナム人留学生への圧力を強めました。
困り果てたファンボイチャウは、現在の静岡県袋井市梅山出身の医師で神奈川県で大きな病院を開業していた浅羽 佐喜太郎に援助を求め、佐喜太郎は大金を与えて励ましました。
佐喜太郎は、ファンボイチャウが日本を去った翌年に43歳の若さで病死しました。その死を知ったファンボイチャウは、感謝の気持ちを表すために、佐喜太郎の菩提寺に記念碑を建てました。
ベトナムと日本を結ぶ義侠の精神は、今も語り継がれています。
全日病SCHEMEの評価
《 強 味 》
実習生のレベルが高い
*3,4年制看護学校修了者
*早期に戦力(基礎知識+)
*N3の語学力(技能実習2号可)
*N2取得で介護福祉士受験可
*EPAの民活版、将来指導者
(人間関係構築で好循環?)
《 弱 味 》
対象人員の不足?
*VN看護師:8割が2年制(対象2割)
*VN国内の就職事情の好転
*VNの高齢化の伸展⇒人員不足
(2~30年は持たない?)
*NURSEがHOLYの仕事?
(理解・納得が得られるか?)
今後の展望
《 需 要 》
要介護人口、介護人員需要⇒漸減
(不足数割合不変、絶対数漸減)
2025年以降20~30年間は
激減は無い? ⇐ 団塊ジュニア
その後は需要減少?
人生100年時代 ⇔ 健康寿命
《 供 給 》
介護人員供給⇒漸減傾向
高齢化スピード ⇧、他業種の需要 ⇧
ベトナム自体の介護市場 ⇒ 拡大
40年間供給可能⇒20年が限度?
他の供給国を模索
ミャンマー等からの介護士を想定
「介護」:社会のコンセンサスの変化次第⇒未確定
問い合わせ先
お問い合わせは全日本病院協会 国際人材交流課までお願いします。
公益社団法人 全日本病院協会 国際人材交流課
TEL:03-5283-7442 FAX:03-5283-7447
E-mail:[email protected]