« [P2P]DHTの時間的考慮 | トップページ | [P2P]P2Pプロキシでなにか面白いことができるか? »

2005.03.05

[P2P]ソーシャルブックマーク+WEBブラウザ+P2Pで何ができる?

最近ソーシャルブックマークの話題が活発である。私も先日のBlogでDHTによるソーシャルブックマーク(というかタギング)の構築について書いたところだ。
分散ハッシュ(DHT)によるソーシャルタギングの考察
ソーシャルタギングとBlogの組み合わせ(関連記事)

ところで、ソーシャルブックマークをWEBブラウザに搭載させることを考えている人がいるようだ。これにRSSリーダを搭載させてソーシャルブックマークと関連付ければかなり強力な情報収集の手段となりうる。
(ところで、ソーシャルブックマークも足跡みたいなものがあればイイと思いませんか?Mixiの足跡も結構気になるので、人と人との繋がりを生み出すのには良いのでは、と思います。)

WEBブラウザは多くの人が使っているのだから、DHTのようなP2Pミドルウェアを組み込むと、P2Pインフラとして巨大なシステムができいる。先ほど言った、ソーシャルブックマークはもちろんDHTで実現できる。それだけでなく、コレだけ多くの人が参加できるとP2PストレージやGrid的なアプローチも面白くなるはずだ。

RSSリーダもDHTを使って共有できることになる。(これはP2Pである必要はないが。)例えばあるカテゴリのRSSリーダについてはAさん、他のカテゴリーはBさんのを使う、なんてこともできる。

WEBブラウザがP2P的なアプローチを取ると一番便利なのは恐らくP2Pプロキシのことだろう。ユーザ自身がプロキシになるから、誰からアクセスしたか全く分からない事が可能だ。ユーザはカスタマイズが可能で、あるURLに対してはP2Pプロキシ、他は通常の接続にするなどが可能である。

他で面白いとすれば、ユーザの履歴をデータマイニングすることもできる。データマイニング自体はサーバでも可能だが、多くの計算の必要があるので、Grid的なアプローチを取るといいだろう。もっともユーザ履歴をどこまで使うかは問題があるが、例えばこのP2Pソフト作成者への利益報酬の一つの形になるかもしれない。

WEBブラウザはユーザが必ず入れているものだから、これにP2Pミドルウェアが入れば、劇的にインターネットの世界が変わるかもしれない。今はサーバでできることを単にP2Pに落とし込む程度のものしか考えていないが、もっと面白い世界がきっと生まれるだろう。

話に筋が通っていませんがちょっとしたメモでした。

|

« [P2P]DHTの時間的考慮 | トップページ | [P2P]P2Pプロキシでなにか面白いことができるか? »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

P2Pで実現できる(かもしれない)新しい事を考えると、わくわくしますね~!

投稿: NIES | 2005.03.07 02:22

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [P2P]ソーシャルブックマーク+WEBブラウザ+P2Pで何ができる?:

» p2pを用いた分散共有キャッシュでWaybackMachine完全版みたいなのはありえませんかね [世界開放系]
Tomo氏の『ソーシャルブックマーク+WEBブラウザ+P2Pで何ができる?』を見て 黙ってたら自分のこんな思いつき誰にでも思いつけて先に言われちまうんじゃねーか... [続きを読む]

受信: 2005.03.05 04:09

« [P2P]DHTの時間的考慮 | トップページ | [P2P]P2Pプロキシでなにか面白いことができるか? »