[P2P]ソーシャルブックマーク+WEBブラウザ+P2Pで何ができる?
最近ソーシャルブックマークの話題が活発である。私も先日のBlogでDHTによるソーシャルブックマーク(というかタギング)の構築について書いたところだ。
分散ハッシュ(DHT)によるソーシャルタギングの考察
ソーシャルタギングとBlogの組み合わせ(関連記事)
ところで、ソーシャルブックマークをWEBブラウザに搭載させることを考えている人がいるようだ。これにRSSリーダを搭載させてソーシャルブックマークと関連付ければかなり強力な情報収集の手段となりうる。
(ところで、ソーシャルブックマークも足跡みたいなものがあればイイと思いませんか?Mixiの足跡も結構気になるので、人と人との繋がりを生み出すのには良いのでは、と思います。)
WEBブラウザは多くの人が使っているのだから、DHTのようなP2Pミドルウェアを組み込むと、P2Pインフラとして巨大なシステムができいる。先ほど言った、ソーシャルブックマークはもちろんDHTで実現できる。それだけでなく、コレだけ多くの人が参加できるとP2PストレージやGrid的なアプローチも面白くなるはずだ。
RSSリーダもDHTを使って共有できることになる。(これはP2Pである必要はないが。)例えばあるカテゴリのRSSリーダについてはAさん、他のカテゴリーはBさんのを使う、なんてこともできる。
WEBブラウザがP2P的なアプローチを取ると一番便利なのは恐らくP2Pプロキシのことだろう。ユーザ自身がプロキシになるから、誰からアクセスしたか全く分からない事が可能だ。ユーザはカスタマイズが可能で、あるURLに対してはP2Pプロキシ、他は通常の接続にするなどが可能である。
他で面白いとすれば、ユーザの履歴をデータマイニングすることもできる。データマイニング自体はサーバでも可能だが、多くの計算の必要があるので、Grid的なアプローチを取るといいだろう。もっともユーザ履歴をどこまで使うかは問題があるが、例えばこのP2Pソフト作成者への利益報酬の一つの形になるかもしれない。
WEBブラウザはユーザが必ず入れているものだから、これにP2Pミドルウェアが入れば、劇的にインターネットの世界が変わるかもしれない。今はサーバでできることを単にP2Pに落とし込む程度のものしか考えていないが、もっと面白い世界がきっと生まれるだろう。
話に筋が通っていませんがちょっとしたメモでした。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- iPhoneのスクリーンショットを自動的にメールに投稿するテクニック[IFTTT](2014.11.23)
- WebRTC研究会開催のお知らせ(2014年12月開催予定)(2014.08.24)
- 「Gunosyオフィスツアー」を振り返る〜世界一のニュースアプリを目指すために(2014.06.01)
- Gunosyオフィスツアーの参加者募集を開始しました!(5月9日[金]開催)(2014.04.29)
- 第4回Twitter研究会(5/18[土])の講演スケジュール(2013.05.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
P2Pで実現できる(かもしれない)新しい事を考えると、わくわくしますね~!
投稿: NIES | 2005.03.07 02:22