2010-11-18(Thu)
神のみぞ知るセカイ #07 Shining Star
姿を消したかのんを探せ!
中川かのん編、完結です。
雪降る日の回想はシトロン時代のお話、大きななるりんホールを前にした三人は夢を語り…この当時は「自信の無さ」を表に出せていたのだなあ。寄りかかる相手がいるのは幸せなことで、シトロンが解散してソロとなった今は「弱さ」を一人で抱えるしかなく、それに加え学生時代のトラウマをも背負った彼女が押し潰されてしまうのもわかるような。センターで自信満々のらいむと前向きなゆりが消え、消極的だったかのんだけ残ってしまったのは皮肉なものです。
「今日失敗したら終わりだね」
開場を前に盛り上がるなるりん前。ここで予想どおり「D.S.」の演出により前回セーニョマークが現れた楽屋へ時間が戻りました。本番前のメイクにてメイクさんが席を外した僅かな時間に交わされる「昔のかのん」との会話、鏡に映った自分自身が語る深層はリアルの彼女を追い詰めます。一万人もの人を楽しませられるわけがない、本番直前に自信を失いステルス化したかのんは姿を消してしまった。
シトロンのポスターを剥がすスタッフ、それを見つめる昔のかのん。後に回想として映りますがおそらくシトロン解散の理由は「コンサートでの失敗」なのでしょう。失敗したらみんな離れて行ってしまう、また自分が消えてしまう。
失踪したかのんを探すべくオタメガ&エルシィは奔走します。ギャルゲーマーの名にかけて意気立つオタメガでしたが「透明人間捜し」に特に策は無く、「選択肢総当たり」すなわち手当たり次第に探すという力技…最初っから駆け魂センサーを使えば早かったのに。先に言え!(笑
二手に分かれての捜索中にかのん親衛隊と再会のエルシィ。「Citron」と書かれたタオルをかけた老紳士はかなり年季の入ったかのんファンのようですね。ここでチラッと映るシトロン時代のDVD、アバンのアカペラでも流れたこの曲をラストシーンへ繋げる演出は王道だけれど綺麗な作りでした。
「無理に決まってる。ゆりやらいむちゃんと一緒でもダメだったのに…」
半透明で彷徨うかのんの回想にて現れたシトロン時代の「失敗」。たくさんのファンを前に立ち尽くす三人、ホールいっぱいに集まったファンもこの「失敗」で離れてしまったようで、なるほどこんな経験をしていれば過剰に失敗を恐れるのも無理はありません。
駆け魂センサーの反応から照明がパッパと点くと半透明かのんを発見。控え室で消えた時は「消えかかった照明」を使った演出が効いていましたがここの照明演出も面白かったです。さすがゲーノー人は照明が命?(違
縋りつくかのんを突き放すオタメガ。病んだ目で迫るかのんの表情は追い詰められ感ありありで良し、さらにキス直前でストップをかけるオタメガの冷めた表情も良かった。ここでキスして駆け魂お出ましかと思ったけれどオタメガのゴールはもう一歩先にあったようで、かのんを真の意味で救いに入ります。
「君は、君自身の力で輝ける」
人の言葉に頼らなくとも、つまり他人に光らせてもらわなくとも彼女自身が光を放つことができる。コンサート開演を待つファンの大きな声援は彼女が「Shining Star」であることの証でした。数々の辛い思いがそれを気付かせなかったけれど、光に集まったファンたちの声がかのんを目覚めさせたのです。なるりんホールの屋根に輝く星を絡めた見せ方はなかなか感動的、いつしか降ってきた雪の中でのキスシーンも良かった。雪降る中でキャミ+ミニスカは寒そうだけど(笑
そしてかのんはなるりんホールへ。楽屋前に飾られた花にらいむ&ゆりの名前を見つけて感動のかのん…シトロンは解散してしまったけれど決して「一人」ではなかったのです。思えば「Citron」のタオルをかけた老紳士は「みんな離れてしまった」ことの否定であり、かのんは一人で思い悩んでいたけれど見守る人はきちんと存在していたのですね。
「なるりん制圧!」
というわけでCD販促コンサートの開幕(笑。星型ゴンドラで降り立つ様子は奈々さん並みのステージ演出ですね。ひらひらドレスでバラードを1曲、曲が終わってドレスから早変わりで軽快な衣装へチェンジして1曲。ここで第5話冒頭へ繋がりました。なるほど。そういや歌いながらオタメガとの日々を思い出していたけれど記憶のアレコレはどうなっているのだろう?
今回のステージは動きがやや控えめ?というか前回が動かしすぎた?(笑。アニメ的なぬるぬる動画ではなくリアルなライブ感を再現したステージ描写、大盛り上がりの客席と一体になったコンサートシーンはアイドルらしさ抜群、時折入るカメラ目線のポーズもかわいかったです。ステージに輝く星は彼女の象徴、キラキラのステージでファンの声援に応え、歌い、踊るかのんは後の星に負けないほど輝いていましたね。
終演後客が退けたステージに向かいシトロンの曲を一節のかのん。今の自分があるのはシトロンのおかげ、集まってくれたファンのおかげ。その感謝を込め、また「もう一人でも大丈夫」と決意を感じるラストシーンは綺麗な締めでした。
と綺麗に締めてみたものの、正直言って少々冗長だった感は拭えません。かのん編の内容ならば2話で収まったような。かのんの心理を丁寧に描いたと言えば聞こえがいいけれど3話の尺は内容的に長すぎてテンポが悪くなっていたと思います。尺に余裕がある割にシトロンの話が中途半端でもったいなかったとも思う。今回のアバンからしてもっと本筋に絡んでくると思ったのに。
こんだけ販促しといて肝心のキャラソンCDは12/15発売、さらにアルバムは来年3/3発売というタイミングの悪さ。本気で売る気なら今日から売らないと。その点ハルヒの学祭ライブは上手かったよね。あのタイミングで出されたら買うしかないもの(笑。もちろん曲自体の魅力云々もありますが、かのんの曲を今日買えるのなら多分買ってしまっただろうなあ。これが一ヶ月後では購買意欲はほとんどゼロ、さらに来年3月ではかのんの存在自体を忘れてしまいそう。
さて残り5話(?)で何人攻略するのかな。OPに出てくるヒロイン候補(?)は残り1人みたいだけれどまさか5話も使わないだろうし…隠しキャラがお出ましになるのでしょうか。
エンドカードは西E田氏。こんな(ってのも失礼か)絵柄だっけ? はみ出たムネの質感は確かに西E田氏っぽいけれど(笑
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中川かのん編、完結です。
雪降る日の回想はシトロン時代のお話、大きななるりんホールを前にした三人は夢を語り…この当時は「自信の無さ」を表に出せていたのだなあ。寄りかかる相手がいるのは幸せなことで、シトロンが解散してソロとなった今は「弱さ」を一人で抱えるしかなく、それに加え学生時代のトラウマをも背負った彼女が押し潰されてしまうのもわかるような。センターで自信満々のらいむと前向きなゆりが消え、消極的だったかのんだけ残ってしまったのは皮肉なものです。
「今日失敗したら終わりだね」
開場を前に盛り上がるなるりん前。ここで予想どおり「D.S.」の演出により前回セーニョマークが現れた楽屋へ時間が戻りました。本番前のメイクにてメイクさんが席を外した僅かな時間に交わされる「昔のかのん」との会話、鏡に映った自分自身が語る深層はリアルの彼女を追い詰めます。一万人もの人を楽しませられるわけがない、本番直前に自信を失いステルス化したかのんは姿を消してしまった。
シトロンのポスターを剥がすスタッフ、それを見つめる昔のかのん。後に回想として映りますがおそらくシトロン解散の理由は「コンサートでの失敗」なのでしょう。失敗したらみんな離れて行ってしまう、また自分が消えてしまう。
失踪したかのんを探すべくオタメガ&エルシィは奔走します。ギャルゲーマーの名にかけて意気立つオタメガでしたが「透明人間捜し」に特に策は無く、「選択肢総当たり」すなわち手当たり次第に探すという力技…最初っから駆け魂センサーを使えば早かったのに。先に言え!(笑
二手に分かれての捜索中にかのん親衛隊と再会のエルシィ。「Citron」と書かれたタオルをかけた老紳士はかなり年季の入ったかのんファンのようですね。ここでチラッと映るシトロン時代のDVD、アバンのアカペラでも流れたこの曲をラストシーンへ繋げる演出は王道だけれど綺麗な作りでした。
「無理に決まってる。ゆりやらいむちゃんと一緒でもダメだったのに…」
半透明で彷徨うかのんの回想にて現れたシトロン時代の「失敗」。たくさんのファンを前に立ち尽くす三人、ホールいっぱいに集まったファンもこの「失敗」で離れてしまったようで、なるほどこんな経験をしていれば過剰に失敗を恐れるのも無理はありません。
駆け魂センサーの反応から照明がパッパと点くと半透明かのんを発見。控え室で消えた時は「消えかかった照明」を使った演出が効いていましたがここの照明演出も面白かったです。さすがゲーノー人は照明が命?(違
縋りつくかのんを突き放すオタメガ。病んだ目で迫るかのんの表情は追い詰められ感ありありで良し、さらにキス直前でストップをかけるオタメガの冷めた表情も良かった。ここでキスして駆け魂お出ましかと思ったけれどオタメガのゴールはもう一歩先にあったようで、かのんを真の意味で救いに入ります。
「君は、君自身の力で輝ける」
人の言葉に頼らなくとも、つまり他人に光らせてもらわなくとも彼女自身が光を放つことができる。コンサート開演を待つファンの大きな声援は彼女が「Shining Star」であることの証でした。数々の辛い思いがそれを気付かせなかったけれど、光に集まったファンたちの声がかのんを目覚めさせたのです。なるりんホールの屋根に輝く星を絡めた見せ方はなかなか感動的、いつしか降ってきた雪の中でのキスシーンも良かった。雪降る中でキャミ+ミニスカは寒そうだけど(笑
そしてかのんはなるりんホールへ。楽屋前に飾られた花にらいむ&ゆりの名前を見つけて感動のかのん…シトロンは解散してしまったけれど決して「一人」ではなかったのです。思えば「Citron」のタオルをかけた老紳士は「みんな離れてしまった」ことの否定であり、かのんは一人で思い悩んでいたけれど見守る人はきちんと存在していたのですね。
「なるりん制圧!」
というわけでCD販促コンサートの開幕(笑。星型ゴンドラで降り立つ様子は奈々さん並みのステージ演出ですね。ひらひらドレスでバラードを1曲、曲が終わってドレスから早変わりで軽快な衣装へチェンジして1曲。ここで第5話冒頭へ繋がりました。なるほど。そういや歌いながらオタメガとの日々を思い出していたけれど記憶のアレコレはどうなっているのだろう?
今回のステージは動きがやや控えめ?というか前回が動かしすぎた?(笑。アニメ的なぬるぬる動画ではなくリアルなライブ感を再現したステージ描写、大盛り上がりの客席と一体になったコンサートシーンはアイドルらしさ抜群、時折入るカメラ目線のポーズもかわいかったです。ステージに輝く星は彼女の象徴、キラキラのステージでファンの声援に応え、歌い、踊るかのんは後の星に負けないほど輝いていましたね。
終演後客が退けたステージに向かいシトロンの曲を一節のかのん。今の自分があるのはシトロンのおかげ、集まってくれたファンのおかげ。その感謝を込め、また「もう一人でも大丈夫」と決意を感じるラストシーンは綺麗な締めでした。
と綺麗に締めてみたものの、正直言って少々冗長だった感は拭えません。かのん編の内容ならば2話で収まったような。かのんの心理を丁寧に描いたと言えば聞こえがいいけれど3話の尺は内容的に長すぎてテンポが悪くなっていたと思います。尺に余裕がある割にシトロンの話が中途半端でもったいなかったとも思う。今回のアバンからしてもっと本筋に絡んでくると思ったのに。
こんだけ販促しといて肝心のキャラソンCDは12/15発売、さらにアルバムは来年3/3発売というタイミングの悪さ。本気で売る気なら今日から売らないと。その点ハルヒの学祭ライブは上手かったよね。あのタイミングで出されたら買うしかないもの(笑。もちろん曲自体の魅力云々もありますが、かのんの曲を今日買えるのなら多分買ってしまっただろうなあ。これが一ヶ月後では購買意欲はほとんどゼロ、さらに来年3月ではかのんの存在自体を忘れてしまいそう。
さて残り5話(?)で何人攻略するのかな。OPに出てくるヒロイン候補(?)は残り1人みたいだけれどまさか5話も使わないだろうし…隠しキャラがお出ましになるのでしょうか。
エンドカードは西E田氏。こんな(ってのも失礼か)絵柄だっけ? はみ出たムネの質感は確かに西E田氏っぽいけれど(笑
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