2011-08-17(Wed)
神様ドォルズ #07 追憶の肖像
キョウヘイvsアキの因縁の中心人物。

「先生」の話はあまりに過酷な結末でした。

今回はOP無しで冒頭から本編。前回ラストでキョウヘイがヒビノさんに話し始めた「先生」について、今回丸々一本回想シーンに詰め込んできました。この内容を一話で収めようとしたら確かにOPの尺も惜しいでしょうね。
というわけで冒頭は枸雅篤史(アツシ)一派とアキの確執から。枸雅家の正当な継承人であるアツシは妾腹にも関わらずクラミツハの隻の座に着いたアキが憎い憎い憎い! しかしアキは素行不良により隻の座を奪われ、結局アツシがクラミツハの隻となったのだけれど…犬虐待をジャマされ、ただ飛ばすだけでふらふらさせてるアツシの実力をアキはせせら笑ってビキビキ! なんてシーンへ先生(瀬能千波野)が割って入ったことが不幸の始まりでした。
居丈高に見下すアツシに鼻も掛けないアキの態度にアツシはますます頭をフットーさせ、クラミツハの刃を振り上げてアキを襲う。何だかもう小物臭がプンプンしますなあ。するとキョウヘイ操るククリが止めに入ってとりあえずこの場は収まったけれど、去って行くアツシ一派がいかにも悪役で笑う。こんなクズでも「隻」ならば好き放題ってのがこの村の腐り具合を表していますね。とはいえ「隻」という言葉を「実力者」に置き換えれば、こんな風に人里離れた村社会の現実はあちこちの地方に普通にありそうな。
余所者の先生は初めて見た案山子にびっくり。そりゃそうだろう。しかしアキはそんな先生をスルーしてサッサとお帰り、すると先生は先ほどアキが助けた犬の責任を持てと…相変わらずスルーしてるアキに表情を変えて追いかける先生かわいい。というかノースリーブの脇がエロい(結局それ

村の小学校に赴任した先生は明るく真面目な性格もあって、学校の雰囲気が一気に明るくなるほど生徒の評判も上々でした。そんな先生を意識し始めるキョウヘイ、一緒に帰るのは若き日のモヤコです。昔はショートカットだったのね。すると犬を連れたアキと遭遇、先の騒ぎの後で先生から「押し付けられた」らしいけれど、その表情は幼い頃から動物を殺しまくっていた男とは思えない穏やかさでした。自分を庇う者などキョウヘイ以外いないこの村にて出会ったお節介な人、アキはその存在が嬉しかったのかもしれません。
さて一方のアツシは先生にちょっかいを出し始め、しかし先生はしつこいアツシをビシィ!と一発。隻の座を笠に着て好き放題とは何て下衆な男か。てな具合に大の男を相手に勇ましい先生は天晴れでしたが…この一発が過酷な生活のスタートサインになってしまいます。

村の掟を盾に先生を責める校長がいきなり黒すぎ。人権も何もあったものではありません。まあこういう世界では法律よりも村の掟が優先なのだろうね。いつの間にか悪者にされている先生を助けようと父親に働きかけるキョウヘイは、結局「自分でアツシに言え」と言われて返す言葉も無く…帰り道の先生に助け船を申し出ても子供扱いで相手にされず。キョウヘイの頬を触る表情も「大人」の顔でした。
その後もイヤガラセは続き、心が折れかかってとぼとぼと帰路に就く先生の前へ犬を連れたアキが現れました。先生相手に穏やかに話すアキ、しかし会話するうちに先生はアキの深い孤独を知ります。
「ここは外れちまった者にはほんと冷たい所だからな」
隻の座を追われたアキは村で忌み嫌われている。一方隻に逆らった事で村八分状態の先生はアキの姿に自分を重ねた? 後で体も重ねることになりますが。
そしてトドメのイヤガラセ。黒板に大書された「不倫教師」の文字は、重なるイヤガラセに気丈に耐えてきた先生の心を崩すに十分だったようです。関係無いけど後に貼られた習字の文字が「クラミツハ」「うわづち」「玖吼理」ってのがいかにも。

学校を飛び出した先生はまたしても犬を連れたアキと遭遇、狭い村だね。すると先生はアキの表情に何か気付き…キョウヘイの頬を触った時と明らかに違う表情でアキの頬を触ると何やら動揺を見せ、慌てて学校へ戻っていきました。ここで先生が先ほどと違って右手を出してしまうのは「大人の余裕」など無い、感情に直結した動きということか。
「直接言えば? アツシに」
先生を追って来たキョウヘイもアキと遭遇、狭い村だね(笑。ここでキョウヘイはアツシの件を相談するも先ほどの父ちゃんと同じ事を言われ、さらに「案山子無しじゃ何もできない」とまで。隻が他の隻に何か言えるのは案山子絡みの時だけ、ならば一人の人間として「イヤガラセをやめろ」と言えばいい。しかしヘタレなキョウヘイはアツシに直接文句を言えない。この時キョウヘイがもう少し侠気を見せていたらあんな悲劇は起きなかったかもしれませんね。
そうこうしているうちに先生の悪評は村中に広まり、いよいよ追い詰められた頃、この時を待っていたとばかりニヤマリ顔のアツシが登場。この下衆が! これほど絵に描いたような下衆男も珍しいな(笑。ビンタも避けられ後から抱き付かれて大ピンチのタイミングで犬に続いてアキが参上、ヘタレのキョウヘイと違って案山子無しでも先生を救ったアキでありました。
そのまま逃げ帰った二人は縁側にて「先生がこの村へ来た事情」についてお話。酷いイヤガラセに遭いながらも村を出て行かなかったのは他に行く所が無いから、「不倫教師」の板書は事実無根のイヤガラセではなかったのです。先生がその詳細を話し始めるカットでアキの表情を隠す演出が憎い。

回想による不倫バレの現場。事に及んでいる現場を目撃してしまった生徒くんは心が壊れて脱兎の如くその場を逃げ出し、その勢いで車に轢かれてさあ大変! 私がこの生徒くんの立場だったらすかさず現場写真を撮って「美味しい場面いただきました!」ってなものだろうけど、この子はピュアピュアなのだなあ。というか「父子家庭」なら不倫でも何でもないよね。
「同じ目をしているのよ、あなた。あの時のあの子と」
何も見ていない空虚な目をしたアキと「腹いせ」と称して体を重ねる先生。アキがその心境をあっさり見抜いたのは「外された者」として共鳴するものがあったのだろうね。しかし事後に先生から「どこか遠くへ行きたい」と囁かれてもアキはきっぱり拒絶、クラミツハを取り戻すまでは村を離れられない。
そんな事になっているとは露知らないモヤコは河原で犬と戯れるアキを見てキュンキュンです。なるほどモヤコが「笑顔のアキ」を見たのはこれが最後で、この後アキは惨劇の末に幽閉されることになる。だからこそ前回の森でヒビノがフラッシュバックを見た後に涙が止まらなかったのですね。
「キョウヘイくんだけはずっとアキくんの友達でいてあげてね」
一方のキョウヘイは先生にコクる? というタイミングで先手を打たれてしまいました。後姿で呟く先生に何も言えず近づけないキョウヘイ、この距離感は絶望的ですらあります。

アキとの情事を何者かが撮影し、その写真が校長の所へ回ってしまってもはや言い逃れもできず、先生は結局学校を去ることになりました。村から出て行く引っ越し準備の最中に犬の悲鳴を聞いた先生は表の様子を伺いに出ると、暗闇からクラミツハの刃とアツシの姿が! その後アキが先生宅へ行くと惨殺された犬と共に「返して欲しけりゃお社の参拝所に来い」とアツシからの脅迫メモを見つけ…走って向かった参拝所では既に事後でした。隻の座を取られ、狙った女も取られて、コンプレックスが最高潮を迎えたアツシは先生を拉致して輪姦という暴挙に出て、なお居丈高にアキを見下す。
それでも憎まれ口を止めないアキにブチ切れたアツシはクラミツハの刃を向け、すると目を覚ました先生が間に割り、アツシは慌てて止めようとするも操縦がヘタクソなので止めきれず。
「嬉しい…来てくれて」
何も見ていない目をしていた少年が自分の事を見てくれた。もはや行く所も帰る所も無い、完全に孤立してしまった絶望生活の最後の最後に先生はアキの思いを受け止め、今際の際は一瞬幸せだったのかもしれない。とはいえこの最期は気の毒すぎるなあ。
人を斬り殺してしまったガクブルから開き直って「心中」を偽装しようとアキへクラミツハの刃を向け、しかし掌を開いたアキの前でクラミツハは止まった。刃を向けられて諦めの境地だったアキに浮かんだ人たちへの思い、「まだ死ねない」という強い思いがクラミツハを止めたのでしょう。その後駆け付けた枸雅家のみなさんへしどろもどろな言い訳を続けるアツシってば一から十まで下衆すぎる。
「千波野…」
一息置いて先生の死を実感したアキは感情を爆発させ、クラミツハを操ってアツシを始め枸雅家のみなさんを惨殺。これは辛い。惨殺現場に現れたキョウヘイは先生の亡骸に絶句しアキを責め、しかしアキは魂が抜けたようにクラミツハを撫で、キョウヘイを見据えて呟きます。
「これでようやく元通り…ようやくお前と二人で…今度こそ…なあキョウヘイ」
この事件を機にアキは閉じ込められ、クラミツハは封印され、キョウヘイは隻を辞めた。しかしキョウヘイが村を出るとアキは牢を抜け出して追い、さんざん煽りながらキョウヘイの凶暴さを引き出してほくそ笑み、どれほど罵倒されても意に介さずつきまとう。その理由は「今度こそ」のためなのだろうね。「今度こそ」と言うからには以前があるのだけれど、その辺の事情は追々明らかになるだろうからここではネタバレ自重しときましょう。いや第一話から見てる人は既にその核心部分を見ているはずですが。
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「先生」の話はあまりに過酷な結末でした。

今回はOP無しで冒頭から本編。前回ラストでキョウヘイがヒビノさんに話し始めた「先生」について、今回丸々一本回想シーンに詰め込んできました。この内容を一話で収めようとしたら確かにOPの尺も惜しいでしょうね。
というわけで冒頭は枸雅篤史(アツシ)一派とアキの確執から。枸雅家の正当な継承人であるアツシは妾腹にも関わらずクラミツハの隻の座に着いたアキが憎い憎い憎い! しかしアキは素行不良により隻の座を奪われ、結局アツシがクラミツハの隻となったのだけれど…犬虐待をジャマされ、ただ飛ばすだけでふらふらさせてるアツシの実力をアキはせせら笑ってビキビキ! なんてシーンへ先生(瀬能千波野)が割って入ったことが不幸の始まりでした。
居丈高に見下すアツシに鼻も掛けないアキの態度にアツシはますます頭をフットーさせ、クラミツハの刃を振り上げてアキを襲う。何だかもう小物臭がプンプンしますなあ。するとキョウヘイ操るククリが止めに入ってとりあえずこの場は収まったけれど、去って行くアツシ一派がいかにも悪役で笑う。こんなクズでも「隻」ならば好き放題ってのがこの村の腐り具合を表していますね。とはいえ「隻」という言葉を「実力者」に置き換えれば、こんな風に人里離れた村社会の現実はあちこちの地方に普通にありそうな。
余所者の先生は初めて見た案山子にびっくり。そりゃそうだろう。しかしアキはそんな先生をスルーしてサッサとお帰り、すると先生は先ほどアキが助けた犬の責任を持てと…相変わらずスルーしてるアキに表情を変えて追いかける先生かわいい。というかノースリーブの脇がエロい(結局それ

村の小学校に赴任した先生は明るく真面目な性格もあって、学校の雰囲気が一気に明るくなるほど生徒の評判も上々でした。そんな先生を意識し始めるキョウヘイ、一緒に帰るのは若き日のモヤコです。昔はショートカットだったのね。すると犬を連れたアキと遭遇、先の騒ぎの後で先生から「押し付けられた」らしいけれど、その表情は幼い頃から動物を殺しまくっていた男とは思えない穏やかさでした。自分を庇う者などキョウヘイ以外いないこの村にて出会ったお節介な人、アキはその存在が嬉しかったのかもしれません。
さて一方のアツシは先生にちょっかいを出し始め、しかし先生はしつこいアツシをビシィ!と一発。隻の座を笠に着て好き放題とは何て下衆な男か。てな具合に大の男を相手に勇ましい先生は天晴れでしたが…この一発が過酷な生活のスタートサインになってしまいます。

村の掟を盾に先生を責める校長がいきなり黒すぎ。人権も何もあったものではありません。まあこういう世界では法律よりも村の掟が優先なのだろうね。いつの間にか悪者にされている先生を助けようと父親に働きかけるキョウヘイは、結局「自分でアツシに言え」と言われて返す言葉も無く…帰り道の先生に助け船を申し出ても子供扱いで相手にされず。キョウヘイの頬を触る表情も「大人」の顔でした。
その後もイヤガラセは続き、心が折れかかってとぼとぼと帰路に就く先生の前へ犬を連れたアキが現れました。先生相手に穏やかに話すアキ、しかし会話するうちに先生はアキの深い孤独を知ります。
「ここは外れちまった者にはほんと冷たい所だからな」
隻の座を追われたアキは村で忌み嫌われている。一方隻に逆らった事で村八分状態の先生はアキの姿に自分を重ねた? 後で体も重ねることになりますが。
そしてトドメのイヤガラセ。黒板に大書された「不倫教師」の文字は、重なるイヤガラセに気丈に耐えてきた先生の心を崩すに十分だったようです。関係無いけど後に貼られた習字の文字が「クラミツハ」「うわづち」「玖吼理」ってのがいかにも。

学校を飛び出した先生はまたしても犬を連れたアキと遭遇、狭い村だね。すると先生はアキの表情に何か気付き…キョウヘイの頬を触った時と明らかに違う表情でアキの頬を触ると何やら動揺を見せ、慌てて学校へ戻っていきました。ここで先生が先ほどと違って右手を出してしまうのは「大人の余裕」など無い、感情に直結した動きということか。
「直接言えば? アツシに」
先生を追って来たキョウヘイもアキと遭遇、狭い村だね(笑。ここでキョウヘイはアツシの件を相談するも先ほどの父ちゃんと同じ事を言われ、さらに「案山子無しじゃ何もできない」とまで。隻が他の隻に何か言えるのは案山子絡みの時だけ、ならば一人の人間として「イヤガラセをやめろ」と言えばいい。しかしヘタレなキョウヘイはアツシに直接文句を言えない。この時キョウヘイがもう少し侠気を見せていたらあんな悲劇は起きなかったかもしれませんね。
そうこうしているうちに先生の悪評は村中に広まり、いよいよ追い詰められた頃、この時を待っていたとばかりニヤマリ顔のアツシが登場。この下衆が! これほど絵に描いたような下衆男も珍しいな(笑。ビンタも避けられ後から抱き付かれて大ピンチのタイミングで犬に続いてアキが参上、ヘタレのキョウヘイと違って案山子無しでも先生を救ったアキでありました。
そのまま逃げ帰った二人は縁側にて「先生がこの村へ来た事情」についてお話。酷いイヤガラセに遭いながらも村を出て行かなかったのは他に行く所が無いから、「不倫教師」の板書は事実無根のイヤガラセではなかったのです。先生がその詳細を話し始めるカットでアキの表情を隠す演出が憎い。

回想による不倫バレの現場。事に及んでいる現場を目撃してしまった生徒くんは心が壊れて脱兎の如くその場を逃げ出し、その勢いで車に轢かれてさあ大変! 私がこの生徒くんの立場だったらすかさず現場写真を撮って「美味しい場面いただきました!」ってなものだろうけど、この子はピュアピュアなのだなあ。というか「父子家庭」なら不倫でも何でもないよね。
「同じ目をしているのよ、あなた。あの時のあの子と」
何も見ていない空虚な目をしたアキと「腹いせ」と称して体を重ねる先生。アキがその心境をあっさり見抜いたのは「外された者」として共鳴するものがあったのだろうね。しかし事後に先生から「どこか遠くへ行きたい」と囁かれてもアキはきっぱり拒絶、クラミツハを取り戻すまでは村を離れられない。
そんな事になっているとは露知らないモヤコは河原で犬と戯れるアキを見てキュンキュンです。なるほどモヤコが「笑顔のアキ」を見たのはこれが最後で、この後アキは惨劇の末に幽閉されることになる。だからこそ前回の森でヒビノがフラッシュバックを見た後に涙が止まらなかったのですね。
「キョウヘイくんだけはずっとアキくんの友達でいてあげてね」
一方のキョウヘイは先生にコクる? というタイミングで先手を打たれてしまいました。後姿で呟く先生に何も言えず近づけないキョウヘイ、この距離感は絶望的ですらあります。

アキとの情事を何者かが撮影し、その写真が校長の所へ回ってしまってもはや言い逃れもできず、先生は結局学校を去ることになりました。村から出て行く引っ越し準備の最中に犬の悲鳴を聞いた先生は表の様子を伺いに出ると、暗闇からクラミツハの刃とアツシの姿が! その後アキが先生宅へ行くと惨殺された犬と共に「返して欲しけりゃお社の参拝所に来い」とアツシからの脅迫メモを見つけ…走って向かった参拝所では既に事後でした。隻の座を取られ、狙った女も取られて、コンプレックスが最高潮を迎えたアツシは先生を拉致して輪姦という暴挙に出て、なお居丈高にアキを見下す。
それでも憎まれ口を止めないアキにブチ切れたアツシはクラミツハの刃を向け、すると目を覚ました先生が間に割り、アツシは慌てて止めようとするも操縦がヘタクソなので止めきれず。
「嬉しい…来てくれて」
何も見ていない目をしていた少年が自分の事を見てくれた。もはや行く所も帰る所も無い、完全に孤立してしまった絶望生活の最後の最後に先生はアキの思いを受け止め、今際の際は一瞬幸せだったのかもしれない。とはいえこの最期は気の毒すぎるなあ。
人を斬り殺してしまったガクブルから開き直って「心中」を偽装しようとアキへクラミツハの刃を向け、しかし掌を開いたアキの前でクラミツハは止まった。刃を向けられて諦めの境地だったアキに浮かんだ人たちへの思い、「まだ死ねない」という強い思いがクラミツハを止めたのでしょう。その後駆け付けた枸雅家のみなさんへしどろもどろな言い訳を続けるアツシってば一から十まで下衆すぎる。
「千波野…」
一息置いて先生の死を実感したアキは感情を爆発させ、クラミツハを操ってアツシを始め枸雅家のみなさんを惨殺。これは辛い。惨殺現場に現れたキョウヘイは先生の亡骸に絶句しアキを責め、しかしアキは魂が抜けたようにクラミツハを撫で、キョウヘイを見据えて呟きます。
「これでようやく元通り…ようやくお前と二人で…今度こそ…なあキョウヘイ」
この事件を機にアキは閉じ込められ、クラミツハは封印され、キョウヘイは隻を辞めた。しかしキョウヘイが村を出るとアキは牢を抜け出して追い、さんざん煽りながらキョウヘイの凶暴さを引き出してほくそ笑み、どれほど罵倒されても意に介さずつきまとう。その理由は「今度こそ」のためなのだろうね。「今度こそ」と言うからには以前があるのだけれど、その辺の事情は追々明らかになるだろうからここではネタバレ自重しときましょう。いや第一話から見てる人は既にその核心部分を見ているはずですが。
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