新・たこの感想文

「中多紗江　後編　オネガイ」

創設祭実行委員長となった紗江。「また教官と言って貰える！」という純一の期待ははずれ、忙しく日々を送る紗江と、紗江に会えない純一という日々を送る結果に。そんな中、純一はあることを思いつく……

で、思いついたのが、
中多紗江が実行委員長として働く姿を撮影する
というもの。
なんか、この時点で、色々とツッコミどころがあるなぁ（笑）　そりゃ、中田さんに「ろくでもないことを思いついた」と言われるわけだ。というか、相変わらず、中田さんのナレーションがいい味を出している、と前回に続いて綴ってみる。
一方で、その了承を取ろうとしたときの絢辻さんの態度は……なんか、色々と片鱗が見えてますがな（笑）

前期からそうなんだけど、やっぱり、紗江編というのは、紗江の成長というのがテーマなんだな、というのが感じられる。
前期は、人見知りで、ひとと話をすることも出来なかった紗江。それが、純一との出会いによって克服する。
そして、今期は、純一の手を離れ、人並み以上のことをする。

そういうのが感じられる。
ただ、そうは言いつつも、今度はどんどん自分だけで、というところに進んでしまい、それを純一がフォローする。なんか、紗江編では、イマイチかっこ良いところが少ない純一だったけど、最後の最後で良いところを見せたなぁ、と。
直後に、ビデオの映像を見られそうになって、ということでオチは付けてしまったとは言え……。

とは言え、今回はちょっと駆け足気味だったかも、とも感じた。
作中で大きく時間が進んでいた、というのもあるんだろうけど。時間があれば、もう少しじっくりと心理描写とかを見たかったな、というのも同時に思う。

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