fc2ブログ

ビール! BEER!! BIER!!!  7杯目~ENNERT-BRÄU~

Brauerei巡りは久々に地元Bonnに帰ってきました!!今日は観光ガイドにも載っていない、知る人ぞ知るちょっとDEEPなBrauereiのご紹介です。




img017.jpg

ENNERT-BRÄUはBonn郊外のPützchenという街の外れにある。Bonnからは車で行くしか移動手段がないのだが、Bonn Hauptbahnhof (ボン中央駅)からは車でも10分くらいか。Pützchenの住宅地を抜けて、街灯もなくなって、タクシーの運転手さんも『本当にここでいいの?』と訊かずにはいられないような細くて暗い道を進んで行く(Bonn中心街からタクシーは12€くらい)。一直線に森に向かう道が消えてなくなるところに山小屋のようなENNERT-BRÄUはある。

木と土の香りがするレストランは外観よりも中のスペースは広い。木製のテーブルや椅子、窓から見える緑、鳥の声。そのまま森の中にいるような気持ちになる。ビールは冬は2種類。夏はシーズンのビールが加わって3種類になる。今の時期に飲めるのはEnnert Bräuというkölschと、Bonnといえばやっぱりこの名前、Beethoven Bräuという黒いAlt bier (だと思う)。Ennert Bräuは濾過なしの上面発酵。やや甘めで濾過なし独特の風味がそれほど強くなくすっきりした味わい。まるで、森からわいて出てきたかのような優しい自然の味がする。Beethoven Bräuは殆ど苦みがなく甘く炭酸はほとんどない。薫製のような香りがするけど、心地よい松の香りにも似ている。ビールは苦手という女性の方はきっと気に入るビールだと思う。

ここは、料理もおいしい。この地方の郷土料理もいくつかあり地元の人も多く舌鼓を打つ。値段も観光客設定ではなく、地元レストラン並み。コーヒーも充実している。メニューはドイツ語しかないし、英語が伝わるかは微妙だけど、店員さんはとても親切で愛想もいい。割と若くてかわいい女の子が店員さんというのはドイツのBrauereiでは珍しい。

店の前に広がる森は、ドイツらしい少し暗めの森だけど、遊歩道もあり散策もできる。鳥はもちろん、ウサギやリスに出くわす事もある。ドングリや栗もたくさん落ちているし、大きな木々が生い茂る森は映画のなかにいるような気持ちになる。

観光ブックには絶対載っていないDEEPドイツを味わいたい、街の喧噪からすこし離れてゆっくりしたい、という方にはかなりお勧め。








森の散策をして深呼吸したあとに、森の水と空気が詰まったENNERT-BRÄUのやさしいビール。癒される事間違い無し。















続きを読む

ビール! BEER!! BIER!!!  6杯目~NEANDERTHALER LANDBIER~

ちょっと、趣向を変えて瓶ビールを今日は紹介。

IMG_0459.jpg

ネアンデルタール人、といえば、人間の祖先みたいな感じで『昔、学校で習ったな~』という記憶がだれにでもあるのでは。では、ネアンデルタール人はどこに住んでいた人たち?と聞かれると、なんとなく、アフリカ?かな。地名はわからないけど、広い草原に木がぽつんぽつんと生えていて、裸で象を追い回す、そんなところを想像するかもしれない。ネアンデルタール人、その名の通りNeanderthalの出身。ドイツのデュッセルドルフより東に約15kmのところにある谷(Thal)こそが、Neanderthal(ネアンデル谷)であり、1856年にここから人類の祖先と思われる化石が発見されたことから、その名がついた。

デュッセルドルフからS-Bahnに乗って15分。Neanderthal駅で降りて、谷を降りていくと徒歩5分くらいのところにNeanderthal Museum (ネアンデルタール博物館)がある。もともと、Neander谷は3つの谷からなり、博物館はその狭い谷底にあった。ドイツらしい暗い森が生い茂り、岩肌のあらわな谷の風景は、想像していたのとずいぶん違う。それに、とても裸では生活できないくらい寒い。たぶん、いや間違いなく象もいなかったと思う。博物館はもちろんNeanderthal人中心なのだが、歴史や文化の成り立ちと現代の生活とのつながりや比較など、かなり趣向を凝らした展示で面白い。正直、全く期待せずに行ったのだけど、すっかりNeanderthal人LOVEになってしまった。ちなみに、Neanderthal人は20~30万年前ころに生息していたらしく、DNA鑑定から今の人類の祖先ではないことはわかっているらしい。

Neanderthal人には関係ないのだけど、今はこんなに人工物で人間の体も作れます!!的なコーナーで、初めて人に応用された完全埋め込み式人工心臓のJarvic 7が展示してあった。写真では見た事あったけど、本物を見るのは初めて!!まったく関係ないところで、大興奮してしまった。

展示を見終えると、売店コーナーに自然と入ってしまう仕組みもなかなかの商売上手。Neanderthal人グッズがいろいろ売られていて本当に面白い。自分の顔の骨格をNeanderthal人のように加工してくれる証明写真風のプリクラ?(3€)もあり、面白くて撮ってみた。現代人の僕は、原人っぽくものすごく変化することを期待した。左に現代の僕、右にNeanderthal人の僕が並んでプリントされてくるのだが、どちらの顔もほとんど違わないって、どういうこと?

その売店にありました!!NEANDERTHALER LANDBIER(訳すとそのままで、『ネアンデルタール人の地ビール』)。瓶ビールで330ml、1.95€。歴史的にみても、Neanderthal人とビールは何も関係ない。そうそう、ありがちなお土産。しかし、ビール飲みが飲まない理由はない。見た目は白濁した金色。炭酸は少なめ。おそらく、Kölschで上面発酵。だけど、濾過なし。瓶ビールで濾過なしビールは初めてで、そんなもの存在しないと思い込んでいたけど、それは間違いだった。飲むと、とにかく、酵母くさいというか、硫黄のような香りが強いせいでかなり癖が強いしあがりになっている。きっと、Neanderthal人が集まる酒場はこんなにおいが充満してたんだろう、と思ってしまうある意味『納得』のお土産。このビールは調べてみると、Privatbrauerei Bolten で作られており、どんなNeanderthal人がビールを造っているのだろうと興味津々になったので、行ってみようと問い合わせたら残念ながらお休みとのこと。新たに未知だったBrauereiも発掘できたし、今後のお楽しみということで。

そもそも、この谷の名前は、1650年に生まれ30年の短い人生を終えたJoachim Neander牧師の名前からとられているらしい。このNeander牧師の伝記を売店でぱらぱらとめくっていると見慣れた楽譜があって、彼がその『Lobe den Herren』という賛美歌の作詞をしたとのこと。調べてみると、キリスト教系の学校に通っていた中高生のときによく歌った懐かしいPraise to the Lord, the Almightyだった。もしかすると、クリスマスの時期にどこかで耳にされた方もいらっしゃるのでは。さて、Neander牧師のNeanderという名は、親から受け継いだドイツ語の名前を彼自身がギリシャ語に翻訳して名前として用いたものらしい。もとの名前はNeumann(Neu:新しい、mann:男)。だとすると、Neanderthal人は『新人谷人』ということか。




新人の名をもつ旧人。







神様のいたずらはたまに面白い。


































続きを読む

ビール! BEER!! BIER!!!  5杯目~Breurei zum Schiffchen~

Breurei zum Schiffchen




今日はDüsseldorf(デュッセルドルフ)を飲みましょう!!

KölnやBonnとDüsseldorfは何かと敵対関係にある。Bonnに住んでいると、『Düsseldorfの人はいけ好かないよね~。あの人たちとサッカーとビールの話はしちゃだめよ!!喧嘩になるから!!』とよく注意される。それぞれに自分たちほうが良いに決まっている!!と思い込んでいる。なぜそうなったのかはわからないが、とにかくそういう事になっている。熊本と福岡みたいなものか。

Düsseldorf Hauptbahnhof(デュッセルドルフ中央駅)から徒歩で30分くらいだろうか。ライン川沿いまでまっすぐすすむと、Altstadt(アルトシュタット)と呼ばれる地区にぶつかる。Altstadtにはその名の通り(alt=古い、Stadt=町)、古い建物が並び、時間の流れが止まっているかの様。大きな水の流れはライン川。海はないのだけど、なんとなく昔の港町に迷い込んだような錯覚になる。

このAltstadtに、1628年からビールを作り始めたBreurei zum Schiffchenがある。(ちなみに、水戸黄門の黄門様が産まれたのが1628年7月11日だそうな。)Düsseldorfでは最も歴史の古いBreureiとされている。420席ある広い店内は、ビールを楽しむ人たちの熱気で一杯になっている。

Altstadtにある最も古いBreureiで飲むビールはAltbier(アルトビア)!!Altbierは主にDüsseldorfで飲まれているビール。ケルンで飲むのはKölschだけど、DüsseldorfではAltbier。これは大切。Düsseldorfで『Kölsch頂戴!!』なんて言おうものなら、いかつい店員さんにも周りのDüsseldorfっ子にも店からたたき出されそうな勢いがある。Altbierは、上面発酵で濾過済みのもの。ここまではKölschと一緒だけど、違いは色。Kölschは金色だけど、Altbierは茶褐色。Kölschの方が高級そうな色の名前を付けたのは、僕がBonnに住んでいてKölschびいきだから。

麦汁を作る前に麦芽を高温で乾燥させて焦がすことで、Altbierに限らず『黒』ビールはその色と独特の風味を持つことになる。このBreurei zum Schiffchenのビールは黒ビールほどは濃い色ではないけど、茶褐色。飲み口はかすかに甘く、そのあとに焦がしたような苦みがやってくる。喉越しもよく、飲んだ後に鼻に抜ける香りは、え~と。ウイスキーのような。何かのような。あ。麦茶に近いかも。炭酸は上面発酵なので強くない。Kölschが高級な香水の香りのする奇麗なお姉さんなら、Altbierはタバコのにおいのする渋いおじさんって感じか。ここでもちょっとえこひいき。じっくり味わいながら飲みたいビール。

つまみでたのんだフライドポテトがびっくりするくらい美味しかった。これは本当に驚いた。

Breurei zum Schiffchenをほろ酔い気分ででて、駅の方にむかって歩く事15分くらいか。いきなり日本語の看板が並ぶ通りにでくわす。Düsseldorfは日本領事館もあり、Immermannstraßeを中心に日本人街が広がっている。Hotel Nikkoの向かいに、行列のできるラーメン屋さん匠(TAKUMI)がある。入ると『いらっしゃいませ~』と声のかかる店内はまるで日本。ここのラーメンは、懐かしい!!久しぶり!!という気持ちを捨てて冷静に食べてもかなり美味しい。きっと日本にあってもかなり美味しい方のラーメン屋さんになると思う。ここのラーメンの弱点は、美味しすぎる事。食べると日本が恋しくなって、すぐにでも日本に帰りたくなってしまう事。酔って食べて、思わず泣きそうになったことがある。

Düsseldorfでは、飲んだ後にラーメンという王道コースが実現できる。

渋いビールを苦労と一緒に噛みしめて飲む。酔っぱらった〆においしいラーメンを泣きながら食べる。たまにはそんな日があってもいいか。

続きを読む

ビール! BEER!! BIER!!!  4杯目~特別編 Der Weihnachtsmarkt in Bonn~

ドイツは寒い冬に楽しい行事ごとが結構多い。その中でも最も大きなイベントがWeihnachten(ヴァイナハテン:クリスマス)。クリスマスイブは家族で集まる大切な夜だからそれほどにぎわうことはないが、クリスマスの1ヶ月ほど前からWeihnachtsmarkt(ヴァイナハツマルクト:クリスマスマーケット)が立ち始め昼となく夜となく多くの人たちでにぎわう。

このWeihnachtsmarktには、飲み物を売るお店、食べ物を売るお店、小物やおもちゃを売るお店、移動式の遊園地などがところ狭しと並んでいて、そこを歩くだけでもかなり楽しい。Weihnachtsmarktにはこの時にしか食べられない、飲めないものがあって、それを目当てにやってくる人も多い。日本でもいか焼きを食べないと、やきそばを食べないとお祭りにきた気がしないのと同じような感じ。昼でも夜でも楽しそうな幸せそうな顔の人たちとすれ違うだけで、なんだか幸せになった気分になれる。

Weihnachtsmarktはかなり小さな街でもこの時期だけは出店が建ち並ぶが、この近辺で最も早くはじまるのがBonnのWeihnachtsmarkt。Bonn Hauptbahnhofを降りて賑やかな方に歩く事3分。Münsterplatzというベートーベンの像のある広場を中心に商店街の広場はWeihnachtsmarkt一色になる。

この時期にしか飲めないのはGlühwein(グリューワイン)。温かいワインとオレンジジュースやハーブなどのカクテルとでもいえばいいのかな。甘くてちょっと酸っぱくてなによりも温かい。寒い日は、このGlühweinを両手でもってふーふーして飲むと本当に幸せ。体も心も暖まる。Glühweinを出すお店はたくさんあり、店によって味が違うので好みの味のお店を見つけるのも楽しい。だけど、温かいので酔いが回るのも早いのでご注意を!!Glühweinのもう一つの楽しみはカップ。どの店も違うデザインのカップで出してくれる上に、『Bonn』と『2011』と書いている事が多い。デザインも、Bonnの街並が描かれてあったり、ベートーベンの顔だったり、クリスマスらしいデザインだったり。この絵柄だけみても楽しい。ちなみに、Glühweinは1杯2.5€が相場。注文してGlühweinと交換にカップの代金を含めて5€払う。カップは気に入ればそのまま持って帰ってもいいし、お店に返せばカップ代の2.5€は返してくれる。

さて、本題のビール!!こんな時に冷たいビールなんか飲めないよ!!僕もそうです。でも、あるんです!!温かいビール!!Glühbier(グリュービア)!!どうやら、ベルギーからやってきたものらしいのですが、さすがビールの国!!WeinがあるならBierもあるぜ。そうこなくちゃ。

このGlühbier。苦いビールをそのまま温めたものと思いきや、なんとなんと。味はほとんどGlühwein。同じような赤褐色で、香りもオレンジとシナモンの香り。飲んでみると甘くて温かい。気をつけてみると最後にほんのりビールの苦みがするかな~と言う程度。抜けるぎりぎり手前の微炭酸がせめてものビールの名残かな。ビールじゃないじゃん!!といえば、そう。だけど、いまはクリスマス!!ここはお祭り!!ビール党としては、ビールと名がつくだけでも嬉しいんです。アルコールはもとがビールなだけあってGlühweinよりも弱めな気が。このGlühbierはメジャーではないので、Münsterplatzの郵便局の目の前のお店でしか飲めません。興味ある方は是非!!


Weihnachtsmarkは一年で一番楽しいお祭り。どんな小さい街でもやっているし、街によって特色があって、それを巡るのも面白い。ちなみに、近くのSiegburgという街は中世のWeihnachtsmarkを再現していて、食べ物も売っている人のコスチュームも中世そのまま。話している言葉も昔のドイツ語らしくて違いがとても楽しい。江戸村的な感じだけど、観光客も少なくて地元の人が大切に守っているWeihnachtsmarkの雰囲気がとても温かい。




ドイツ旅行を考えている方。春もいいし、気持ちのよい夏もいいけど、このWeihnachtsmarkの季節。どこに行っても楽しめる事間違い無しですよ!!









続きを読む

ビール! BEER!! BIER!!!  3杯目~Brauerei zur Malzmühle~

muhlen.jpg

ようやく、本物のKölsch(ケルシュ:ケルン地方で作られている上面発酵のビールの事)の登場!!
Kölschを紹介するにあたって、トップバッターは何にすべきか、いろいろ考えた。メジャーでKölschの王道的なものにするか、日本人でも知っているようなものにするか。で、結局、僕の一番好きなものを一番最初に紹介することにした。どこまでもマイナー思考だけど、きっとそっちの方が面白いはず(僕が?)、という身勝手な判断。

言い訳はこのくらいで。

Köln Hauptbahnhof(ケルン中央駅)は鉄道の要所としてパリ、ロンドン、ドイツの主要都市への始発駅になっている。このKöln駅を出ると左手にそびえ立つのはケルン大聖堂。その出で立ちは、何度ここに立っても感動する。大きさ高さ重厚さ繊細さを兼ね備える神々しさはとても言葉や写真では表現できないので、是非ここに立って感じて頂きたい。

大聖堂を左手に見ながら広場を抜けて、馬に乗った騎士の銅像のそびえ立つHeumarktを目指して歩く。この道は、道の左右にメジャーなKölschのビアハウスが並ぶレストラン通り。クリスマスマーケットの会場にもなって、来週にはクリスマス一色になる。クリマスマーケットといえばGlühwein (グリューワイン:温かいワイン {glühen:赤くなる、熱くなる})が美味しい。来週からはGlühweinレポートも、なんて飲む理由探しに余念がない。

歩く事10分弱で広場を超えた突き当たりにBrauerei zur Malzmühleがある。

回転式の重いドアを入ると、いかにもドイツのBrauereiと行った感じの店内。これまた、いかにもな感じのウエイターのおじさんが無愛想に接客をしている。観光で来るとちょっとひるむかもしれないが、ここはドイツ。構うもんかで、席に着く。

ビールは2種類。Mühlen-KölschとKoch'sches Malzbier。Mühlen-Kölschはケルシュの中でもかなりさわやかな飲み口。Kölschなので上面発酵(obergären)で濾過すみ(filtriet)。トロピカルフルーツのような香りとそれを引き立てる程度の柔らかい苦みの飲み口がたまらない。味わいはすっきりしていて、日本のエビスやプレミアムモルツがすきな人にはかなり物足りないかもしれないが、喉越しはとてもいい。味の濃いドイツ料理にはぴったりだし、後を引く。つい飲み過ぎてしまいそうになる。ビールは苦手、という女性にはかなりお勧め。Koch'sches MalzbierはMalzbierにアルコールが2%入っている飲み物。Malzbierらしい甘さは黒蜜ににているかも。カブトムシを採るのに良さそう、と直感的に思ってしまった。ちょっと疲れている時にお勧め。

ここは料理もおいしい。お勧めはDeftiges Haxenfleisch in Malzbiersoße mit Rotkohl und Röstkartoffeln。何じゃこりゃって感じだけど、訳すと『栄養たっぷりの豚のすね肉、Malzbierソースかけ。赤キャベツと焼いたジャガイモ付き』。Brauereiでビールソースなんて素敵。味も良いし、量も多い。女性なら2人で1皿でおなかいっぱいの量かも。なんといってもビールと合う。

英語メニューなし。ドイツ語メニューですら、メインは方言で書かれてあって、その下にドイツ語で訳がついているほどのローカルぶり。店員さんは全員まちがいなくでかいおっさんで見るからに親切ではないが、やっぱり親切ではない。かといって怒っている訳でもないので、不機嫌が普通な感じ。まあ、そのあたりは味わいの一つ。ちなみにたまに瓶ビールも売っているが、瓶とここで飲むのでは驚くほど味が違うので、ここにきて飲む事を強くお勧めしたいビール。


Kölnは100万人都市でカフェもお店も山ほどあるので、今日は一つだけ。Brauerei zur MalzmühleからHohe Straßeという商店街を抜けて大聖堂に帰る道の左側にKämpgenという靴屋さんがある。主に革靴を取り扱う靴屋さんでオーダーメイドでも作ってくれるらしい。今の時期はブーツが主だが、100~200€くらいでかなり質の良いブーツが入手できる。ここで山靴を作ってもらうのが僕の夢。



ケルンのKölsch。まだまだ紹介していきますよ!!











続きを読む

このブログの登場人物
A教授:この病院のボス。手術中の紳士的な態度もさることながら、普段の笑顔も素敵。 H先生:A教授と同じ立場のボス。手術中は吠える鬼神に化す。手術を離れるとびっくりするくらい温かい人。実はいろいろな人のことをよく考えているのはこの先生。スロバキア人。 心臓先生:定年まじかのベテラン心臓外科医。みんなの指導医で、論文の数も凄まじく、統計処理も天才的。アフリカのブルンジ人。 J先生:兄貴のような執刀医。明るくて楽しいのだけど、感情の起伏が激しくて手術中は叫びまくることも。でも、その次の瞬間には笑っている。ギリシャ人の血をひくドイツ人。2012年の8月からベルリンの小児心臓外科のボスとして赴任。 C先生:推定年齢45~48歳の女医さん。だれも本当の年齢は知らない。長くこの病院に勤めていて、J先生の去った後、ようやく執刀医の位置に。ドイツ人。 L先生:J先生の後がまで赴任してきた先生。アメリカで修行した経験あり。ドイツ人らしい慎み深いいい人。 P先生:30歳の唯一の若者。元気でいい奴だけど、ちょっと性格が悪く看護師さんからは嫌われていたりいなかったり。H先生と同じスロバキア人で、H先生の保護下にいる。やや過保護?! D君:元々はスクラブナースだったけど才能を見いだされて手術アシスタントに。
プロフィール

遮断鉗子

Author:遮断鉗子
心臓外科医のブログです。
小児心臓外科医(35歳 心臓外科 10年目)のドイツ留学記です。
2010年7月からドイツに。

毎日の手術の事を中心に。ドイツビールの紹介もしていきます。

心臓同好会
心臓を熱く語る、勉強するみんなの会です!! こちらにも遊びにきてくださ~い!!
遮断鉗子へのメールはこちらからどうぞ
記事に関係ないことを言いたい!!  他の人には読まれたくない!!  という方はこちらからメールをお送りください。

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
来て下さった方々
最新トラックバック
検索フォーム