6アンダーグラウンド

ライアン・レイノルズの出演した作品は、結構当りが多いように感じます。それは、あくまで僕目線での話ですので、それが本当かどうかは何とも言えないですが、この人、2枚目ですが、役としては結構３枚目な役が多いので、そのギャップが良いのかも知れません。


本作品は、リーダーでは有りますが、ルパン三世で言えば、ルパン的な立ち回りをします。軽快なので、引き付けられます。
この作品に出ているそのフットワークが軽い人たちは、世の中では死んだことになっている人たちです。その意味で、「暗躍」して、ちょっと良いことをします。イタリアのフィレンツェでチームは敵と交戦していましたが、シックス（演者：デイヴ・フランコ）は敵からの狙撃を受けて本当の意味で死にました。
アメリカのジョージア州のサバナで、親友を失った軍人のブレインの元にワン（演者：ライアン・レイノルズ）が訪ねてきて、「世界クラスの悪人を倒さないか」と持ち掛けます。どうか？と問われ、ブレインは、ワンの提案に乗り、偽装死をします。そして、セブンとなります。
このメンバー・幽霊達は、お互いの素性を詮索しないよう番号で呼ぶことになっていました。
そして、喫緊の目的は、独裁国家トゥルギスタンから独裁者の弟を誘拐することでした。弟・ムラットは、兄のロヴァクとは違って、民主派の善人で、ワンたちはムラットを新たなリーダーにあてがって、トゥルギスタンを救おうとしています。
ロヴァクの悪政は続いていました。ムラットとロヴァクの仲は余り良くなく、ムラットが悪政について意見することも有りましたが、ロヴァクは売られた口論は買うと言う姿勢でした。
ミッションが始まりました。

何とかチームはムラットを確保することに成功しましたが、フォー（演者：ベン・ハーディ）が脱出困難になります。ワンはフォーを待たずに進もうと言いますが、メンバーは嫌！待つ！と反論。セブンがフォーの追手を狙撃し、何とかフォーも逃走に成功します。


ムラット救出に成功し、全国民に「自由になろう」と放送して、民意を得ます。ロバックの悪政は終焉を迎えます。
その後、チームのメンバーは皆、生きていた時の身内に会いました。ワンは、息子に全財産を譲る手紙を残します。こうして、チームは次の任務のため、集まります。
と、こんな形で終わったのですが、この内容だと次回作は作れます。ライアン・レイノルズがまだ46歳と言う若さですので、例えば、クリント・イーストウッドやアーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローンのようなおじいちゃんではない分、続編の可能性は十分あります。ただ、本作品はNETFLIXが買い取っているので、興行的にどうかとは思いますので、僕にはどうする事も出来ませんね。
とは言え、最近、NETFLIXで動画配信サービスを十二分に享受していて、以前はTSUTAYA DISCASなどでお金を一回一回払って映画を観ていた当時を懐かしく思います。あれはあれで不便では有りましたが、一作が面白いかどうかに掛ける思いは今より大きかったと思います。そう考えると、この映画関連事業分野は、誰でも好きな時に定額でお金を払えばどんな作品でも観ることができると言う点で、究極的にお金が掛からなくなってきているし、今後ますますお手軽に映画が観れるようになるんだろうと思います。


評価点　　 82点
お薦め度　 85点

2019年　　128分　　アメリカ製作

　
　
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