コンサルタントの1週間 その2
- 2015/03/21
- 17:50
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今回は、前回のコンサルタントの1週間 その1の続きである。
ポイント2: クライアントとは頻度高く、ほぼ毎日会う
クライアントオフィスとの距離にもよるが、クライアントのメンバーレベルとはほぼ毎日会う、もしくは、クライアントオフィスに常駐するというのが、よくあるパターンである。10年前や20年前は、1ヶ月に1度、クライアントと会うという形であったが、現在は、どのファームもかなりクライアントと協働する、という形になっている。
これだけ、クライアントと一緒に働くことは、プロジェクトに色々なメリットをもたらす。一つは、プロジェクトの方向性がずれにくい、ということだ。何しろ、毎日のように何がしかのアウトプットを持って議論するので、少なくともクライアントメンバーとはずれない。それは、必ずしもクライアントオーナーとずれない、ということまでは保証しないが。。。
もう一つは、クライアントから信頼を得られるということだ。同じ釜の飯とまではいかないが、これだけ頻繁に会っていると、例えばランチを食べましょうか、とか、飲み行きます?という話になる。そこで、普段、会議室では話さないようなプライベートなことまで話すと、お互いに信頼を置くようになるのは自然な流れだ。馴れ合いは避けるべきことだが、お互いに信頼のあるチームはチームとして効率的にアウトプットを作り出せるだろう。
ポイント3: クライアントミーティングが終わった瞬間、次のクライアントミーティングに向けての動きが始まる
クライアントミーティングの後には、必ずラップアップという時間が設定されている。この時間は、単に次のマイルストンを確認する、という以上に重要である。なぜなら、つい先ほどまで行っていたミーティングの最中にプロジェクトリーダーやパートナーが何を感じ、クライアントの発言等をどのように解釈したか?を記憶がホットなうちに聞くことができるからである。
時に、これは特に日本人に多いが、クライアントも言っていることと思っていることが異なることがある。パートナーやプロジェクトリーダーは、そういった部分まで含めて、クライアントの発言を解釈している。その解釈を確認し、それを踏まえて次のクライアントミーティングに向けて動かなければ、大きく外すリスクすらある。この場で、パートナーに食い下がってでも、何を理解したのか?を聞くのは非常に大事である。
いかがだったろうか。私の感覚では、大抵のプロジェクトにおいて、少なくともメンバーは一週間単位でアウトプットを作るというリズムで動いている。シニアなコンサルタントになると、向こう1ヶ月分くらいのアウトプットのイメージは出来ているだろう。
具体的な一日の動きについては、また別の記事で書くこととしよう。
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