コンサルタントの1週間 その1
- 2015/02/21
- 21:21
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どんな一週間をすごすのか?
「コンサルタントは具体的にどんな生活をしているのかを教えてほしい」というのも私が良く聞かれる質問だ。そこで、具体的にどんな一週間を送っているのか?というのを紹介したいと思う。
まず、具体的な一週間を紹介する前に、プロジェクトの大まかな流れを紹介したい。プロジェクト期間は、プロジェクトごとに当然異なり、短いものでは1ヶ月、長いものでは3年という位幅がある。しかし、大抵のプロジェクトは、3ヶ月位を単位にしている。この3ヶ月の中で、プロジェクトでやることも当然違うのだが、プロジェクトの中盤、最終的な提案を作り上げる過程での一週間を紹介しよう。
プロジェクトにもよるのだが、大抵、一週間に一度、クライアント側のプロジェクトオーナー(事業部長や役員、時に社長)まで含めたミーティングを行う。コンサルタントは、そこでの議論に向けて、クライアントメンバーと議論しながら材料を集めていく。
ポイント1: 社内メンバー全員でのミーティングは、クライアントミーティングの2,3日前に行う
当然、マネージャーとメンバーの個別ミーティング等は、毎日、しかも1回ではなく、2,3回行うものであるが、チームメンバーが一同に会するのは、クライアントミーティングの2,3日前である。
このミーティングでは、主に、チームメンバーがアウトプットを8割方仕上げた段階で、パートナーからのインプットをもらうことが目的である。パートナーはいくつものプロジェクトを抱えているのが普通なので、細部までは立ち入らず、むしろ高い視点から、クライアントに伝えるべきメッセージがクリアかどうか?そのメッセージが分析等から正しく導かれているか?ということをメンバーに質問していく。
メンバーからすると、ここは腕の見せ所である。なぜなら、具体的なデータや分析はメンバーが行っているので、一番良く知っており、そこからこんな面白いことがわかったと、伝えるチャンスだからだ。また、パートナーから高い視点でのインプットがあると、さらにコンテンツが充実していく。そうすると、そのメンバーが担当している領域はお客さんに刺さる。
逆に、十分な内容がなかったり、メッセージがクリアでない場合は、辛いミーティングになる。私も経験があるが、問いを論理的に並べられて答えられないということは、アウトプットが論理的でない何よりの証拠であり、クライアントミーティングまでに何とか挽回しなくてはいけなくなる。今日の夜は長くなるな、と覚悟する瞬間でもある。
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