2004年に、37万部記録していたものが本年度は7万部になりました
■部数現象の主な原因(スクエニ内部の要因)鋼錬終了による読者離れというのが、一般的にわかりやすいのですが、それだけではありません
確かに、鋼錬のアニメ化ヒットによって20万部から37万部に増加しましたが、次の年には27万部なるなど一過性のものでした(それでも、7万部増えていますので効果は存在します)
鋼錬アニメ化前の20万部だったころの読者が、離れていったのが主な原因となります
10年という年月がたっているので、時間的なものが最も大きい原因ですが・・・・・・
鋼錬のヒットのため、それに準じた作品を主に展開するようになり、以前からの読者が好んでいた系統の作品が減少
鋼錬前の看板作品である、東京アンダーグラウンド・スパイラルの終了(この年で7万部の部数が減少)が読者離れに拍車を掛けました
その後、鋼錬終了+それに準じた系統の作品終了+禁書の人気低下+咲阿知賀終了などマイナス要素が積み重なり7万部となっています
■一番の要因は、漫画雑誌離れ+少年誌離れここまで書くと
ガンガン落ち目ヤバイと捉える人もいるかと思いますが・・・・・・・
一番の要因は、漫画業界の構造的な問題です
10年で、漫画雑誌発行部数は半分以下に落ちています
特に、少子高齢化に伴い少年誌を読む層の減りは著しいです
■漫画雑誌発行部数って、ホントはどうでもいいという現実発行部数が減っている!!とかきましたが、実際そこまで重要な要素ではないです
漫画雑誌の発行部数が多ければそれだけ宣伝効果があるので、単行本が売れますが・・・・・
出来がいい作品であれば、ネットで話題になり、アニメ化して単行本が売れるというサイクルが存在します
つまり、人の心をつかめるイイ作品であれば漫画雑誌の発行部数ってあまり関係ないです
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