最近、スクエ漫画雑誌にを取り巻くゲームコミカライズの環境は大きく変化しています
大きく分けて、2つあります
・竜騎士07関係作品の減少
・モバマス、ミリオンアーサーなどの携帯スマフォゲームの大幅なコミカライズ展開
1、はじめに
ゲームコミカライズ作品は、最低限の売り上げにはつながりますが・・
雑誌の枠・漫画化のコストを考えると、相当の人気作・アニメ化などの要因がない限りは、出版社側からするとメリットはすくないものですコストを抑えて、ガンガンオンラインなどで行う方向もあるが、ファミ通が運営するファミ通コミッククリアがゲームコミカライズを柱に運営している都合上(コミカライズ以上の販売促進メリットも見込めますし)、あまり力を入れる意味は薄いです
また、ラノベの隆盛も相まって角川以外のラノベの漫画担当の需要はそれなりにありますし、力を入れすぎるほどでもないといった事情もあります
2、竜騎士07関係の展開作品の減少
スクエニでは、竜騎士07関係のコミカライズを多く展開しています
ひぐらしは必ずオリコンに入っていましたし、うみねこも安定した売り上げを持っています
ひぐらしのヒットもあって、新規同人ゲーム(ひまわり・コープスバーディ)のコミカライズに力を入れていた時期もありましたが、実を結ばず終了という方向になりました
そして、竜騎士07先生の作品制作ペースにコミカライズペースが追いついてしまったため、展開される作品数は減少傾向に入りましたローズガンズデイズの外伝が開始予定ですし、うみねこの外伝もやってはいますが・・
本編より売り上げの減少は否めません(特に後者は、アンソロですし)
3、携帯(スマートフォン)ゲームの大幅なコミカライズ展開
携帯(スマートフォン)ゲーム、アイドルマスターシンデレラガールズの4誌5作品(4コマ2作、ストーリー2作、アンソロ1作)・ミリオンアーサー2誌2作品(4コマ1作、ストーリー1作)の展開が同人ゲームのコミカライズの代わりに始まり、新たなる主力になってます
バンナムは、コミカライズにおいてスクエニと関係が深くはありません
(過去に、テイルズシリーズのゲームコミカライズ・4コマ・アンソロなどの関係はありましたが)
スクエニでの大規模連載は、近年のラノベの隆盛による角川の出版枠不足というのも要因としてもありますが
スクエニ雑誌での展開により、角川系とは違った新規プレイヤーの開拓というメリットが最大の要因だと思われます(角川では、アイマスの本編の展開していますし)
ミリオンアーサーに関しても、単行本で利益回収というより宣伝広告費も加味しての連載だと思われます
4、最後に
アイマス・ミリオンアーサーの企画が成功するか否か
ゲーム業界が衰退していく中、スクエニにおけるゲームコミカライズの行く末を決めます