2010-12-17(Fri)

国民の生活を人質にして小沢一郎の引退を迫る岡田イオンジュニア

古今東西、世界中で争いは絶えない。
だからこそ、つかの間の平和が大切なものだということを実感する。

日本にかつてあったつかの間の平和は、朝靄が消えて無くなるように雲散霧消し、いまや利害をむき出しにした争いのまっただ中に、私たちは立ち尽くしている。

そんな争いの、中心に据えられているのが、小沢一郎という政治家だ。
かつてのつかの間の平和の間は、私も小沢一郎を応援することになるとは、露ほども思わなかった。
しかし、今この時、旧時代の話を持ち出して小沢を腐することは、小沢を潰そうとしている利権集団を利することだ。

一見「良心的」な仮面をかぶった、共産党やその他の人々は、意図的に利敵行為をしているか、まったく時代認識がないか どちらかということになる。

こうした「良心的」な利敵行為とは別に、あからさまな攻撃は止むことなく続いている。
いま最も過激かつ卑劣な動きをさせられているのは、岡田イオンジュニアだ。

ちまたでは、岡田を原理主義とか頑固だとか言うけれども、私は違うのではないかと見ている。
もちろん、直接の面識はないので、推測に過ぎないけれども。

おそらくは、元来これほど卑劣な人間ではない。
が、脅しに弱い。嵌められてしまうと、その自分を正当化するために、どこまでも坂道を転落していく。

その気の弱さは、小沢に電話一本かけることができないことにも現れている。
これだけ大騒ぎしているのに、連絡はすべて党職員にやらせているというのだ。

小沢氏「岡田幹事長は臆病」政倫審問題でhttp://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20101217-714576.html
2010.12.17 日刊スポーツ

岡田が、何が何でも政倫審に小沢一郎を引きずり出そうとしているのは、あきらかに小沢を離党させようという意図がある。
というか、そういう意図のもとに、操られている。

それは、小沢に嫌がらせをして追い出すという 単純なものではない。
小沢という人は、そんなことくらいで逃げ出すほどヤワじゃない。

そうではなく、あえて党内を二分させることで、民主党分裂の危機を作り出し、分裂回避のためには小沢一郎が身を退くしかないという状況を作り出そうとしている。

小沢一郎は、正面から攻められても退かないけれども、民主党政権を維持させるためならば、他にとうしても手段がなければ、退くことはありうる。
悲願の政権交代、戦後始めて民意によって政治が動いた政権交代を守るためならば、自らは身を退くと言い出すかもしれない。

それを逆手にとって、政権交代と国民の生活を人質に、小沢に引退を迫っているのが、今の岡田の政倫審騒動だと、私には思える。

たしかに、今ここで民主党が分裂し、菅・前原派が自民党と連立を組んだ場合、歴史は真っ逆さまに転落する。
国民の生活が第一 というスローガンは、完全に抹殺される。

その可能性を強引につくりだし、小沢に引退、または単独離党を迫っている。

小沢一郎を支持する民主党の皆さんは、絶対に党を割らないということを、政権を付託した国民と、渦中の小沢一郎に誓って進んでいただきたい。
その確信があれば、きっと最悪の事態にはならない。

アメリカや官僚に操られている菅・岡田・前原を、国民はきっと支持しない。
そんな連中に、振り回される必要は無い。
あくまでも、国民の支持に立脚して、正々堂々と ど真ん中を進んでいただきたい。


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No title

党を割らない、ということになぜそこまでこだわるのか。今の民主党は、国会議員と党員で、菅を選んだのである。

小沢自身が分党の覚悟もある、といっている。そもそも政倫審がどうなろうと、強制起訴の段階で小沢への離党勧告は既定路線だろう。その上で、小沢についていくという議員は、谷亮子や松木の他にも、何人かはいるだろう。

それに、国民は残念ながら小沢よりは前原岡田を支持している。小沢は、新たな戦略がいる。

No title

 民主党首選挙で明らかになったように民主党員の大多数が公務員の組合と大企業の組合の構成員達だった。会費も税金や企業持ちなんだろうけど。
 旧社会党・旧民社党・その亜流の連中は結局自民党に寄生して生きていた古い利権のダニだった。
 ただ残念なことに、どうせ岡田も前原も仙谷も枝野も次に選挙があっても当選するんだろうな。
 菅は息子が当選して世襲成功なんだろうな。
 レンホーの夫も難なく目黒区議に当選するんだろうな。
 徴兵制で俺なんかバンザイ突撃で人間土嚢になるか兵站を無視した作戦で餓死するんだろうな。その時は田母神の教え子達が参謀で毎日酒盛りか。

昔は部下を守るいい上司だったのに、エラくなったら見え透いたウソをついて、平気で部下を踏みにじるようになった-
サラリーマン社会でよくある話。並の人間はそんなところだろう。日本人大半の意識がそうだから、菅・岡田・前原らも高をくくっているのだ。
バカに首相は務まらないことを証明したのは麻生だったが、学校秀才の「並」の人物にも、日本を立て直す大役は務まらない。からっきしダメ。菅が国民に教えてくれたのはそのことだ。
菅は今、辞めた後に田原総一朗氏の番組で何と言い訳しようか、そればかり考えている。
田原「菅さんね、もしもそーんなこと本当にやったら、命がいくつあっても足りないよ!」
菅「いやいや田原さん、現実問題としてですね、私は...」
辻元「菅さん、菅さん。けっきょく菅さんは、八方美人過ぎたんとちゃう?」
(一同爆笑)
救いようが無い。

No title

菅政権のままだと、自民党がやっていた時となんら変わりがない様に思います。何とかここは一発逆転、小沢さんにがんばって欲しいと思います。聞く所によると、日本は今年、来年が経済的に大変な時期だと聞きます。こういう大局を乗り切れる政治家は、小沢氏以外に誰がいるのでしょうか。マスコミの偏向報道にはうんざりします。検察庁のトップも辞任するようですし、小沢氏への陰謀は明らかです。西松建設に関しても、あれだけ騒いでいたのに、結局違法性はなかったらしいではないですか。今回の小沢氏への攻撃もまた然りだと思います。

菅解任こそが民主党の生きる道

このままでは総選挙で民主党は大崩壊します。
そのまえに統一地方選で壊滅的打撃を受けるでしょう。
菅政権は人間のクズの集団です。
菅支持議員にも鉄槌が下るでしょう。
クズ政権の目的は、小沢派の離党、公明党との連立でしょう。
そして、成功報酬は菅後継にフランケンなのでしょう。
こんな見え透いたテレビ・新聞の誘導に騙されない事がとっても大事ですね。
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