2008-01-05(Sat)
2月10日岩国市長選挙
2008年の稿を始めるにあたって、一段とかまびすいしい温暖化詐欺のことやら、ついに始まった株ドル同時暴落のことやら、書きたいことはいろいろあった。
しかし、やはりこの話題から始めるしかない。
井原・前岩国市長、出直し選立候補を正式表明
2008.1.4 読売
米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐に反対し、辞職した井原勝介・前岩国市長は4日、市内で記者会見し、市長選に無所属で立候補することを正式に明らかにした。
井原氏は市長選の争点となる艦載機移駐を含む在日米軍再編について「(負担が増す自治体に支給する)再編交付金などの『アメとムチ』で市民の意思を抑えつける(国の)手法は、到底納得できない」と従来の主張を繰り返し、反対の姿勢を明言。市長選を「民主主義と地方自治を守る戦いだ」と位置付けた。
井原さんは、もともとはどちらかというと保守的な人だと思う。しかし、その矜持を保つことにおいて、どろどろの日本の政治の世界で一条の光にも思える。
井原勝介ホームページ
「市民に訴える」ー争点は、米軍再編にあらずー
もちろん私は米軍そのものにも反対だが、2月10日の岩国市長選挙は、その枠組みを超えて「民主主義と地方自治を守る戦い」と言うべきだろう。
この国では、もはや、そこまで基本的な人権が追いつめられている。
弱いところから食う、というのは権力者の常であるから、見方によってはこれまで米軍基地を容認してきたから、一層の無茶を押しつけられているとも言える。
であるからこそ、基地直下に住んでいない私としては、黙っていられない思いがある。
「もう我慢できない」という岩国市民の声を、何の思いもなく聞き流してしまったら、私の、あるいは私たちの心が死んでしまう。
言うまでもなく、歴史的にもっとも非道い扱いを受けているのは沖縄だ。
衆議院安全保障委員会 平成19年5月17日
ここに、井原氏と伊波・宜野湾市長の意見陳述がある。
宜野湾市での治外法権の実体が明らかになっている。
そして、自民党の議員の質問も、井原氏、伊波市長の答弁でボロボロになっている様子もよくわかる。
少し長いけれども、ぜひ一見の価値があると思う。
昨年12月28日に井原氏が市長を辞任するまでの苦渋の経緯は、ここでは繰り返さない。
市の予算そのものを人質にとるという無茶苦茶な再編推進派に対し、 「この首と引き換えに市民のために(予算を)通してほしい」 (中国新聞07.12.26) という言葉に、苦しい選択であることはよく分かる。
岩国市民でない私には、一票を投じることはできないが、岩国を孤立させないための、ささやかな声くらいにはなりたいと思う。
井原さんを、心から応援したい。
※コメント欄にもあるとおり、なごなぐ雑記さんに詳しい記事あり。ぜひ一読を。
※意図的な誤報か?
岩国市長選に民主平岡氏出馬の意向
日刊スポーツ 08.1.5
自民党の福田良彦衆院議員(37)の山口県岩国市長選への出馬に伴い、4月27日に投開票される見通しの衆院山口2区補選で、民主党の平岡秀夫衆院議員(53=比例中国)は5日、岩国市で記者会見し、立候補の意向を明らかにした。
党の正式決定ではなく、今後調整する。平岡氏は2000年、03年に当選したが、05年に福田氏に588票差で敗れ、比例で復活当選した。平岡氏は「今後の総選挙を占う大事な選挙。政権交代への動きを強化したい」と話した。
また米空母艦載機移転に反対の井原勝介前市長(57)に賛同する姿勢を示した。
福田氏は11日の対テロ新法案の議決後、早期に辞職するとしている。
GOOGLEニュースはトップに福田が立候補したことを載せ続けたうえに、こんな誤報まで。
記事本文を読めば分かるとおり、衆院補選への立候補を、市長選への立候補と誤記。
マスゴミもネットも総動員した井原さんへの包囲網を感じる。
(08.1.6 7:34)
↑
即、抗議の電話を入れたので、現在は修正されている。
しかし、やはりこの話題から始めるしかない。
井原・前岩国市長、出直し選立候補を正式表明
2008.1.4 読売
米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐に反対し、辞職した井原勝介・前岩国市長は4日、市内で記者会見し、市長選に無所属で立候補することを正式に明らかにした。
井原氏は市長選の争点となる艦載機移駐を含む在日米軍再編について「(負担が増す自治体に支給する)再編交付金などの『アメとムチ』で市民の意思を抑えつける(国の)手法は、到底納得できない」と従来の主張を繰り返し、反対の姿勢を明言。市長選を「民主主義と地方自治を守る戦いだ」と位置付けた。
井原さんは、もともとはどちらかというと保守的な人だと思う。しかし、その矜持を保つことにおいて、どろどろの日本の政治の世界で一条の光にも思える。
井原勝介ホームページ
「市民に訴える」ー争点は、米軍再編にあらずー
もちろん私は米軍そのものにも反対だが、2月10日の岩国市長選挙は、その枠組みを超えて「民主主義と地方自治を守る戦い」と言うべきだろう。
この国では、もはや、そこまで基本的な人権が追いつめられている。
弱いところから食う、というのは権力者の常であるから、見方によってはこれまで米軍基地を容認してきたから、一層の無茶を押しつけられているとも言える。
であるからこそ、基地直下に住んでいない私としては、黙っていられない思いがある。
「もう我慢できない」という岩国市民の声を、何の思いもなく聞き流してしまったら、私の、あるいは私たちの心が死んでしまう。
言うまでもなく、歴史的にもっとも非道い扱いを受けているのは沖縄だ。
衆議院安全保障委員会 平成19年5月17日
ここに、井原氏と伊波・宜野湾市長の意見陳述がある。
宜野湾市での治外法権の実体が明らかになっている。
そして、自民党の議員の質問も、井原氏、伊波市長の答弁でボロボロになっている様子もよくわかる。
少し長いけれども、ぜひ一見の価値があると思う。
昨年12月28日に井原氏が市長を辞任するまでの苦渋の経緯は、ここでは繰り返さない。
市の予算そのものを人質にとるという無茶苦茶な再編推進派に対し、 「この首と引き換えに市民のために(予算を)通してほしい」 (中国新聞07.12.26) という言葉に、苦しい選択であることはよく分かる。
岩国市民でない私には、一票を投じることはできないが、岩国を孤立させないための、ささやかな声くらいにはなりたいと思う。
井原さんを、心から応援したい。
※コメント欄にもあるとおり、なごなぐ雑記さんに詳しい記事あり。ぜひ一読を。
※意図的な誤報か?
岩国市長選に民主平岡氏出馬の意向
日刊スポーツ 08.1.5
自民党の福田良彦衆院議員(37)の山口県岩国市長選への出馬に伴い、4月27日に投開票される見通しの衆院山口2区補選で、民主党の平岡秀夫衆院議員(53=比例中国)は5日、岩国市で記者会見し、立候補の意向を明らかにした。
党の正式決定ではなく、今後調整する。平岡氏は2000年、03年に当選したが、05年に福田氏に588票差で敗れ、比例で復活当選した。平岡氏は「今後の総選挙を占う大事な選挙。政権交代への動きを強化したい」と話した。
また米空母艦載機移転に反対の井原勝介前市長(57)に賛同する姿勢を示した。
福田氏は11日の対テロ新法案の議決後、早期に辞職するとしている。
GOOGLEニュースはトップに福田が立候補したことを載せ続けたうえに、こんな誤報まで。
記事本文を読めば分かるとおり、衆院補選への立候補を、市長選への立候補と誤記。
マスゴミもネットも総動員した井原さんへの包囲網を感じる。
(08.1.6 7:34)
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即、抗議の電話を入れたので、現在は修正されている。
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