宇部市

2007年9月13日 (木)

宇部市の「どうでもいい三題」

 ポチです。
 犬のポチクンは、痛いのか、不自由な体がいやなのか、クウ~ン、クウ~ンと鳴き続けです。
 寂しがり屋で、いつも人間の傍にいたがるので、夜中は息子が寄り添って寝ています。朝早く私が起きて、息子と交替。私が出勤した後は、娘が寄り添っています。
 巨体を何度も抱えたので、私の腰もおかしくなってきました。
 早くよくなってほしいものです。



 さて、今日は、宇部市の話題をいくつか。

 一つは、これ。
 昨日の続きみたいなものです。
 今日付けの地元紙「宇部日報」に掲載された安倍さんの辞任に対する藤田忠夫宇部市長の談話です。

Shichou  突然の辞任報道をうけ、非常に驚いております。本県出身の宰相ということで、常日頃から誇らしく、そして心強く感じておりましたので、誠に残念でなりません。
 安倍先生におかれましては、引き続き、わが国ならびに郷土発展のため、ご活躍されますようお祈り申し上げます。(太字はポチです)(写真は、宇部市のサイトからお借りしました)


 なんかなあ・・・。
 テレビを観てたら、自民党の幹部なんかも「無責任だ」などとしゃべっているのに、この談話は何なんでしょう。
 「誇らしい」?、「恥ずかしい」じゃなくて?





 で、続いてはコレ。
 これも今日付けの「宇部日報」からです。

Photo

 この末村さんという方の畑では、カボチャが大豊作で、直径が30センチから60センチのカボチャが30個以上とれたそうです。
 写真のカボチャは、なんと直径2メートル以上、重さ60キロ以上だそうです。末村さんは「興味ある人はもって帰ってほしい」と言っておられるそうですが、こんなの持って帰ってって言われてもなあ・・・・。





 続いては、コレ。

 例のアザラシ「マジちゃん」(ああイヤだこの名前)の話題です。

 まず、コレ。

Photo_2

 昨日の「毎日新聞」山口版。パンの次はフライです。宇部井筒屋(デパートです)の食品売り場にお目見えしたようです。
 原料は、タマネギとチーズ、魚のすり身。1枚158円だそうです。
 「宇部井筒屋は間もなくリニューアル1周年を迎える。13日からの記念大売出しを前に担当者は『大事な節目。マジちゃんに負けないようしっかりマジでがんばります』。」と言われているそうです。



 しかし、その一方で、本物のマジちゃんは、実は、

Photo_3

 ↑5日付の「宇部日報」です。
 いなくなっちゃったんですね。




 そして、8日付「宇部日報」では、

Photo_4

 西岐波というのは、宇部市のなかでも東よりの地域で、中心部の真締川河口とはかなり距離があります。しかも、沖合い5キロ。
 人間が多く汚れた市内の中心部を離れて、海に帰ったわけで、これでよかったのではないでしょうか。

 以上、今日は、どうでもいいような宇部市の3つの話題でした。

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2007年8月30日 (木)

宇部市はちょっと過熱気味

 ポチです。
 今日は朝から雨でした。午後になって晴れて、ちょっと蒸し暑くもありましたが、それでも数日前とは比べものにならないくらい過ごしやすい一日でした。




 さて、今日の話題も、アザラシさんです。
 すぐにどこかへ行ってしまうのだろうなと何となく思っていたのですが、なぜか、すっかり真締川河口付近に居付いてしまって、市民に愛嬌を振りまいているようです。
 真締川は護岸が整備されていて、休むところがないと、近くの漁師の方が、荷物運搬用のパレットに発泡スチロールをつけて、彼女(女性だそうです)の休む場所をつくってくれました。
 なんと、なんと、ずいぶんとお気に入りのようです。
 地元紙の「宇部日報」の29日付によると、「マジちゃんは正午過ぎに上がって日光浴を始めた。集まった人を警戒するような様子はなく、波の揺れで海中に落とされないようにバランスをとったり、眠そうにあくびをしたりする姿を2時間見せ続けた」そうです。

Photo

(宇部日報さんの写真をお借りしました)

 「愛里の日記」の愛里さんのブログで、アザラシさんの動画が見られます。
 よろしかったら、ご覧ください。たしかになかなか可愛いものですよ。



 一方、同じ紙面には心配なことも。
 福岡市のマリンワールド海ノ中道の海洋動物課の藤丸郁主任のコメントが紹介してあります。要約すると次のとおりです。
(1)マジちゃんは、若い雌のゴマフアザラシ
(2)犬歯が伸びており、1歳以上
(3)ゴマフアザラシはオホーツク海を中心にした北の海に生息。数十から数百頭の群れをつくる。瀬戸内海で姿が見られるのはめずらしく、何らかの理由で群れからはぐれたのではないか
(4)脇腹に怪我をしたような傷が数本ある。感染症にかかると命に関わる場合がある
(5)瀬戸内海は生息地と環境がまったく異なるため、適応できるかどうか心配

 ということだそうです。

 とくに、(4)と(5)が心配です。
 今のところ、元気のようですが、人間が楽しむだけ楽しんで、彼女の命を実は縮めているということはないでしょうか。彼女が本当に生きていくうえで適している環境に戻してあげるという選択肢はないのでしょうか。




 という一方で、宇部市では、「マジちゃん」ブームが過熱気味です。
 ついに、「マジちゃんパン」まで登場しました。
 今日付けの「宇部日報」を紹介します。

出ました!マジちゃんパン
Photo_2  マジちゃん、今度はスーパーに出現――。真締川河口では連日、マジちゃんフィーバーがわき起こっているが、人気者にあやかったパンが販売され、こちらも本家に負けない人気を集めている。
 「マジちゃんパン」を売り出したのは、アルク(スーパーの名前です=ポチ)宇部恩田店内のコンセルボ恩田店(嶋田和夫オーナー)。一個130円で、あんパンとクリームパンの二種類がある。マジちゃんの姿があちこちで確認され始めた22日から販売している。
 嶋田さんは「アンパンマンは作ったことがあるが、アザラシは初めて。古里を盛り上げるのに貢献できたらと考えた」と話す。
 胴体に頭部と前足のパーツを付けて焼き、仕上げにチョコレートで目、鼻、ひげを描く。型を使わないため手間ひまがかかる。表情などが若干個性派ぞろいのマジちゃんが並べられている。
 主に子ども連れの客が買い求め、それぞれが一日30個以上売れるヒット商品になっている。嶋田さんは「近々、ジャムパンも作る予定。このまま居続けてほしい」と願っている。




 ウ~ン、商魂たくましいものですね。

 では、また。ポチでした。

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2007年8月26日 (日)

注意力と忍耐力が必要です!

 ポチです。
 暑い日が続いています。お元気でしょうか。
 でも、今朝5時過ぎごろ、寝床の中で「さあ、そろそろ起きようか」と思っていたら、ふと、秋の虫達の鳴声が耳に入ってきてビックリしました。
 暑さは相変わらずですが、季節は確実にすすんできているのですねえ。いつまでも「暑い」「暑い」とうなっていてはいけないなあと思いました。




 さて、今日は、前回のアザラシくんの続きです。
 アザラシくんの名前が正式に決まったそうです。

 なんと 「宇部まじめ」(「宇部」が苗字で、「まじめ」が名前なのでしょうか)・・・・。
 で、愛称が「マジちゃん」だそうです・・・・・・。

 ・・・・・・・悲しい・・・・・。このセンスひどすぎ。

 23日付「宇部日報」の記事を紹介します。

マジちゃんと呼んでね
 宇部市は22日、真締川河口で観察されている体長約1メートルのアザラシを「宇部まじめ」(愛称マジちゃん)と名付けた。ホームページにも特設コーナーを設け、情報や写真の提供を呼びかけている。種類については「ゴマフアザラシの可能性が高い」と下関市立水族館・海響館。
  (中略)
 水面から出るのは数分から数十分おき頭部だけで、大きな水音を伴わないため、注意力と忍耐力が必要だ



 その後も、このアザラシ君の様子が必ず「宇部日報」で報道されます。
 24日付には、なんと1時間顔を見せ続けたと大騒ぎです。
Photo

 そして、25日付の紙面では。


交通ルールはマジ、ちゃんと守って!――見物の駐車違反が続々
 真締川にアザラシのマジちゃんが出没するようになり、錦橋周辺は日を追うごとに見物客の数が増えている。市役所前を通る国道190号線より海側の見物スポット周辺の道路は駐車禁止の指定になっており、宇部署は「交通ルールを守って見物してほしい」と呼びかけている。
 夕方は仕事を終えてマジちゃんを見物に来る人が増え、一日のうちで最も見物スポットがにぎわう時間帯。特に錦橋と新錦橋にはずらりと人が並ぶ。車で来た人の中には、駐車禁止指定の公園沿いの道路と橋の上に車を止める人があとを断たない。
 24日までに付近住民からの苦情はほとんど出ていないが、駐車車両で幅が狭い道路は離合が難しくなっているため、同署では定期的にパトカーを巡回させるなど対応に乗り出した。
 ただ、ほのぼのとした話題に集まった人に対して、強硬な姿勢はとりたくないのが同署の本音。スピーカーを使って警告を続けているが、悪質な場合は交通違反の取締りをするという。
 松藤孝治副署長は「交通ルールを守って楽しく見てほしい」と話した。

Photo_2

 だそうです。
 ちょっとミーハー気分になって、行ってみようかという気がしないではなかったのですが、この記事をみたのと、この暑い中、とても「注意力」も「忍耐力」も発揮できそうにないと判断し
て、断念しました。


 こんなかわいらしい話題で宇部市が話題になることはいいことです。
 でも、たとえ河口とはいえ、淡水の川にアザラシがいて大丈夫なのでしょうか?私にはよくわかりませんが、宇部市も喜んでばかりいないで、アザラシ君の健康のことを考えてあげてはいかがかと、少し気になるポチでした。

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2007年8月21日 (火)

「マジちゃん」「マジメ君」はやめてほしい

 ポチです。
 ホントに暑い日が続きます。
 暑くて暑くて、毎日、ボ~ッとしていて、仕事以外でPCに向かう気力がまったくなく、更新も他の方のブログを見る気にもなれませんでした。
 実は我が家には立派なエアコンがあるのですが、このエアコン、もう何年もエアコンとしても役割を果たしていません。実は、カミさんがエアコンが大嫌いで、「エアコンをつけるなんて電気代のムダ」というのです。
 実は、私は人一倍暑がりで汗かき。最初の頃は、逆らって、カミさんの目を盗んでスイッチを入れていました。そんな攻防をしているうちに、いつの間にか、まるで我が家にはエアコンが存在していないかのようになってしまったのです。今では、我が家の誰一人として、エアコンがあることを意識していません。
 今年のこの暑すぎる日々のなかでもです。人間というのは恐ろしいものです。

 ということで、更新しなかったのは、ひとえに暑さのせいです。
 ところが、どうしても更新せざるを得ない事態が発生しました。
 なんと、宇部市の市街地の真ん中を流れる真締川(まじめがわ)という川にアザラシが迷い込んだのです!

 宇部市の地元紙「宇部日報」の記事と写真を紹介します。

Photo


真締川河口に野生のアザラシ

 宇部市の真締川河口で20日、アザラシが確認された。5-10分ごとに水面から愛くるしい顔をのぞかせ、早くも「マジちゃん」「マジメ君」などの愛称が飛び交うなど人気者になっている。
 アザラシが見られるのは、真締川の市役所横から宇部港につながる河口にかけて。近くの住民や宇部海上保安署などによると、約一週間前から目撃情報があった。二十日は午後四時から六時ごろまでにあちこちで顔を出すのが見られ、うわさを聞いて駆け付けた市民が観察を楽しんだ。






 各地で、アザラシやイルカが迷い込んだということで話題になっていますが、まさか、この宇部市でそんなことがおこるとは思っても見ませんでした。
 真締川というのは、人口の水路で、昔はきれいな川でしたが、一時期は汚濁がすすんでいました。その後、地域の方の努力などで今は幾分かはきれいになってきていますが、それでも、宇部市のど真ん中を流れており、けっして清流などと呼べる代物ではありません。


 下関の水族館「海響館」の海獣展示課主任の立川利幸さんは、真締川への出没の理由について、「10年以上も前に大分県で目撃例があるものの、瀬戸内海では聞いたことがない、極めて珍しい事例であり、なぜかは“本人”に聞かないとわからない」とコメントされています。
 立川さんという人。なかなかおもしろいことを言いますねえ。


 それにしても、「マジちゃん」だとか、「マジメ君」だとか、そんなネーミングしかできないのでしょうか。ちょっとつらいものがあります。



 ということで、うだるような暑さを振り切って、更新をしてみました。
 早く、この暑さがおさまらないかなと切に願うポチでした。
 ではまた。

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2007年1月13日 (土)

河村建夫さんと教育と「やらせ」

 ポチです。
 宮崎県で鳥インフルエンザ。宮崎地鶏の産地で、ポチの近所のスーパーなんかでも中心は宮崎産だったように思う。ポチの大好きな焼き鳥にも影響が出るのだろうか。心配です。

 ということで、本題です。
 ポチの住む宇部市の地元紙「宇部日報」(日刊の夕刊紙)の今日付に、こんな記事が出ていました。

「著書出版祝い新春の集いー河村議員「景気回復」など抱負」

 ええッと、「河村議員」っていうのは、この宇部市が入っている山口3区選出の河村建夫自民党衆院議員。その河村さんが、昨日、500人を集めて、彼が書いた(のかどうか知らないが)「人間力創造こそ-至誠のこころで教育改革」って本の出版記念を兼ねた新春の集いをやったっていう記事なんですネ。

 で、この人は、なぜか知らないけど「文教族」ってことになってる。
 経歴をみると、大学の商学部を卒業したあと、石油会社に入って、33歳で県議会議員になって、県のサイクリング協会とか猟友会の会長をつとめ、それで15年前くらいに衆議院議員になってる。それで、3年後に再選されてるんだけど、そのときに初めて「文教委員会理事」っていう肩書きを手に入れてるんですネ。
 どうも、この経歴から察するに、「教育に造詣の深い河村センセに文教関係の仕事を・・・」ってなことじゃなくて、たまたま「文教委員会理事」になったことをいいことに、「ヨッシャ!これからはワシのウリを文教の専門家ってことにするゾ」ってことで付け焼刃で「文教族」におなりになった方なのかアと思われるワケです。

 で、この人、文教族を追求し続けて、ついに2003年、第二次小泉内閣の時に文部科学大臣になでなったんですね。

Photo

               ↑河村さんのHPからお借りしました

 それで、この新春の集いでは、昨年のことを「十年間とりくんだ改正教育基本法が成立し、防長(山口県のことです)8人目の宰相(8人ともヒドイヤツばっかりなんですけどネ)が誕生するという意義多い年になった」って振り返り、「当面の政治課題として、教育再生、格差社会の是正、経済成長が実感できる景気回復、社会保険庁の改革などを挙げ、『仕事は山ほどあるが、全力を尽くして頑張りたい』と抱負を述べた」ってことになってる。
 それで、後援会長の宮本さんって人が「改正教育基本法は成立したが、各論はこれから。教育再生をライフワークとしてこられた河村さんの出番。高い見識を十分発揮していただきたい」とあいさつをされたそうダ。

 「高い見識」・・・・・。ちょっと、オマチナサイナ。
 あなたが文部科学大臣をつとめたのは、2003年9月から2005年11月。で、この間に、例の「やらせ」の「教育改革タウンミーティング(TM)」がおこなわれたのは何回あるのかナ?

 エ~ッと、文部科学省が発表した資料によると、「やらせ」があったTMは
  岐阜県岐阜市 03年12月
  山形県米沢市 04年4月
  愛媛県松山市 04年5月
  和歌山県和歌山市 04年10月
  大分県別府市 04年11月
  島根県松江市 05年3月
  静岡県静岡市 05年6月
  青森県八戸市 06年9月

 ナ~ンダ、「やらせ」が発覚した八戸のとき以外、ゼ~~ンブ、河村さん、あなたが文部科学大臣の時じゃないですか。結局、あなたの責任じゃないの?

 恥ずかしい話だけど、郷土のホコリ・アベシンちゃんは、スミマセンって言って、100万円払って「ケジメ」(?)をつけた。これで「ケジメ」って思ってるから、この人は本当に恥ずかしいんだけど。それでも、とにかくシンちゃんは、「ゴメンナサイ」って言ったわけダ。

 ソレナノニ、ア~ソレナノニ。河村さん、あなたゴメンナサイの一言も無く、昨年が「意義多い年だった」って言うわけネ。そんで「教育再生がライフワーク」なんておだてられて鼻の下を伸ばしていたワケネ。
 「高い見識」どころか、見識のカケラも感じられないのはポチだけでしょうか。

 で、冒頭に書いた河村さんの本のことだけど、この記事の中でこう紹介されている。「日本の将来を担う子どもたちや若者が、力強く生きるための人間力を創造できるような教育のあり方を提言している」本だそうダ。
 そんなこと言われても、やってることは「やらせ」「だまし」「インチキ」なワケで、しかも、そのことを謝りもしない男の本ですから、所詮いかがわしい本なんだろうなって思います。330ページで、1400円もするんで、普通の人は誰も買わないとは思うんだけど、でも、企業の人とかが押し付けられて買わされるんでしょう。もし、この本を買わされた人がいたとしたら、ソッコーでゴミ箱行きにすることをおすすめしマス。

 「教育破壊がライフワーク」の河村さんには、「全力を尽くして頑張」らないでイタダキタイと心から願うポチでした。

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2006年12月18日 (月)

ナンジャコレハ!「国民保護計画案」

 ポチです。先週ひいた風邪がぬけずに、まだ本調子じゃありません。

 宇部市は、「国民保護計画」をつくるというので、最近、その案を発表して、HP上で公開してた。「国民保護」っていうのは何かと言うと、宇部市のHPによると、次のようなものだそうだ。

 「国民保護」とは、我が国が武力による攻撃を受けた場合、または大規模テロ等があった場合に国や県、市町村等が住民の生命、身体及び財産を保護するために行う避難や救援、武力攻撃災害の軽減などの措置を行うことをいいます。

 それで、この案に対し「市民の意見をお寄せください」って言ってたんだけど、12月8日にその意見集約が締め切られた。寄せられた意見は8件だったんだって。人口約18万人の宇部市で、わずかに8件。こんなの「意見集約」っていえるのかな。それもそのはず、案が出されたのはHP上で公開されたのと役所や役所の出先で閲覧できるだけ。それも、その長さたるや膨大。ある人がHP上に出されたものをプリントアウトしてみたそうだけど、その厚さが5センチ以上になったんだって。これじゃ、誰も見やしないよね。
 しかも、さっき、もう一度確認しようと思って、宇部市のHPを見てみたんだけど、「もう意見集約は終わりましたヨ~」っていうことなのか、「計画案」はどこにもなかった。なんか、「一応、意見集約しましたよ」っているアリバイづくりの臭いがプンプンするのは、オイラだけ?

 そして、あきれ返るのは、その内容。さっきも書いたように、もう消えてしまっているから、正確には言えないんだけど、「核爆弾が落とされたら、風上に逃げましょう」とか、「強固なコンクリート製の建物か、地下に逃げましょう」とか。しかも、市議会で、「宇部市にこんな場所はあるの?」って聞いたら、「そんな場所はない」って市の役人が答えたそうな。

 はっきり言って「ナンジャコレハ!」。一言で言えば「荒唐無稽」。こんな到底意味があることとは思えない作文を税金使ってつくってきたの?これつくった人は、「ヨシッ! これで市民の安全を守ることができるッ!」って思っているんだろうか…。

 オイラ思うに、国民を保護する一番の道は、戦争をおこさないように、日本と日本の国民が戦争にまきこまれないように、国も地方自治体も国民も一生懸命にがんばることじゃないだろうか。それが憲法9条の精神じゃないのかって思う。
 ところが今、郷土のホコリ・安倍晋三クンは、5年以内に憲法を変えるって言ってるし、「公海でともに活動している米軍が攻撃された場合、自衛隊は何もしないのか」っていうような議論で、やたらと戦争したがってる。なんでそうなのか、わかんない。

 戦争が終わって、1947年に文部省が中学校社会科用の教科書として、「あたらしい憲法のはなし」ってのをだしてる。この「はなし」は、憲法9条のことを、「二度と戦争をしないように決めた二つのこと」って言って、「およそ戦争をするためのものはいっさいもたないということです」「よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすはめになるからです。また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすとうなことは、いっさいしないことにきめたのです」と書いている。
 それから、こんな風に言っている。「しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国より先におこなったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」って。いまから60年も前の文章だけど、オイラは、ほんとうにすごい文章だと思う。感動しちゃう。

 なんか話がずれてきたけど、とにかくへんてこりんな「国民保護計画案」の話でした。
 エ~ッと、念のために言っておくと、これって、宇部市だけの話じゃないそうだよ。政府は、今年度中にこの計画を策定するようにって言ってて、どの自治体でも策定作業をすすめてるんだって。興味あったら調べてみてネ。

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