「ながら授乳も、まぁ良いじゃないか。」と自分のために言ってみる。
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「ながら授乳はなぜダメか」
http://komazaki.seesaa.net/article/311256659.html
我が家では本日も、マシンガントークの3名が、運動会ごっこと称して布団の上でカオスを繰り広げております。
ご近所さんすみません。午後10時現在、収束する気配まったくなし。もっと無言で育てればよかったのか…!?
・・・
冗談はさておき、個人的な感想。
素敵な内容だと思います。「言葉のダンス(language dancing)」と呼ぶ、くだけた話しかけが、子どもたちの認知発達に大きな好影響があるという、内容は。
ただ一つ悲しいかな、タイトルに「ダメ」とあると、僕はどうも拒否反応がでます。ほかの話題でも少しはその傾向がありますが、特に子育て関連で親についての「ダメ」の場合ひどくて、よい内容でも否定したくなる。。。昔からそうだったわけでは別になくて、子供ができてから。
僕は仕事柄、子供に接するのが得意なように思われることが多いですが、昔からそうだったわけではありません。むしろ、育児に関する不安、自信のなさは実は人一倍強いかもしれない。3人育てる中で、少しずつ克服していったように感じています。ですがら、子供への接し方について「○○はダメ」とタイトル付された記事に対して、怖れに近いものを感じてしまうのかもしれません。
よのなか自信満々の親ばかりではないとすれば、影響力の強い人は、「○○はダメ」というタイトルのつけ方はできればしないで欲しいなぁ、というのが、僕のささやかな願いです。
(もちろん自分でも気を付けます)
補足1)
特別この記事に反対したくて書いているわけではなく、一般論です。
また、フローレンスの活動内容に関しては全面的に敬服、です。
あと、同じ「○○はダメ」という記事でも、これは好き。
「選挙に行かない男と、付き合ってはいけない5つの理由」
http://komazaki.seesaa.net/article/307791379.html
補足2)
この手の議論は既出ですが念のため、「相関関係は因果関係を含意しない (Correlation does not imply causation)」。
原著にはあたれていないのでわかる範囲でですが、「乳幼児期に子どもたちに語りかけられた言葉の数は、成長してからの読解力の試験の成績と、強い相関があった」というデータから、「乳幼児期の子どもに語りかける言葉が少ないと、成長後の読解力の試験成績が下がりやすい」と結論するのは誤りです。
社会統計学の、難しいところです。
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トラックバックありがとうございます
ご指摘ありがとうございます。確かにタイトルはちょっとキツかったかも知れませんね。また、相関関係は因果関係を含意しない、はその通りです。
基本的には、自分に向けての戒めとして書いたので、ながら授乳している親御さんを否定するものではありません。またリズリーとハートの理論は割と有名なものですが、それをどう使うか、は全面的に読み手の方に委ねられていますので、適度に消化して良いとこどりをして頂ければ良いのでは、と思っています。
いずれにせよ、ご指摘誠にありがとうございました。
追記
お子様の写真、とっても素敵ですね。
| 駒崎弘樹 | 2013/01/05 09:53 | URL | >> EDIT