【デジカメ写真のレベルアップ】「撮ったあとにPCで編集するレタッチソフト4選」
こないだ、
【デジカメ写真を楽しむ会・お題紹介】「主人公の大きさを変えてみよう」で、
主人公を大きく写すと、、、
・メインテーマが明確になる
・迫力が出てくる
・撮る時にピントが合わせやすい
と書きました。
で、この、「背景を切り捨てる」という操作は、撮った後でPCで行うこともできます。
僕は普段から、少し大きめに撮って後で不要部分を切ってお送りしています。最後に微妙なバランスをじっくり取りたいのと、端の四隅はレンズの光学性能が落ちて画像が荒れている事があるためです。
画像を切ったり、写真を調整したりするソフトは山ほどありますが、僕にとって身近なのは以下の4つですかね。
というわけでそれぞれ軽く紹介。
Windows Liveフォトギャラリーもしくは、Microsoft Office Picture Manager
Microsoftが提供している画像調整ツール。Windows LiveからインストールするとWindows Liveフォトギャラリーが使えるようになります。明るさやコントラスト、色の微調整、トリミング程度であれば、これで十分だと思います。ただし、画像の一部分だけに対して調整をかけたり、変形をしたり、写りこんだ不要な物を消したり、というようなことはできません。ちなみにあまり知られていませんが、Windows Liveフォトギャラリーには、「ノイズの除去」とかもあります。(Lightroomとかに比べると演算がイマイチで、ディティールがつぶれた感じになることがありますが、、、…)。
マイクロソフトの公式サイト
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/windows-live.aspx?q=windows+live
から、「Windows Live Essentials (旧名: おすすめパック) 2011」とか、「Windows Live フォト ギャラリーおよびムービー メーカー 2011」とかをダウンロードすると、使えます。
※補足
Microsoft Office2010までは、Microsoft Office Picture Managerというソフトが入っていて、使っている総人口的にはこれが一番多そうだったのですが、最新版の2013では無くなってしまいました。(たまに「困ってるんだけど~」、という声を聞きます…)。
Adobe Photoshop Lightroom
たくさんの写真を短時間でレタッチするならおそらくこれが最強のソフト。
明るさや色の調整はもちろんシャープやノイズ除去、それからレンズの歪みを取ったり、パースを変えたりもできます。
部分ごとに独立して違うエフェクトをかけたり、写りこんだ不要な物を消したりもできるので、一般的な写真のレタッチであればこれだけで完成できます。(レイヤーはありませんが)。
演算の仕方が優れていて、シャープやノイズ除去も不自然な感じにほとんどなりません。
何十枚もまとめて同じ設定を適用することができたり、一度使った設定を保存しておいたりできるなど、多くの写真を管理することに長けています。僕が撮った写真はすべて、Lightroomで管理しています。
カメラやレンズの予算に1万円上乗せするよりも確実に写真が良くなる、そういうレベルのソフトなのは間違いなし。
Adobe Photoshop
画像処理の最高峰。レタッチ・エフェクトはもちろん、背景を合成したり、ブラシで色や光を描き足したり、手書きのスケッチに色を付けたりもできます。写真のレタッチだけでなくCGも必要となると、この手のソフトになります。僕は、一度Lightroomで大まかに選出・調整し、そのあとPhotoshopで最終調整して仕上げています。
※補足1
Photoshopの最新版はCCというバージョンですが、期間契約のライセンス形態しかありません。期間が終わると使えなくなります。CS6はひとつ前のバージョンですが、一度購入すればずっと使えます。最初のコストはCCが断然お安いですが、だいたい3年くらいで逆転します。新しいものがいい、という人はCC、基本的な機能がしっかりしていれば最新じゃなくてもいい、という人はCS6、という選び方がよいかと思います。
※補足2
Photoshop Elementsという、入門版があります。自分では使っていないのですが触らせてもらった感じでは、フィルター、レイヤーなど、最初はこれで十分だと思いました。また、ボタンごとに横に解説がついていたり、自動でお任せにできる機能が多かったりと、本家よりも親切設計な感じ。
Pix Builder Studio
WnSoftというところが開発しているフリーソフト。多様にあるフリーの画像編集ソフトの中では高機能な部類に入ると思います。Photoshopにツールのレイアウト等のインターフェースが似せてある(酷似、、、)ので、僕が教えやすい&レベルアップした時にPhotoshopへ移行がスムーズなので、入門用ソフトとして使ってもらうことがよくあります。ただし、ペン描画時の滑らかさ、シャープ系の効果の自然さ、レイヤーの重ね方のバリエーション等では、Photoshopと比べてしまうとかなり見劣します。まぁでも、フリーソフトなので贅沢は言えませんね。
フリーソフトですが、入れておいてもいまのところ面倒な広告や不審な挙動はしてなさそうです。(※使用はご自身の判断でお願いします。)
こちらに日本語の詳細ありますので、気になる方はどぞ。
PixBuilder Studio レイヤ/マスク機能を搭載し、アイコン編集にも対応した、軽快な画像編集ソフト
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/130605/n1306051.html
以上、さらっと書くつもりがだいぶ長くなりました、、、(汗)
他にもたくさんソフトはありますが、だいたいどれかの競合ソフトという感じで、まったく異なる性格のソフトというのはあまり無いように思います。
使ってみる順番としては、
とりあえずすぐ使える
Windows Liveフォトギャラリー
↓↓↓
写真が大量で管理が大変、もっときれいに、自由に細かく調整したい、ってなったら
Adobe Photoshop Lightroom
↓↓↓
別の写真と合成したり、レイヤーを使って色々としたくなったら
Pix Builder Studio
↓↓↓
選択ツールやレイヤーの充実、ブラシやフィルターの処理のきれいさに不満が出てきたら
Adobe Photoshop
といった感じではないでしょうか~。
なにはともあれ、明るさを変えたりトリミングをするのは簡単なので、子供と一緒に写真を見ながらでも、まずはやってみることをお勧めしますですよ。
ではでは。
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