[トルコ発] 8日、トルコ東部エルズィンジャン県の村で、52頭の羊が次々と崖から飛び降り「集団自殺」するという出来事があった。
その日、バシュプナル村のアビディン・ギュン君(13)は父親が所有する羊150頭をクズラル城近くで放牧していた。夕方、羊の群れを連れ家路に就いたのだが、その途中で岩場を通っていた時のこと。暗闇の中、突然、一頭の羊が高さ150メートルの崖から飛び降りたそうだ。それを追うように、他の羊達も次々とジャンプした。
アビディン君は、このことを家族に知らせるため、急いで村に帰った。父親のメフメト・ギュンさん(35)が事故現場に赴くと、そこには52頭の羊の死骸が横たわっていた。
メフメトさんは、イスラムの犠牲祭、クルバンバイラム(今年は11月16日から19日まで4日間続く)の生贄用として羊を売るつもりだったといい、損失は32,000トルコリラ(約180万円)にのぼると話している。
羊の群れにはリーダーがおらず、群れのどれか一頭が走り出すと、全頭が一斉に追従する習性がある。狼などの天敵から身を守るこの習性が、今回は裏目に出たということだろうか。
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- 2010-11-17 23:44
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