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女性弁護士事務所に脅迫状を口にくわえたヤギの生首が届く

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[アメリカ発] 米映画『ゴッドファーザー』で、映画のプロデューサーを脅かす為に彼の愛馬の首がベッドに置かれていたというシーンがあるが、それを彷彿とさせる事件がウィスコンシン州のミルウォーキー市で発生した。

ロビン・シェロウさんは同市で活躍する腕利きの女性弁護士だ。これまでに、何百もの刑事裁判を引き受けて来ており、彼女のクライアントの多くは前科のある犯罪者だという。

シェロウ弁護士は、2004年の大統領選挙期間中に、ミルウォーキーで共和党の選挙運動家の車両のタイアを切り付けたとして有罪になった男たちの弁護人を勤めたことでよく知られている。

同弁護士はミルウォーキーの繁華街のすぐ北、ドクター・マーティン・ルーサー・キング通りの近くに事務所を構えているのだが、去る8月27日午前11時頃、事務所のすぐ外の路上にヤギの生首が置き去りにされているのを発見した。

血まみれのヤギの首はピンク色のギフトバッグに入れられており、その口には脅迫状が差し込まれていた。ちなみに、山羊の頭は悪魔を象徴するものだといわれる。ミルウォーキー市警はこの事件を深刻に受け止めているが、脅迫状の内容は公表していない。

市警は近辺の食肉加工場を調べたが、どこもヤギ肉は取り扱っておらず、今のところ、ヤギの首がどこから来たのか手がかりはつかめていない。また、同弁護士が過去にめんどうを見たクライアントの中に不審な人物がいるかどうかも調査中である。

シェロウ弁護士はローカルテレビ、12ニュースに宛てて、「8月27日は満月でしかも月食の一日手前でした。・・・ 誰かが私の気を引こうとして、イエローページ(職業別電話帳)が見つからず、やったことではないかと思います」という冗談を交えた声明文を送っており、気丈なところを見せている。まあ、こうでなくては刑事事件の弁護人は勤まらないであろうが。

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