メガソーラー42円ボッタクリ買取を決めた委員会の委員長が、孫正義の自然エネルギー財団に天下り。  このエントリーをはてなブックマークに追加

理事選任に関するお知らせ | 自然エネルギー財団
http://jref.or.jp/library/news_20130801.php

2013年8月1日付で、孫正義が設立し、会長を務めるロビー活動財団「自然エネルギー財団」の理事に、植田和弘という人間が就任しました。
このページの下には軽く人物紹介が書かれていますね。
しかし、最も重要なプロフィールが抜け落ちています。

それは、

専門家の「高過ぎる」という意見を無視して、メガソーラーの42円/kWh買取を決めた、調達価格等算定委員会の委員長である

という事です。


調達価格等算定委員会は経済産業省に設置されております。経済産業省に資源エネルギー庁があるからですね。
で、これって関係省庁からの「天下り」ですよね?
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まず、メガソーラー42円買取がなぜボッタクリなのか、正当性が無いのかはこちらにまとめております。

孫正義らが喜ぶ、太陽光発電の買取価格42円は高すぎる!その理由 @masason #原発 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133558874449030801


これ読むだけで、問題点が大体理解出来るはずです。
孫正義の主張の根本的なおかしさも明らかですし、実はこの42円買取施行後の現状はもっと酷い事になっています。
土地の転売、設置したパネルの切り売りファイナンス化、中国韓国企業によるメガソーラー設置など、ロクでもない金儲けにしか使われていないのですが、そちらはまたまとめるとしましょう。


で、上記のまとめにも記載して前から指摘していた事ですが、孫正義の自然エネルギー財団には調達価格等算定委員会のメンバーが存在していました。

固定買取価格決定委員の山地憲治が、孫正義の自然エネルギー財団に飯田哲也と共に所属している話。 - Togetter
http://togetter.com/li/223229

調達価格等算定委員会の中立性確保と買取価格決定の難しさ | 沈思黙考
http://chinshi.blog102.fc2.com/blog-entry-126.html


山地憲治という自然エネルギー財団に所属する人物が、調達価格等算定委員会に入ったんです。
この調達価格等算定委員会のメンバーは、国会で同意を得て最終的に決定されるのですが、どうして利害関係ド真ん中な孫正義が作った財団のメンバーが委員会に入れたのでしょうか。不思議ですねぇ。
当時の政権は民主党が握っており、菅直人とかいう糞首相が再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に関する法律の成立を退陣条件にしたりしていましたが、そういえばソフトバンクの社長室長には菅直人との太いパイプを持つ元民主党の元衆院議員である嶋聡というのがいましたね。
ここでも官から民への天下りがあるようですね。

で、この山地憲治含めた調達価格等算定委員会は、業者側の言い分を全て通すというカスっぷりを披露。
委員長である植田和弘も糞であることは明白であり、利害関係者と裏での繋がりがあるのは明らかでした。
何せ、既存の発電施設についても固定価格買い取りの対象にするという、各地で失敗しまくっている風力発電の尻拭いを国民にさせる決定も同時にしていますからね。

固定価格買取制度が既存の風力発電などの赤字補填にも使われることに | 沈思黙考
http://chinshi.blog102.fc2.com/blog-entry-132.html

再生エネ:既存設備も買い取りへ…固定価格買い取り制度(毎日新聞 2012年05月25日 21時44分)
http://mainichi.jp/select/news/20120526k0000m020098000c.html

枝野幸男経済産業相は25日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(7月開始)
について、新規の発電設備に加え、既存設備の発電分も買い取る方針を表明した。
同制度は、電力会社に再生エネ事業者の発電分を取得させ、コストは電気料金に上乗せする。
新規設備だけを対象にするより、割高な再生エネの買い取りが増えるため、
料金の上乗せ額が膨らむことになる。

 同制度は電力会社に対し、太陽光は1キロワット時当たり42円
▽風力同23.1~57.75円−−などの固定価格で、15~20年買い取ることを義務付ける。
当初は新規設備だけを対象にする方向だったが、
枝野氏は「先行して努力した人が不利になるのは望ましくないとの指摘もある」と述べ、方針転換する。

 ただ、既存設備は設置時に補助金を受けているケースが多い。
新規との公平性を図るため、取得価格を安くしたり、期間を短くするなどの措置を取る方針だ。
経産省は、同制度に伴う料金上乗せについて、12年度に標準家庭で月70~100円と試算。
既存分を買い取り対象にすれば、上限の100円に近づきそうだ。【小倉祥徳】


これでは「再生可能エネルギーの普及」を目的とした固定価格買い取り制度の意味が全くありません。完全に目的外です。皆さん知ってましたか? 俺はこれも前から指摘してますけど。
あ、この買取分は全て消費者に転嫁されます


さて、そんな「再生可能エネルギー発電利権(地熱除く)」が形成されてしまったわけですが、その間に政権は民主党から自民党に変わる事となります。
再生可能エネルギーの13年度の買取価格は42円/kWhから38円/kWhになり、これでもようやく専門家が当初から言っていた水準になったに過ぎず、1年遅れの数字で高過ぎる買取価格です。
この数字を茂木経済産業大臣が了承し、今現在に至るわけです。

そして、現在も調達価格等算定委員会の委員長である植田和弘を、自然エネルギー財団は理事として迎えたわけですが。
普通に考えて、自然エネルギー財団という名のソフトバンクのロビー活動団体に入っていいわけがありません。利害関係者ですから。
こういう指摘から逃げるためか否か、自然エネルギー財団はこんな宣言をしています。

「国と特に密接な関係がある」公益法人への該当性について(2012年) | 自然エネルギー財団
http://jref.or.jp/library/news_20120518.php

「国と特に密接な関係がある」公益法人への該当性について(2013年) | 自然エネルギー財団
http://jref.or.jp/library/news_20130620.php


「国と特に密接な関係がある」法人ではない、と宣言しています。
で、この宣言が一体何を指すのかというと、要するに国家公務員法により「天下り」を制限される法人か否か、って事なんですね。

総務省|国家公務員制度|再就職情報の届出
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jinji/recruit.html


しかし、この法律の意味の無さは以下で散々指摘されています。

「国と特に密接な関係がある」特例民法法人・・・のお話 地方公務員拾遺物語 別館/ウェブリブログ
http://kkmmg.at.webry.info/201110/article_27.html

各特例民法法人が「国と特に密接な関係」がないことを公表している - ドイツ語好きの化学者のメモ - Yahoo!ブログ http://m.blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/59710853.html


つまり、国からの仕事受注だけで食ってるような、よほど国と密接な関係のある企業でない限りはこれに該当しないわけで、あまり意味の無い法律のようです。
ちなみに孫正義と嘘つき宮川がギャーギャー騒いでいたKDDIも「該当しない法人」と宣言しています。
で、ソフトバンクはこの宣言をしていませんが、自然エネルギー財団は宣言しています。
さて、なぜでしょうね? ソフトバンクとその関連会社には「関係省庁からの(←これ重要)天下りは受け入れない」としていますが、この財団(あと東日本大震災復興支援財団もね)を天下りの受け皿とする事は可能なわけです。

で、自然エネルギー財団の理事の話ですよ。

理事選任に関するお知らせ(2012年) | 自然エネルギー財団
http://jref.or.jp/library/news_20120628.php

理事選任に関するお知らせ(2013年) | 自然エネルギー財団
http://jref.or.jp/library/news_20130620_2.php


2012年6月末時点では理事だった山地憲治が、2012年6月末をもって理事でなくなったようです。
と思ったら、その1ヶ月後というおかしなタイミングで新たに理事に就任したのが、調達価格等算定委員会の委員長である植田和弘。

ちなみにこの植田和弘、環境学を学んでおり地球温暖化に関する事が専門のようです。
しかし、どう見ても再生可能エネルギーやその普及に関しては明るいようには見えないんですよね。

結局アホの飯田哲也(てつなり)や古賀を据えて何の役にも立たなかった上、設置自体が違法だったため解体された事で有名な大阪府市エネルギー戦略会議の座長を務めたり、国会エネルギー調査会準備委員会という国会とは何ら関係のない、国会に提言するためとか言いながら毎度ウダウダ喋って無駄な時間と金と電気を浪費する集まりに参加していたり。
その挙句に調達価格等算定委員会の委員長ですよ。舐めてんのかと。
そして、専門家の「買取価格が高すぎる」という声を無視し、業者のいいなりになってメガソーラー42円/kWh買取を決め、さらに大失敗している既存の赤字風力発電施設も固定買取価格制度の対象にするわ、最終的にその業者、利害関係者が作ったロビー活動のためのゴミ財団に入る。

こんなバカな話がありますか!

当然、植田和弘は今現在も調達価格等算定委員会の委員長であります。
官と民で密接な関係を持つための天下りと同等、いや両方に所属するんだからそれ以上にエグい行為です。

植田和弘は京都大学経済学部・大学院経済学研究科の教授であるため、メールで直に質問出来そうですが、まあどうせ答えは返ってこないでしょうねぇ・・・ツイッターもアカウント作って放置してるようですし。
学生の皆さんはどう思ってるのか聞いてみたいもんです。

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という事で、関係省庁から平気で天下り以下のゲスい行為を行うこいつらだけは絶対許してはいけません。
電気代を通して、こいつらが国民の金を毟り取り、甘い汁を吸ってるわけです。
原発云々よりももっとエグい。

だからソフトバンク潰せって言ってるんですよ。
この事実をもっと多くの人に知ってもらいたいですね。
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