行き先は自由、行き先を決めるのはいつも自分なんだ自分が撮るべきものを一つに定められずに若干お悩みの楓。
ただ自分が憧れるりほさんも空以外のものを撮っていると知って一安心。
しかしふとしたことからりほさんが写真を辞めるのではと思った楓は不安になってしまい…。
例え夢が変わることがあっても変わらない関係もある、そんな心温まるお話でした。
お祭りも終わった翌日片付けムード漂う竹原の町の朝。
楓がほぼろの店の前で出会ったのは憧れのりほさん。
ほぼろ店主と意気投合し今は泊めてもらっているとのことで。
麻音の想像は逞しいというかドロドロしてますね(笑)
のりえの食い気たっぷりの考えをかおたんは否定しまくってました。
空にも色んな表情があって見ていると優しい気持ちになったり懐かしくなったりして。
中学のときに図書館で偶々見つけた空の写真集を見て写真って凄いと思った。
それが楓とりほさんの出会いだったんですねぇ♪
マエストロの写真館を訪れた楓達はそこでこまちちゃんと遭遇。
最近になって本格的に写真を始めたこまちちゃんが使っているのもフィルムカメラ!
最初は香ちゃんばかり撮っていたけど最近は風景にはまっているようで。
楓の撮った写真を良いなと感じ風景を撮り始めたこまちちゃん。
りほさんは楓に、楓はこまちちゃんに影響を与えている。
人と人が互いに繋がりそれぞれ影響を与えあっているって良いですね♪
こまちちゃんの撮った写真はピンぼけしてなくて綺麗ですねw
せっかく近くにりほさんがいるので現像した写真を見てもらうことに。
ほぼろにやって来た楓達の前で気合を入れて被写体になるほぼろさんが面白い。
ノリノリのほぼろさんに合わせて気合が入るりほさん。
この二人は本当に息ぴったりで気が合うようです(笑)
お好み焼きを堪能しているところで突然始まったほぼろさんトリビアクイズ。
今まで不明だったほぼろさんの苗字やお店の名前の由来が判明しました。
お店の名前の由来はほぼろを売るではなく近くのほぼろ島から取ったようですね。
離婚の方の意味合いではなかったようです(笑)
写真を見てもらいつつりほさんが空以外の写真を撮ると知り安心したという楓。
自分が撮るべきものが定まっていないことを楓は気にしていたんですね。
今は空の写真を撮っていないというりほさんは行き先の書かれていない切符の話をして。
楓にとってりほさんは目標を既に定めた人と思っていたようですがそうではなかった。
ほぼろさんの先輩であるみそのさんが経営するCASABLANCAを訪れた楓。
住み続けて同じ場所で写真を撮ると写真の中に風景だけでなく時間も写る。
ここにいないと描けない絵を描きたくて戻ってきたと話すみそのさん。
りほさんも自身の悩みに対して感じるものがあるらしく聞き入っていますね。
イラストの学校時代の先輩後輩であるちひろさんとほぼろさん。
互いにイラストの仕事を辞めて別のことをするなんて思っていなかった。
その話を聞いた楓は夢が変わったと言うことなのかと二人に問いかけ。
そんな二人から返ってきた答えは変わったのではなく欲張りなだけ。
ちひろさんの話に楓もりほさんもそれぞれ思うことがあったようですね。
その人のことが好きだから辞めるのを寂しいと思う気持ちは誰にも止められない。
でも辞めるのを決めるのは他ならぬ本人だからそれも誰にも止められない。
好きだから期待して寂しい思いをして、でも変わらない関係だってちゃんとある。
りほさんが空の写真を撮ってないと聞き不安になった楓。
そんな楓の心情をりほさんはしっかりと理解して励まし安心させてくれました。
ほぼろさんとちひろさんのように楓とりほさんも変わらない関係でいて欲しい。
とりあえず写真は辞めないとりほさんに言って貰えて良かったね楓♪
最後はほぼろさんお手製のスイーツでみんなキューンとなりました(笑)
ほぼろさんのブイッ♪が反則的に可愛いw
次回 第9話「ももねこさまの憂鬱、なので/失恋カメラ、なので」夢って不定形でふわふわしていていつだって形を変える可能性を秘めている。
それは楓達の年代に限ったことではなく大人になっても同じこと。
今回は楓とりほさん、ほぼろさんとちひろさんの組み合わせでこれらを描きました。
まさかここで切符の話を再度持ってきて話を構成するなんて。
いや本当にお見事と言うか素晴らしいです!
行き先の書かれていない切符はりほさんからの楓へのメッセージ。
楓達の年代ならやりたいことや夢が一杯あってふわふわしているのは当然。
それが許される期間は限られているけどすぐに道を定めなくても良い。
OVAでりほさんが楓に語った切符に込められた意図はこういったものでした。
でもそれは楓達の年代に限ったことではなくって。
大人になってもやりたいことは沢山あって増えるし夢だって変わることもある。
今回の本編中ではこれを「欲張り」という言葉で表していました。
家族や友達、町の風景など大切なものが沢山あって一つに決められない。
これが楓の悩んでいた欲張りの内容でした。
楓は憧れのりほさんは自分と違って撮りたいものが定まっていると考えていました。
それが自分が写真に興味をもつきっかけを与えてくれたりほさんの「空」の写真。
でもりほさんが空の写真以外を撮ることを知って楓は安心しました。
自分と同じ悩みをりほさんが持っているのではないかと。
しかしその後にりほさんが元イラストレーターで今はカフェを経営しているちひろさん。
彼女に会って話を聞きたいと言い出し不安を感じてしまいました。
憧れのりほさんが写真以外のものに興味を示して辞めるのではないかと危惧して。
楓はりほさんが辞めることを心配するのと同時に変化を恐れたのではないかと思います。
りほさんが写真を辞めてしまって自分との交友がなくなってしまうのではないかと。
その後にほぼろさんとちひろさんの話を持ってきたのが上手いですよね。
それぞれ夢が変わってやりたいことも増えているけどそれでも関係は変わらない。
楓の「欲張り」という悩みと「交友関係の変化」という悩み。
これに対して二人の現在の形を描くことで一つの答えを提示していると思います。
すなわち夢ややりたいことが変わっても変わらない関係があるということ。
最後にりほさんが語った通り辞めるのを決めるのは本人で誰にも止められない。
その人のことが好きだから辞めるのを寂しいと思う気持ちも誰にも止められない。
でも夢ややりたいことが変わっても変わらない関係だってある。
楓もこの先もしかしたら写真以外にやりたいことが見つかるかも知れません。
その時写真を辞めて他の道に進む楓は誰にも止められない。
もちろん楓が好きなりほさんは一時そのことを悲しい、寂しいと思うかもしれません。
でも仮にそうなったとしても二人の関係は変わらないのではないかと思います。
二人が互いのことを好きって気持ちがあればそれだけは揺らぐことがない。
今回の話を見てそう思うことができました。
切符の話を通して楓とりほさんの夢に対する思いを描いた今回も素晴らしかったです。
人と人との繋がりが感じられるのが本作の良いところの一つだと思いますが。
今回は切符の他に写真に興味を持ったこまちちゃんの姿でそれを感じられました。
切符はりほさんの先生→りほさん→楓とその思いが受け継がれていって。
写真に対する興味はりほさん→楓→こまちちゃんと繋がっていっています。
互いに出会い触れあい影響を与え合いながら人は交流していってるんですよね。
こういうところからもそういったメッセージが感じられて本当に良いです。
夢というのが今作のテーマの一つであるのは間違いないと思いますが。
人と人との触れあいや交流というものも今作のテーマの一つだと思ってます。
だからこそこの作品は心に響いて温かいのだと。
あとは本筋からは脱線しますが今回ほぼろ店主さんの名前が判明しました♪
苗字は八色と書いて「やくさ」、下の名前はEDのキャストで「ちも」とのこと。
ただ今後も感想ではほぼろさんで統一しようかと思ってます。
今までずっとそれで来てたし作中でもほぼろさんと呼ばれてたりするので。
そっちの方がおそらく分かりやすいですよね(笑)
これまでにないくらい長い感想になりましたがそれくらい今回も良かったです。
本当にハズレ回というのが全くありませんよね、たまゆらは。
さて次回はまたもや2本立ての上にももねこさまメインの回がある!?
失恋カメラというサブタイも何やら不穏というか悲しげな感じで気になります。
次回も凄く楽しみですね。
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