物理的領域の因果的閉包性

たまゆら~hitotose~ 第8話 「かわらない人かわりゆく時、なので」

ty08-1.jpgたぶん志保美さんは写真を撮り続けるうちに 「これでいいんだろうか」 「このままでいいんだろうか」 と思い悩んでいたんでしょうね。

『空の上に描いてたすべては いま目の前に降りてきて 重さも形も確かに感じる おかえりなさい 思い出に 振り向くのも 変わることも 弱さじゃない』
OP 「おかえりなさい」 の歌詞ですが、「空に描いたものが降りてきて重さや形を感じる」 のは、自分を振り返ってみたときの印象だと捉えてみます。
そうすると 「重さや形」 は重圧やプレッシャー、客観的に見た自分の姿や形となります。でも 「思い出」 に対して 「おかえりなさい」 と言ってますね。
つまり過去の自分や客観的に見た自分を良い思い出として 「おかえりなさい」 と受け入れた。理由は 「変わることが弱さじゃない」 からなんですね。

志保美さんが空の写真を撮り続けていたのは、そこに何かがあって、何かを見つけられると思ったからでしょうね。自分自身も写真を見てくれる人も。
でも空はどこにでもあって、見ようと思えばどこでも見えるものですよね? たまゆらもそうです。どこにでもあるけど、たまにしか写らない不確かなもの。
要は見たいと思う気持ち、自分の気持ち次第なんですね。自分らしさや存在理由はどこにでもあるし、探せばいくらでも見つかるものだと思っています。
今したいことを精一杯やる。それを続けていくことが自分自身を豊かにする秘訣なんでしょうね。ぽってたち4人が空に何を描くのか、見守りたいですね。

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