これまでの記事では
県道49号(勢井宗川野線)の
立川渡から
市道 立川渡永谷線を上って
国道168号の
西野トンネルの南側まで抜けました。いまは市道ですが昔は
国道168号の旧道だった区間です。
一旦戻って
市道 立川渡永谷線の途中で見つけた気になる場所を
再確認してみます。
確認できなかった
五新線跡の
天辻トンネルの抗口も気になります。
廃線マニアではないのでどうしても見たいわけじゃないのですが…
少し頑張りましたのでマニアさんのブログなどにはあまり載っていない場所も出てきます。
この記事は自転車に関係ありません。ほとんど歩きです。

市道 立川渡永谷線を下って戻ってきました。ガートレールにピンクテープが付いていたところです。

この辺りの斜面にはコンクリートの構造物がいくつか見えていました。
五新線に関係のあるものでしょうか…


どうしても
五新線の遺構が見たいわけではありませんがガードレールを越えて斜面を下っていきます。
自転車はもちろん置いていきます。
結構急です。這い上がる時に大変そうだなと思いながら滑り落ちるように下っていきます。

コンクリートの構造物が見えてきました。

太いワイヤーロープもありました。何かの工事に関係しているのは間違いなさそう…

ここが抗口かも…

回り込んでみましたがただの壁です。


もう少し下にまだ何かあります。

人工的な構造物です。平らになったところに囲いのようなものが見えます。

これは何でしょうか。

これもただの壁ですね。

見上げてみました。

ここは石垣のように見えます。

石垣の下にはコンクリートの構造物がありました。

トンネルの抗口があると思ったのですが…見てきた構造物は何だったのでしょうか。
この急斜面が崩れないように補強していたのでしょうか…何の為に?
ひょっとして抗口はもっと下にあるのでしょうか・
それらしいものは見えませんがもう少し下ってみます。

今この辺りにいます。川の右岸の急斜面です。
この川は
1つ前の記事の
立川渡大滝から続く
永谷川です。

衛星写真ではよく分かりません。

しばらく彷徨っていたのですが右手に道っぽいものを発見。

道じゃないかもしれませんがはっきりとしています。

何かの建物が見えてきました。

コンクリート舗装の車道も見えてきました。

抜けました。
この場所は見覚えがあります!
その2の記事で訪問した
八坂神社のさらに奥にあった簡易水道施設の解体が行われていたところです。
これは
前の記事の画像です。

訪問済みの場所ですが左に下ってみます。

左手斜面を注意深く確認しながら下りましたが何も見えませんでした。
八坂神社の境内に降りてきました。左手の建物はトイレです。このまま下っても意味がないですね。

トイレ脇から川べりに進んでみます。

水路のように整備されている
永谷川沿いに出てきました。
整備される前は滝や渓流瀑だらけの激しい川だったのではないでしょうか。
右手、下流側です。

左手です。
ここを無理やり遡っていけば何かあるかも…川(水路)沿いを登ってみます。
ダメですね。大きく崩れていてもう進めません。

右上に見えているのは
前の記事に出てきた
市道 立川渡永谷線の仮設橋工事現場です。
ここから川(水路)を渡って登ることは出来ません。

今この辺り。地図の
永谷川は整備されて流れが変わっているようです。実際は右岸にいます。

左手です。何かがあるようには見えません。
もう少し事前調べが必要でした。大体この辺りに
天辻トンネルの北側の抗口があるとしか知りません。
そもそも穴が空いているのかどのくらいの高さの場所なのか…何も知りません。

汗かきついでに川(水路)から離れてもう少し斜面を進んでみます。画像右上が工事現場です。
ダメですね。何もありません。
どうしても見たいわけではないと自分を納得させて戻ることにしました。ここから自転車を置いた場所まで戻るの大変だなあ…あの急斜面を登り返すのか…とかいろいろと考えて
八坂神社から車道を歩いて戻ることにしました。
かなり遠回りになりますが歩いている途中で何か発見できるかもしれません。
八坂神社や
立川渡観音堂まで戻って
1つ前の記事の
市道 立川渡永谷線をトボトボと歩いて戻っている途中です。
自転車で上っている時には気づかなかったのですがガードレール脇に下っている細い道がありました。

車道ではありません。

現在地は赤矢印のところ。
工事現場の真下に行けるかも…
下っていきます。
奥は墓地でした。
進みにくい感じですが墓地前を抜けていきます。

川(水路)が見えてきました。

少し前に彷徨っていた
永谷川の反対側(左岸側)です。

左手を見下ろしてみました。

右手を見上げてみました。

少し前に彷徨っていた場所のすぐ近くですが間には川(水路)があります。

対岸の山の斜面です。何も見えません。
またハズレでした。
またトボトボと歩いて仮設橋の工事現場まで戻ってきました。

仮設橋の先端から右手方向の景色です。

左手方向の景色です。

山の斜面に見えているのは
立川渡の集落でしょうか。

仮設橋の下には工事用の作業道が見えています。

この仮設橋側からは降りることが出来ません。

この作業道の先を注意深く観察すると…何かあるのが分かりますか?

赤白の測量ポールが見えます。

もう少し拡大。
ポールの手前に見えているのは道でしょうか…
さらに拡大。遠すぎてよく分かりませんね…

少し前まで彷徨っていた辺りを向いています。

衛星写真です。道のようなものは見えません。

またトボトボと歩いて
立川渡大滝の前でちょっと休憩。何度見ても美しいでです。

自転車を置いているところまであと少し…
工事には関係ないと思うのですがこの重機の周辺も確認しておきます。
コーンバーの隙間から中に入ってみます。
おお…こんな道が隠れていました。下っています。

仮設の道だと思いますので地図にはもちろん載っていません。衛星写真にも写っていないと思います。
市道を自転車で上っている時には全く気がつきませんでした。歩きで良かった…見えるものが全然違います。

下っていきます。

仮設橋の工事現場がチラッと見えています。


左に回っていきます。


ここで右手を見ると…
ありました!天辻トンネルの北側の抗口です。

封鎖されています。

銘板です。(クリックで拡大)よく読めませんが竣工は昭和47年(1972年)です。
五新線の計画が凍結されたのが昭和57年(1982年)、正式に中止されたのが昭和62年(1987年)ですのでそれよりも十年以上前に完成していたことになります。

こんな場所にあるのに中はまだ綺麗な感じ。

カメラだけ入れてみました。このトンネルは5km以上あるのでもちろん出口の明かりは見えません。

脇に書いてあった数字です。

場所はここ。この記事の前半で彷徨っていた場所のすぐ近くです。
無理やり下った斜面にあったコンクリートの構造物は抗口上の斜面が崩れないように補強したものではないでしょうか。

トンネルの左手に歩けそうな道がありました。多分
八坂神社方面に繋がっています。

作業道はトンネル前を回ってまだ続いています。ということは…この対面に…

左に回って下っていきます。


画像右上は仮設橋の工事現場です。

市道からも見えていた作業道に繋がっていました。
ここに出るのかという感じ。

ここにいます。

仮設橋を見上げてみました。

下も見ておきます。
あ。これは…古い橋脚の名残でしょうか。

どこにも繋がっていません。

対面も確認します。

橋がかかっていたのかもしれませんが仮設橋の工事でもう分かりません。
調べてみるとこの先には
立川渡トンネルというトンネルが計画されていたようですが実際には着工されなかったようです。北側と南側(ここ)との高低差が大きいのでループ状のトンネルになる予定だったとか。

仮設橋の真下にいます。緑色のラインは勝手に想像した
五新線のルートです。
ここまでの仮設の作業道ですが工事が終わると入れなくなるか消えてしまうかもしれません。天辻トンネルの北口へアクセスするなら一番楽なルートだと思います。
行かれるならお早めに。
ちなみに
天辻トンネルの南口は
少し前の記事に出てきました。ここから約5kmも南の国道沿いです。
この
天辻トンネルの一部は1997年ごろから
大阪大学核物理センターの
大塔コスモ観測所として利用されていたようですが現在は取り壊されたようです。

自転車を置いたところまで戻ってきました。

結構遠回りになりましたが歩いてみるのもいいですね。
自転車のスピードだと見えなかったものがいろいろと見えてきます。
徒歩 > 自転車 > バイク >>> 越えられない壁 >>> 車ですね。
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