こんばんは、すいもうです。
今日はモンハンクロスで、村クエを進めていました。
集会所を先に進めていたため、村クエがほとんど進んでいないんですよ←汗
で、今日はクロスの四大モンスターが初登場する、いわゆる「トラウマクエスト」をクリアしていました。
普通は「トラウマクエスト」に登場する看板モンスターって討伐できないんですけど、やっぱり上位最終クラスになっていると、わりとあっさりと討伐できました。相手の体力が村クエにしては多かったです。感覚的には上位個体近くはあった気がします。まぁ攻撃力が村クエレベルなので、本当にあっさりと勝てちゃいましたが←苦笑
まぁ、それはさておき。
今回は大きいたぬきさんです。
ついに核心へと、次回に至ります←エ
どういうことなのかは、追記にて。
では、お黄泉ください。
夢、吹きすぎし~月想う~ 百七十二話
あっちのあたしと、あっちのカリムはどうにかうまく行ったみたいだった。
「ふむ。意外とうまく行くものよな」
王さまが興味深そうな顔をして、あっちのあたしとあっちのカリムのやり取りを眺めている。あたしも王さまが見ているものと同じ映像を見ているが、王さまと同じ感想だった。
「少しヘタレるかと思うたけど、意外とすんなりと行くものなんやね」
「まぁ、まだ恋愛関係にまでは発展しておらんから、あたり前と言えばあたり前であろうよ」
「そやね」
王さまがどこからともなく取り出したテレビ型の映像機器を見つめながら、それぞれに感想を言い合うあたしたち。傍から見れば、どう考えてもデバガメしているようにしか思えない。あたしが第三者であれば、確実にそう言っていると思う。
「しっかし、あたしとカリムのはずなのに、なんだかなのフェイを見ているみたいやわぁ」
「……なのフェイ?」
「うん? ああ、なのはちゃんとフェイトちゃん夫妻の略やよ。なのはちゃんの「なの」とフェイトちゃんの「フェイ」で「なのフェイ」やよ」
「……貴様はまた妙な略し方をするのう」
「えー? でも意外と響きはええよ? これ」
「あくまでも響きは、な」
王さまが呆れた顔をしている。でもいちいちなのはちゃんとフェイトちゃんみたいなんて言うよりも、ざっくりと「なのフェイ」と略した方がはるかに言いやすい。もっともなのはちゃんとフェイトちゃんはあんまり気に入ってくれていないのが残念だけど。どうも気に入らないみたいだけど、なにが気に入らないのか、あたしにはそれが理解できない。
「まぁ、よい。で?」
「で、って?」
「なんでそう思ったのか、と聞いておる」
「ああ、そういうこと。簡単なことやよ。いまのやり取りがなんとなく、あのふたりが友達になったときのやり取りと同じやなぁって思っただけ。まぁあたしはその場面を見たことがないから、ふたりの話を聞いての想像にしかすぎんけれど、それでもあのふたりっぽいなぁ、って思ったんよ」
あたし自身は、あのふたりが友達になったときの光景を知らん。あたしがなのはちゃんたちに知り合ったとき、ふたりはすでに友達同士やった。もっとも友達にしては仲が良すぎるとは当初から思っていたし、なのはちゃんが時折辛そうな顔をしているのが印象的だった。フェイトちゃんが友達と言うたびに、微妙な感情が見え隠れしていた。その感情がどういうものなのかは、いまならよくわかる。
つまりあの当時から、なのはちゃんはフェイトちゃんをそういう目で見ていたということ。でも当時のなのはちゃんにとって、友達じゃなくなる、というのは決して口にできないことだったはず。フェイトちゃんに友達になろうと言ったのは、なのはちゃんだった。みずから進んで友達になろうと誘ったくせに、いざなったら、掌返しなんてことをできるわけがなかった。たとえそれがフェイトちゃんを嫌いになったわけではなく、フェイトちゃんが好きだったからこそ。友達としてではなく、別の意味で好きだということに気づいたからであっても、なのはちゃん自身から「その言葉」を告げることはできなかったのだろう。でもそれを表に出さないようにしないにしていた。当時のなのはちゃんは無理をしていた。知り合った当初のあたしだからこそ気づけたもの。フェイトちゃんはもちろん、アリサちゃんとすずかちゃんにも気づかれないように、笑顔の下に隠した苦悩を、あたしはほんの一瞬だけど見てしまった。そして気づいてしまった。なのはちゃんの本心がどういうものなのかを。難儀な恋をする子やなぁ、と思ったものだけど、まさかその難儀な恋をあたしもまたすることになるとは、当時は考えてもいなかった。
そしてそれはあっちの世界のあたしとカリムもまた同じだろう。
「このふたり、これからが大変そうやね」
「であろうな。まぁ高町なのはとフェイト・テスタロッサという前例がおるのだ。もしかしたら、とんとん拍子にうまく行くかもしれぬな」
「……それはそれで面白くないなぁ。あたしはカリムを口説くのにめっちゃ大変だったのに、あの子はとんとん拍子なんてそれは納得行かんわぁ」
「別世界の自分に嫉妬するでないわ。まだそうと決まったわけでもないのに」
「でもなぁ、意外ととんとん拍子に話が進みそうな気がするんよ。あの子はいま大変やけど、ここからはあたしが羨むような人生を送れるんやから、カリムとの関係もとんとん拍子な気がするわぁ。あー、羨ましい」
「やれやれ、貴様という奴は」
王さまがしょうもないものを見る目であたしを見ている。そんな目を向けられて興奮するような性癖はあたしにはないのだから、そういう目で見るのはごめんこうむりたい。
「そんな目で見られて興奮するような性癖ないから、そういう目で見るのは勘弁してほしいんやけど」
「そんな性癖があったら、我がこの場でエクスカリばるわ」
「おぉ、怖い。まぁ、それはそれとしてや。そろそろ話を始めへん?」
「……ふむ。まぁ、あっちはあっちで問題はもうなかろうし、そろそろいい塩梅かもしれぬな」
王さまがすっと目を細めた。冷たいとも思えるまなざし。でもそれがこれから始まるやり取りに必要なことなのだろう。あの子には聞かせられないなにか。それがいまから始まるやり取りの主題になるはずだ。
「さて、まずはなにから話そうかのう」
「一から説明してや。あたしがなんであの世界に飛ばされたのか。その理由からや」
「よかろう。では、話すとしようか」
王さまは一度頷くと、あの世界についての話を始めた……。
テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学
デバガメテレビではあれですし(笑)
……これはアルハザードのドラえもん、プレシアさんのひみつ道具ですかね(笑)
タイムテレビはよく藤子先生は薄型テレビを予見していたと言いますがリモコンで操作せずに本体にボタンがあるのでたんに立体的な作画より楽だと思いそんなデザインにしただけと思っています(笑)
個人的にはパーマンに出ていた壁掛けの薄型テレビのほうが凄いなと思いますね。
なのフェイってたぬきさん(笑)
確かになのフェイは良い響きですけどね(笑)
ヴィヴィアイはいまいち言いにくいですからね。
某所の検索結果ヴィヴィアイよりヴィヴィはやのほうが多いのはなぜでしょうね(笑)
はやカリも響き良いと思いますが……。
王さまとユーリだと、ディアユー……?響き悪いですね(笑)
ディアーリとかですかね、エイラとサーニャのエイラーニャみたいな感じで(笑)
なのフェイ呼ばわりは流石に気に入らないんですね(笑)
なのはさんの事故の時は恋人になっていたみたいなので、それ以前のやり取りも見てみたくなりますね(笑)
MywishMyloveの言えなかった思いって友達になりたい、だけじゃないって事ですね(笑)
あの頃からすでに……。
気づいていなくても、一目惚れなんでしょうね、なのはさん(笑)
では、失礼します。
Re: タイトルなし
デバガメテレビも面白そうではありますが←苦笑
残念、ママンは関係していないのです。まぁ一番やらかしそうな人ではありますが←笑
ああ、なるほど。そういう見解もアリと言えばアリですね。ただ藤子先生のものぐさでそうなったというのは、なんだか夢が音を立てて壊れそうな気が←苦笑
壁掛けの薄型テレビもいつの日か製品化されるときが来そうな気がしますね。まぁ、かなり先の未来になるでしょうけど←汗
ええ、略しちゃいました、たぬきさん。
ええ、いい響きなんですけど、ね←笑
ヴィ、という発音自体が、日本人はしづらいみたいですから、無理もないかもですね。
やはり、そこはStSにアインハルトさんが出ていなかったこそ、ですかね←苦笑
はやカリも個人的にはいいと思うのですが、なにぶん、ね←汗
王さまとユーリは、どう略すんだろう。王盟かな? 王さま×盟主ってことで←笑
ディアーリもいいかなぁとは思いますが、なんとなく通じなさそうな←汗
なんとなく気に入らないお年頃なのでしょう。もしくは略すな、というところでしょうかね?
それ以前のやり取りだと、日々煩悩と戦うなのはさんという内容になりそうですねぇ。いまとはまるで別人だ←しみじみ
確実にそうでしょうね。
あの頃からっていうか、出会った瞬間からお互いに一目ぼれでしょうね。
もっともフェイトさんの場合は、余裕がなさすぎたから、余計気づけなかったというところかもですが。
どちらにしろ、なのフェイだもの←笑
今回もコメントありがとうございました。今後も頑張りますね。
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