こんばんは、すいもうです。
昨日は一日のんびりとしていました。
モンハンをしていようかなと思っていたのに、結局やりませんでしたし、艦これも触らなかったし。
そういう休日もありですよね、と思いながら、まったり過ごしました。
まぁ、それはさておき。
今回は柚木さんですね。
まぁ、名前はまだちゃんと出していないので、誰なのかはわかりませんが←ヲイ
いろいろとわかる内容です。
どういうことなのかは、追記にて。
では、お黄泉ください。
夢、吹きすぎし~月想う~ 百六十九話
病室から聞こえてくる会話。いやもう会話は終わり、なんとも言えない空気が漂っているのがわかる。
「……どうしたものかしらねぇ」
うっすらと病室のドアを開けて、中を覗き見れば、ふたりとも首を傾げ合っている。手助けがなければ、これ以上話を発展させることはできないだろう。
別にこのまま病室の中に入っても問題はなかった。念のために、「彼女」が病室に入ったときにはすでに結界を張り巡らしておいたので、門番のようにここで立っていなくても問題はないのだ。あるとすれば、いまはなんとも言えない空気が漂っているが、もとはその空気はとんでもなく甘ったるいものだったということだ。
初対面であるふたり。だがそのふたりがかもち出した空気は、まるで何年も会っていなかった恋人同士が放つそれとしか思えなかった。現在独り身の自分にはあまりにも辛すぎる空気であった。そんな空気が漂っていた場所に突撃することなど、少なくとも自分はしたくない。形式上は上司であるふたりには、なにかあったら、おまえがフォローしろ、と言われているし、「彼女」の秘書や義弟殿(主に秘書)からはくれぐれも間違いがないようにと釘を刺されていた。
どうして私だけがそんな面倒な目に遭わなきゃいけないの、と何度も抗議したが、上司ふたりも秘書もまるで話を聞いてくれなかったのだ。曰く──。
「おまえは医者だろ? ならなにかあっても治療できるじゃないか」
「管理外世界とはいえ、治安のいい国のようだし、荒事が得意な者よりも、そういうバックアップが得意な者の方が潜入には向いているだろう。なおかつ対象が病人と来れば、医者であるおまえが最適ではないか」
桃色の髪の上司はざっくりと言い捨ててくれたし、銀髪の方は桃色よりも、的確な説明をしてくれた。たしかに管理外世界と聞くと、無法地帯のようなイメージがあったが、この世界、特にこの国はこの世界でも有数な治安のいい国のようだ。そういう国であれば、荒事が得意な桃色や小さい騎士よりも、腹芸も一通りこなせるうえにバックアップがメインである自分の方が適任なのは、悔しいことだが事実だった。それに対象が病人であることも踏まえると、最適が誰なのかは、もう考えるまでもないことだった。
だがそれだけであれば、いつも通りなのだが、なんで右も左もわからない世界に、「彼女」を連れてこなければならないのだろうか。「彼女」は例の三提督を通して、新しい主の発見に尽力してくれている人であるし、現時点では仮の主としている人でもある。まぁ現時点と言っても、かれこれ五年も一緒にいるので、もうこの人が主でもいいんじゃないかなぁと自分は思っているのだが、「彼女」曰く、私よりもふさわしい人がいるの。その人がどんな人なのかは、わからないけれど、少なくともその人があなたたちにとって最上の主になってくれることは間違いない、と。「彼女」は笑顔でそう言った。「預言者」でもある「彼女」の言葉だった。桃色も銀髪も話し合った結果、その主を探すことにしたようだ。同時に「彼女」も知り合いであった、例の三提督に協力を要請してくれたようだ。管理局の中に、自分たちの主にふさわしい人などいるのかと思ったが、「彼女」が言うには、その主はまだ管理局にはいないようだ。管理外世界の住人だそうだが、その世界なのかまではわからなかったようだ。
それでも十分すぎるほどの情報だった。問題があるとすれば、無数にある管理外世界から、たったひとりの人間を見つけなければならない、ということくらいだった。だがそれにしても、人のいる管理外世界だけを探せばいいだけの話なのだから、絞り込みはできるし、そのうえ、主が住まう世界は、科学技術がそれなりに発展している世界でもあるそうだから、さらに厳選できた。それでもかなりの世界が残ってしまったが、時間をかければどうとでもなるだろうと思っていた。そうして気づけば、五年も経ってしまっていた。
だがその甲斐あって、「彼女」がこの人だとはっきりと言い切った者をみつけた。それが、対象ハヤテヤ・ガミだった。ただ見たところそこまで魔力があるような人間には思えなかったし、そもそも名前が違っていた。ハヤテヤ・ガミではなく、ハヤテ・ヤガミ、この国風に言えば八神はやてという名前だったのだ。
もっとも名前だけであれば、変なところで名前を区切ってしまった、と言えば説明がついてしまう。たぶん、なにかしらの手違いで、変なところで空白ができてしまったというだけのことだろう。だから名前について問題はない。問題があるのは、彼女自身の魔力量だった。
「どう見ても、平凡レベルなのよねぇ」
八神はやての担当として潜り込めて以来、ひそかに彼女の魔力量を測ったが、いつも最低値だった。性格は少しひねくれている面はあるが、基本的には素直な子だ。そういう点において問題はないだろう。問題はその魔力量があまりにも少なすぎるということだった。
「本当に、あの子が私たちの最上の主なのかしら?」
「彼女」の言葉を疑う気はないが、それでも疑問には思う。疑問に思いつつも、いまはまだ観察するしかないか、とため息を吐きながら、「彼女」と対象者八神はやてを見守ることにするのだった……。
テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学
ミッドの謎の廃棄区画とか犯罪の温床でしょうし(笑)
自動販売機があるので、外国と比べたらミッドの治安は良いかと思いますが……。
町中でクレーター作るような魔導犯罪者がレジアスの回想でいましたが(笑)
……銀髪さん、上司!?
……犬のくせに生意気な……。 ←
いえ、なんでもないですよ?
……まぁ、個人的には、ヴォルケン最強はザフィーラだと思ってますけどね(笑)
クロノの魔法でダメージなし、ナハトのリンカーコア抜き状態で唯一反撃できた、ナハトヴァール戦で単身バリアーを破壊した……と言うところから、ですが(笑)
シグナムS-、ヴィータAAA、シャマル先生AA、ザフィーラAA相当なのでランク的には強くはないですけど……。
stsでザフィーラがガリューと戦って欲しかった……。
カリムが仮の主なら確かにたぬきさんが主にならなくてもヴォルケンは幸せかもしれませんね(笑)
ここでも独り身のシャm……さん。
ミッドに戻ったら小さい騎士と仲良くしたら良いと思いますよ(笑)
あ、こっちだと、小さい騎士はツン状態が緩和されているんですよね、多分。
魔力量、なのはさんが約300万、フェイトちゃんが420万とかでしたがたぬきさんの魔力量はどれくらいなんでしょうね。
この魔力圧の設定消えたかと思えばオリヴィエ聖王女の約7000万で復活してましたが(笑)
フェイトちゃん達とオリヴィエ聖王女の差がレオパルドンとマンモスマンの超人強度並みに差が酷いですね(笑)
たぬきさんが最上の主なのは単に魔力量の大小ではないのですが……こっちだと、カリムが1度主になっているのでヴォルケンに安らぎを与えることだけではないかも知れませんね……。
Vividの外伝にあったヴィータの回想で単純な魔力でははやてより上と思われる主もいたような表現ありましたが。
……それがオリヴィエ聖王女かもしれないですね(笑)
では、失礼します。
Re: タイトルなし
あそこは完全に犯罪者の巣窟になっていそうですよね。
でも、まぁ日本と比べたら、ね←苦笑
うん、そういう類の輩がいる時点で、危険極まりないですよねぇ←汗
ええ、銀髪さんで上司と言えば、ってザフィーじゃないですよ←汗
ええ、わかっていますよ←笑
ん~、ザフィーは攻撃力はそんな高くはないですが、継戦能力が高いですよね。技術力という意味であれば、ヴォルゲンズ一なのかもしれませんね←しみじみ
それはそれで胸熱展開ですが、現実は←苦笑
下手な主につくよりも、カリムであれば、間違いはないでしょうからね。そういう意味では幸せかもしれませんね。
ええ、独り身なのです。ここでも←笑
まぁ仲良くしようにも、小さい騎士がヘタレなので、そこまでは←苦笑
わりと緩和されているというか、、もしかしたら別人レベルという可能性もなくはないですよね。あくまでも可能性はですが←笑
ん~、三人の中では、魔力量が一番多いようなイメージがありますから、500~600万くらいですかね? もしくはオリヴィエ聖王女の十分の一の700万とか。
十倍以上とか悲しくなりますよね。マンモスマンとかまた懐かしいですね←笑
魔力量とかは関係なく、単純に器の大きさですかね。もとはデータでしかなかったヴォルゲンズをひとりの人間として、家族として扱ったというのは、そう簡単にはできないでしょうからね。
魔力の強さよりも、心の強さが重要というのがよくわかる表現だなぁと思いますよ。あくまでも個人的見解ですが。
だとしたら、いま言った見解が一気に覆りそうですが、それはそれで面白いカモですね。
今回もコメントありがとうございました。今後も頑張りますね。
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