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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、すいもうです。
 艦これの備蓄を始めました。
 まぁ、始めていますとも言いますが。
 春イベで、バケツがやばいことになりましたが、どうにか百四十を超えてくれました。
 使うのは一瞬なのに、溜めようとすると、なかなか溜まらない。
 ……なんだろう、お金と同じように思えるぞ←汗
 まぁ、それはさておき。
 今回は、答え合せ前かな? 
 どういうことなのかは、追記にて。
 では、お黄泉ください。


 夢、吹きすぎし~月想う~ 百五十七話

 フェイトちゃんはずいぶんとざっくりとした説明をしてくれたものだ。
「──あの世界のなのはにわかりやすく言えば、格闘ゲームの別カラーの私みたいな存在と思ってくれればいいよ」
 うん。たしかに定義というか、意味合い的に間違っているとは言えない。むしろざっくりではあるけれど、的確な言葉だとは思う。うん、思うけれど、さすがにこれはどうかな、と思うな。もっと別の言い方があると思うんだよね、私。
 でもそのあまりにもざっくりとした説明に、あの世界の私は、なるほど、と理解を示してくれた。いやいや、そこで納得しちゃうの、と言いたくなった。まぁあの世界の私が理解できるのであれば、それでいいけれど、レヴィとしてはどうなのかな、と思う。
 でもそのレヴィも問題なさそうな顔で、のほほんとお茶を啜るだけで、文句を言う雰囲気はなかった。どうやらレヴィとしても、その説明で問題はないようだ。あの世界のフェイトちゃんはそもそも「格闘ゲーム」という単語自体を理解していないようだけど、もともと彼女はそれまでの説明で理解できているから問題はなかった。問題があるとすれば、私が羽交い絞めにしているシンシアだろうか。
「格闘ゲームってなに?」
 後ろにいる私を見上げながら、シンシアが言う。うん、かわいい。親バカと言われそうだけど、実際にかわいいものをかわいいと言ってなにが悪いと思う。まぁ言ったところでいまは意味がないので、言わないけどさ。
「まぁ、地球にある娯楽のひとつ、かな?」
 私もまたかなりざっくりと説明した。ゲームの概念がわかっていないと説明するのが難しいし、この世界には現物がないのだから実物を見せるという、論より証拠という方法が使えないので無理もなかった。
「ふぅん。その娯楽のキャラクターと、あの蒼髪は似たような存在ってこと?」
「まぁ、かなり大雑把に言えば、そんな感じかな? あとそろそろちゃんと名前で」
「あんな女は蒼髪で十分なの!」
 私を見上げたまま、再び怒り始めるシンシア。まぁ見上げる体勢が体勢だから、逆に頭に血が上ってしまうから、怒りだすのもわからなくはないのだけど、逆にそれほどまでにレヴィはシンシアを怒らせてしまっているということでもある。
 ただどうしてわざわざシンシアを怒らせようとしているのかが、私にはわからないままだ。初対面であるシンシアを怒らせて、レヴィになにかしらの得があるとは思えない。でも現実にシンシアは怒っている。いやそうなるように仕向けられている。まるでシンシアを怒らすことが、レヴィの目的のように思える。でもシンシアを怒らせることが、なんで目的に繋がるのか。いやシンシアを怒らせることで、レヴィにどんな利が生じるのか。考えられるのは、シンシアに本音をぶつけさせることくらいだろうか。
 もともとこの世界には、シンシアと決着を着けるために来ていた。もっと言えば、シンシアを論破するために私たちはここに来た。いや呼び寄せられたというべきか。シンシアもまた私たちを論破するためにこの世界に私たちを呼んだんだ。お互いにお互いを論破するため。私とフェイトちゃんのありようがいびつだと言うシンシア。いびつであろうと、ともにあろうと決めた私たち。お互いにお互いの主張を一切曲げなかったがために、私たちはこうしてここに来た。だけどもしもシンシアを論破するのをレヴィが手伝ってくれるのであれば、シンシアを怒らせたのは、シンシアに本音を語らせるため、私たちをいびつと言う、その心の奥底の部分をあらわにするために、あえてレヴィはシンシアを怒らせた。いや挑発した。その挑発にシンシアはあっさりと乗ってしまった。まだ産まれたばかりのシンシアでは、感情的になってしまえば、駆け引きを行い続けるのは困難になる。それを理解したうえで、レヴィは行動に出た。そういうところだろうか。
 私の勝手な想像で成り立たせた理屈だけど、あながち間違っていない気がするのは、たぶんそれが事実に近いからなのかもしれない。というかそれ以外でシンシアを怒らせる利などレヴィにはない。むしろ不利益にしか繋がらない。私たちの知っている「レヴィ」は、そういう駆け引きが苦手な子で、直感のままに生きているような子ではあった。その「レヴィ」でも、いまみたいにシンシアを怒らせようとはしないはずだ。だって怒らせたって、なんの利益もない。むしろ不利益にしか繋がらないことを、「レヴィ」であれば即座に看破し、挑発を続けるということはしない。
 でもレヴィは挑発を続けている。その理由は、シンシアを怒らせることで、シンシア自身の口から、本音を言わせること。もしくはそれに通ずるなにかを引きずり出させること。どちらにしろ、私たちの知っている「レヴィ」ではできないことだった。
「やっぱり、「レヴィ」ではないんだね」
 シンシアに聞こえないように、小さく呟いた。「レヴィ」ではないとわかっていたけど、それでもこうして突き付けられると、どこか悲しかった。でも感情を表面に出さないように平然としたふりをしようとしていた。そのとき。
『ふぅん。なにょはには気づかれちゃったかぁ。まぁ、へいともうすうすと気づいているみたいだし、そろそろ答え合わせと行こうかな?』
 くすり、という笑い声とともに頭の中にレヴィの声が響いた。いつのまにか念話が繋がっていた。舌を巻くほどの手際の良さだった。
『答え合わせ、ね。それは君の正体も含めてなのかな?』
『そんな感じかな? じゃあ、始めようか、「高町なのは」』
「レヴィ」とは違う、冷たいまなざしを向けながら、レヴィはそう言ったんだ……。

テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

コメント

艦これとは関係無いですが、艦船に乗艦している少女達のアニメ、ハイスクールフリートが良いです。
……知名もえかちゃんが可愛いです……「武蔵」の艦長なのに好きすぎて少し悔しいです……(笑)
艦これは提督と言う不穏分子がいますが、ハイスクールフリートは女の子だけで非常に百合百合しい素晴らしいアニメです。 ←
……戦艦の擬人化で可愛い艦これとはまったくベクトル違うと思いますが(笑)

インターミドル選手がモデルになって大人の事情的な金銭問題は……あれだけ化け物ぞろいのなか誰も管理局に入っていないのは、管理局よりもそんなところで儲けるほうが美味しいのかもしれませんね(笑)
インターミドル選手はプロの格闘家よりも強いアインハルトさんよりも強い子がゴロゴロしてますからね(笑)
格ゲーのヒロインのモデルにはもってこいですよね。

なのはさんたち15歳でしたね。
あれ、なぜ17歳と思ってたんですかね、私(笑)
……お姉ちゃんの年齢だけ覚えていて勘違いしてたのかもしれません(笑)

振り向きながら見上げるシンシアちゃんの仕草可愛いですね。
こんなシチュエーション最高ですよね(笑)
……私の場合、自分が体験したいと思わず、女の子同士のこんなシチュエーションを見たいと思ってしまいますが(笑)
……なのはさん、可愛いと思っているようですが、それは娘として可愛いと思っているのか……それとも。
パッと見ると出会った当時のフェイトちゃんで……。
親バカ発言だしまぁ、違うでしょうけど(笑)

格ゲー分かってないフェイトちゃんは、まぁ、アルトセイム暮らしでは仕方ないですよね。
ゲーム自体ボードゲームとかカードぐらいしか知らなそうです。
……ぜひTRPGを教えたいですが(笑)
リプレイ書きますよって、テープでフェイトちゃんの声録音したいですね。 ←
最近買ったTRPGのルールブック、ソードワールド2.0のデータ集、カルディアグレイス(笑)
名前に惹かれたのですが、表紙のお姉さんがカルディアかと思うとカルディアは剣の名前でした(笑)
……えぇ、カルディアさま、だから浮気ではないですよ? ←
なのはさんはゲーム得意らしくヴィヴィオを手加減なしの全力全開でフルボッコにしてフェイトちゃんに怒られる話がねことうふ先生の漫画でありましたが……。
あれはミッドのゲームなのか、97管理外世界のゲームなのか。

レヴィは一応シンシアちゃんを論破するためなのはさん達に協力するためにいるみたいですね。
でもなにか不穏なものも感じられますが(笑)
演技?だとしたら、なのはさんに余計な警戒心抱かせていそうですが……。

では、失礼します。

Re: タイトルなし

 公式サイトを拝見しました。こういうアニメがあるとは。ガルパンの軍艦Verな感じですね。
 もえかさんは、自分も結構好きな感じの子です。しかし、まさか「武蔵」なのにこうさんが好きとは、ね←苦笑
 まぁ百合スキーにとっては、提督は不穏分子ですからね。でもね? 提督は男だけと決まったわけではないのですよ←にやり
 うん、まぁ、ベクトルは確実に違いますねぇ←笑
 ちなみに最近アニメではないですけど、伊藤ハチ先生の「合法百合夫婦本」というコミックに出会いました←あえて感想は言わない
 うわぁお、自分が言い出したことですけど、すごくブラックな事情←汗
 プロの格闘家が涙目ですよねぇ←汗 もしくはプロの格闘家さんたちもアインハルトさんの美貌にコロッとやられている隙に、コテンパンにされたという可能性もなくはないですが←ヲイ
 インターミドルの選手の場合ヒロインばっかりになりますけどね←笑
 まぁ中学生という設定なので、十五歳です。
 そこはやっぱりお姉ちゃんと勘違いしたのではないでしょうかね←笑
 って、認めちゃった←笑
 個人的には結構好きなポーズです。
 親御さんにとっては、堪らないポーズでしょうね。恋人だったら? それはもう(自主規制)になっちゃうんじゃないですかね?←ヲイ
 あー、たしかに自分が体験するよりも、傍から観察していたいですねぇ。それはもうばっちりと←にやり
 完全に娘としてか見ていないですねぇ。いくらフェイトさんそっくりでも、フェイトさん以外は女性としては見られないタイプですので←苦笑
 まぁだからこその親バカなんでしょうけど←笑
 山奥暮らしだと、ゲームとかもわからないでしょうね。
 その分ボードゲームやカードゲームは無類の強さを誇っていそうで怖いですけど←笑
 TRPGですか。RPGではないけれど、「人狼」であれば昔やったことあります。
 確実に録音が目的ですよね、あなたは←笑
 まさかの←笑
 ありゃ、剣の名前ですか。それは残念。
 まぁ、剣の名前であれば、ぎりぎりセーフじゃないですかね←苦笑
 ああ、それ、Vivid Lifeですよね? 作者の人選大丈夫かという個人的には不安な作品なんですが、わりと大丈夫そうですね←首傾げ
 この場合は、どっちなんでしょうね。どっちもありな気もしますが、この場合はやっぱり地球のゲームの可能性が高いかな?
 まぁ、一応そんな感じですね。
 物言いが物言いだから、そう思われるかもですが、基本的には大丈夫です。たぶん←エ
 まぁ、そこらへんも大丈夫ですよ、たぶん←ヲイ
 今回もコメントありがとうございました。今後も頑張りますね。

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