ケニアで８月実施された大統領選の結果が最高裁判所で９月１日、無効とされたことを受け、選挙管理委員会は９月５日までに、再選挙が来月１７日に実施されることになったと明らかにした。

大統領選ではケニヤッタ大統領が再選されたが、対立候補のオディンガ元首相は選管に不正があったと訴えた。最高裁判所はこれを認めて６０日以内に選挙をやり直すよう命じていた。

選管は、ツイッターを通し、ケニヤッタ（キクユ人）、オディンガ（ルオ人）両氏が、それぞれ同じ副大統領候補とともに再選挙に臨むと発表。新たな候補者は指名されないと説明した。

選管は、再選挙に向けて作業や手順の見直しを進め、近日中に詳細を関係者に公開するという。
ケニヤッタ氏は当初、最高裁の判断を受け入れる姿勢を示していたが、その後一転して司法に問題があると主張。その問題を自ら是正するとの構えを見せている。
以上、

ケニア鉄道で巨額借金を中国から背負ったケニヤッタ首相、
ケニアの首都ナイロビから港湾都市モンバサ間の鉄道の全長480キロ、総投資額は約38億米ドル。ケニアの国内総生産額（2016年ＧＤＰ70億米ドル）からしても巨額。開通は2017年5月。

ケニヤッタは最高裁の判決を受け入れず、武力で独裁色を強めるのだろうか。武器はスーダンのように中国からいくらでも入ってきているはず。
民族的にはバラバラであり、内戦になる可能性もあるが、ケニアはアフリカの中では先進国でもある。