「あいおいも」の一燈合同会社(兵庫相生)/破産開始決定 消費不況に勝てず
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農業認定法人の一燈合同会社(兵庫県相生市本郷町2-22、代表:石王丸祥平)は5月8日、神戸地裁姫路支部において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、礒野元弁護士(電話079-285-1258)が選任されている。
同社は平成26年2月設立の農業認定法人。地元産のキャッサバ芋科の「あいおいも・まじょか」を栽培し、芋や芋の加工品を販売し、農水省の六次産業化・地産地消法に基づく農業認定法人に認定されていた。
しかし、消費者不況に消費者の心理は、余裕をなくし、パート主婦も多くなり、食による健康指向は遠のき、農業者も付加価値など付けられなくなっている。
国の政策は、何に付け行き当たりばったり、最近は、建設する時に補助金をいっぱいもらって作られた野菜工場などが、農業の難しさや消費者ニーズが価格に向かうなかで破綻する農業法人の倒産も多くなってきている。
新規農業者に求められるのは、天変地変に対応し農業生産する技術は確実に確保されているのか、商品の市場性はあるのか、作物は商売として成立するのか、販路は確実にあるのか、最低1年間の回転資金はあるのか、価格対応力はあるのかなどなど、期待と願望だけでは経営は成り立たない。
工場主がいくら良い製品を作っても、販売する道筋と社会のニーズがなければ、売れず失敗するのと同じだ。
会社名
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一燈合同会社(認定農業法人)
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設立年月日
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2014年2月1日
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所在地
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兵庫県相生市本郷町2番22号
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代表社員
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石王丸祥平
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事業内容
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1.農業経営
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2.農作業委託
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3.農産物の加工、収穫物の販売及び営業活動
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4.種苗の販売、育成
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5.前各号に付帯する一切の業務
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取引銀行
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播州信用金庫/相生支店
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[ 2017年5月20日 ]
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