パークスクエア三ツ沢公園5棟建て替え決議 熊谷組の負担率未解決
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建物を支える杭の施工不良が見つかった横浜市西区の分譲マンションパークスクエア三ツ沢公園(全262戸)の管理組合は30日、総会を開き、所有者の99%の賛成で全5棟を建て替えることを正式に決議した。
施工を手がけた熊谷組(東京)が2018年から新築工事を始め、完成は2020年4月と見込まれている。総事業費は約86億円。
以上、
当問題は施工不良のB棟を除けば、補強工事でも対応できるものであるが、信用を尊ぶ事業主の住友不動産が当初から全5棟の建て替えを前提に管理組合に図っていた。熊谷組にしても、当事案につき2016年3月期に特損見込みとして59億円を引き当てている。
熊谷組にしても、安易に全額負担ともなれば株主総会は荒れることだろう。
三井住友建設の施工不良で大問題となっているLALA新横浜(事業主:三井不動産系)の全棟建て替え、施工業者の負担割合など、戸数が住友不動産の当案件と異なり、全705戸と大きく、下請けの旭化成子会社ということもあり、安易にゼネコン100%悪しでは片付けられない(裁判では補強で耐震性をクリアできれば、建て替えになるケースは限られている)。
事業主はデベロッパー=不動産会社であるが財閥系であり、その力は今後にも影響し侮れずゼネコンは泣くことになるのだろうか。
パークスクエア三ツ沢公園(5棟計262戸)概要
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所在地
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神奈川県横浜市西区宮ケ谷
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交通
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横浜市営地下鉄ブルーライン 三ッ沢上町駅 徒歩14分
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JR京浜東北線横浜駅からも徒歩20分
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総戸数
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262戸(5棟合計)
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建物構造
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RC
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階建
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11階建×5棟
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竣工
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2003年3月
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事業主
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住友不動産
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設計
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熊谷組首都圏一級建築士事務所
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施工
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熊谷組
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<熊谷組業績推移>
ゼネコンは労務費や資材高騰を理由にボッタクリ状態(労務費は落ち着き、資材が下落に転じていた)となっており、空前の営業利益を醸し出している。すでに引き当てもあり、30億円引き当てることくらい朝飯前であるが、安易にそうした場合、株主の動き次第では、経営陣の首が吹き飛ぶ可能性もある。
決算期
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14/3期
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15/3期
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16/3期
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17/3予
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売上高
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328,900
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362,090
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343,647
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344,100
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営業利益
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6,608
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16,104
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24,540
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23,200
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同率
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2.0%
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4.4%
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7.1%
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6.7%
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経常利益
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6,791
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15,658
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25,772
|
23,300
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当期利益
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4,299
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5,458
|
12,092
|
15,200
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総資産
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235,929
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255,514
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255,525
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自己資本
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4,917
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53,551
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64,933
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資本金
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13,341
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13,341
|
13,341
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有利子負債
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21,161
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19,937
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17,820
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自己資本率
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20.7%
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21.0%
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25.4%
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[ 2017年5月 1日 ]
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