アイコン ライオンズマンションの大京 3月決算 ちょっぴりの増収増益

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同社は当期について、マンション市場は、地価が都市圏を中心に上昇し、建築費の上昇基調は一服しているものの依然高止まりが続くなか、住宅需要は低金利や住宅取得優遇策等に支えられ、堅調に推移した。

不動産管理市場は、コスト意識の高まりや、ニーズの多様化により、環境への配慮やエネルギー管理、コンサルティング等、これまでの管理受託に留まらない業務の高度化、サービスの拡充が伸展した。

不動産流通市場は、新築マンション価格の上昇傾向、良質な中古住宅ストックの積み上がり、加えて、中古住宅に対する意識の変化等の相乗的効果により、成約件数は昨年を上回り、堅調な推移となったとしている。

・・・堅調だらけであるが、その割には営業利益率を悪化させている。

当期の分譲マンションの売上戸数は2,980戸、前期は3,066戸だった。平均分譲価格は3,626万円、前期は3,479万円だったことから4.2%上昇している。この価格からして、東京都心での開発は少ないようだ。

 オリックス傘下になり、堅実経営をモットーにしているようで、分譲マンション等不動産開発事業は1,222億円で全売上高の1/3程度となっている。大京管理は同社にとって虎の子のようだ(マンション管理戸数は530,095戸)。
 分譲マンションの営業利益率は、ゼネコンの営業利益率より低くなっている。ボッタくりのゼネコンと言われないようにしてもらいたい。困るのは消費者、その反動でいずれデベやゼネコンが痛い目に遭う。

 
 
売上高
営業利益
/百万円
 
前期比
 
前期比
不動産開発事業
122,211
1.2%
8,667
-14.4%
不動産管理事業
162,821
7.7%
9,664
17.6%
不動産流通事業
54,904
12.2%
3,233
10.0%
調整
-5,083
 
-3,246
 
合計
334,853
5.6%
18,318
1.1%

 

連結/百万円
売上高
営業利益
営率
経常利益
株主利益
13/3
302,610
22,101
7.3%
20,270
15,535
14/3
333,813
18,128
5.4%
16,865
21,829
15/3
317,154
18,124
5.7%
16,703
12,154
16/3
334,853
18,318
5.5%
17,093
12,628
16/15
5.6%
1.1%
 
2.3%
3.9%
17/3期予想
340,000
20,000
5.9%
19,000
14,000
17期予/16期比
1.5%
9.2%
 
11.2%
10.9%

 

[ 2016年5月10日 ]
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