「Go!プリンセスプリキュア」第39話「夢の花ひらく時! 舞え、復活のプリンセス!」の感想です。
~ オープニング前 ~
今回は、バイオリン工房から。トワはカナタに、前話はるかに「プリンセスになるな」と言った事について聞きました。
カナタは、傷付いていくはるかを見てられなかったと答えます。さらに、夢を叶えるにはああまでして守らなければならないのか、自分には分からないとも言います。
「夢」はホープキングダムの民の魂。カナタにそれがないとなると、カナタの記憶が戻るのは難しいと、シャムールは言います。
それから後日、みなみときららはノーブル学園に戻ってきました。
2人は、寮に着く前に、はるかを見かけるものの、はるかはすっかり落ち込んでいました。2人は、何があったのか聞こうとしますが、ゆいが止めます。
今回のオープニングも、劇場告知バージョンでした。
劇場版は、現在公開中。私は1週間前の2日に見に行ってきました。やはり、面白かったですね。
感想は、12日(木)から14日(土)の間に投稿する予定です。既に感想を書き上げているブログは結構あると思うと、随分遅い投稿になりますが、気長にお待ち下さい。
~ Aパート ~
その後、みなみときららは事情を知り、はるかを1人にさせてしまった自分達を責めます。
一方、はるかは、寮から少し離れた所で、1人落ち込んでいました。
「カナタ・・・。私、プリンセスになっちゃいけないの・・・? 何で、こんなに苦しいの・・・? 何で・・・?」
その様子を遠くから見ていたクローズは、夢はどこまでもお前を追い詰めると、ほくそ笑みます。
これまで集めた絶望に、はるかの絶望が加わった事で、各地に蒔かれた絶望の種は急速に育っていきました。
そして、各地に、絶望のツタが出現しました。人々は絶望の檻に閉じ込められ、沢山のゼツボーグが現れます。
その頃、みなみ、きらら、トワ、ゆいは、はるかを探そうと外に出ました。
しかし、すぐに、パフとアロマが、緊急事態を告げに来ました。みなみ達は、夢ヶ浜に絶望の森が出てきた事を知ります。
みなみ、きらら、トワは、プリキュアに変身して先に向かいます。はるかの事は気になりますが、今は戦わせるどころではありません。
カナタは、ゼツボーグに追われていましたが、すぐに、スカーレットに助けられました。ですが、ゼツボーグは、まだまだ沢山います。
その頃、はるかは、前方に広がっている惨状に気付き、無気力ながらも現場に向かいます。
少しして、はるかは、ゼツボーグがはびこっている街や、ゼツボーグと戦っている仲間達を目にしました。
はるかも、変身して戦おうとしますが、ドレスアップキーをプリンセスパフュームに差し込んでも、変身できません。
「プリンセスになっちゃいけないから・・・? 私・・・、もうプリンセスになれないの・・・? そんな・・・。」
一方、マーメイド達は、キリなく現れるゼツボーグとの戦闘に、疲れが出てきました。
ちょうどその時、クローズが現れました。クローズは、フローラの絶望は最高の栄養になった上、このままでは世界を覆いつくすだろう、と言います。
「夢は、人を追い詰める。お前達が、あいつを1人ぼっちにしたようにな!」
その直後のクローズの攻撃でダメージを受けるマーメイド達。そこに、カナタが駆け付けます。
クローズは、カナタを見て、フローラを絶望させたのはお前だ、絶望に落ちたはるかはプリキュアにもプリンセスになれないと、カナタを追い詰めます。
「僕は・・・、取り返しのつかない事を・・・!」
その後、カナタは、はるかの元に行こうとします。
しかし、ストップとフリーズが立ちはだかります。ですが、マーメイド達がフォローして、道を作りました。
その頃、はるかは、無気力なまま街を歩いていました。途中、ツタに足をとられて、ヘアピンを落としてしまいます。
「何でこんな事に・・・、なっちゃったんだろう・・・。」
~ Bパート ~
「どうして・・・。私、もう・・・、プリンセスになれないの・・・? なっちゃいけないの・・・? あれ? 私・・・、何で、プリンセスになりたいんだっけ・・・?」
「わたし、プリンセスになりたい・・・。」
「プリンセス?」
「うん・・・。はなの・・・、プリンセスに・・・。」
「へえ、どうして?」
「キラキラかわいいから!」
それから何日か経ったある日、はるかはカナタから、夢のお守りとして、ドレスアップキーを受け取りました。
はるかのプリンセスになりたいという夢に、父のいぶきは、変わった夢を持っちゃったものだと言いますが、母のもえは、それではるかが元気に育ってくれるのならば良い事だと応援します。
そして、母は、今のはるかが付けているヘアピンを作り、はるかにプレゼント。はるかは喜びます。
それから、何年もの月日が流れ、はるかは、プリンセスみたいな素敵な人になるためにノーブル学園に行きたいと、両親に言います。
受験は大変だと言われるものの、はるかの気持ちは変わりません。そんなはるかを、両親は応援しました。
そして、ノーブル学園に入学したはるかは、沢山の人達と会って、プリキュアにもなり、夢の大切さを学んで、自分の夢も周りの人達の夢も大きくしていきました。
「そうか・・・。私の・・・、夢は・・・。」
「おもいだした?」
「そう。ずっと、ずっと・・・! いつだって・・・!」
ちょうどその時、カナタがやって来ました。
「すまない・・・。」
「え・・・?」
「傷付く君を助けたかった・・・。ただ、それだけだったのに・・・。僕が一番、君を傷付けてしまった・・・。本当に、すまない・・・。」
「カナタ・・・。私ね、夢があったから、ここまで来られた。みんなとも出会えた。夢をなくすなんて、諦めるなんてできない・・・。たとえ、カナタに、やめろと言われても、私は、プリンセスを目指すよ。」
「やっと、僕にも分かった・・・。夢は・・・、君の・・・、全部なんだね。」
「それなら、君が笑顔でいられるように、僕は・・・、」
その時、マーメイド達が吹き飛ばされてきました。はるかの前方には、クローズと沢山のゼツボーグがいましたが、はるかの目に諦めはありません。
その直後、はるかは、前話買ったプレゼントをカナタに渡します。
「なぜ、ここにいる? 今さら、お前に何ができる?」
「みんなの・・・、そして、私の、夢を守る!」
「ありがとう・・・。あなたが夢見てくれたから、私、今、こんなにも幸せだよ・・・。レッツゴー、プリンセス。」
そして、はるかは、ドレスアップキーをプリンセスパフュームに差し込み、今度は、変身できました。
後期エンディングCDに収録されている「プリンセスの条件」をBGMに、フローラはゼツボーグ達と戦います。
しかし、ストップとフリーズが、ツタでフローラの腕を拘束。ですが、すぐに、マーメイドとトゥインクルが助けに入り、ピンチを脱します。
「ごめん・・・。」
「あなたを1人にしてしまったばかりに・・・。こんな・・・。」
「でも、それって、みなみさんも、きららちゃんも、私を信じてくれてたからですよね? 私、ちゃんと、分かってます!」
「はるか・・・。」
「はるはる・・・。」
しかし、直後、カナタ、ゆい、パフ、アロマの元に沢山のゼツボーグが集まっていました。すぐに、フローラが助けに入り、ゼツボーグ達を蹴散らします。
「ゆいちゃん、パフ、アロマ。心配かけて、ごめんね!」
「はるかちゃん・・・。」
その直後、シャットが攻撃してきましたが、スカーレットがカバー。
「もう大丈夫ですわね?」
「うん。」
「まったくあなたは、落ち込んでたと思ったら、1人で立ち直るなんて!」
スカーレットは、シャットを吹き飛ばしますが、入れ替わりに、ストップとフリーズが襲ってきました。しかし、これは、フローラがカバーします。
「1人じゃないよ、トワちゃん。みんながいてくれたから、立ち上がれる私がいるの!」
その後、クローズがフローラを襲います。
「夢を取り戻したってのか。だが、夢はまたお前を追い詰めるぞ!」
「それでもいい!」
その後、スカーレット、トゥインクル、マーメイドが、連携攻撃でクローズを追い詰めます。
そのままフローラが追撃。・・・といきたいところでしたが、ストップ、フリーズが阻止し、プリンセスロッドがかき消されます。
クローズの拘束も解け、そのまま攻撃してきますが、マーメイドとトゥインクルがプリンセスロッドをフローラに託します。
「自分で決めた夢だもん! 痛いのも苦しいのも、全部受け止めて! 私は、プリンセスになる!」
だが、ローズトルビヨンとリィストルビヨンのダブル攻撃を受けたクローズも黙っていません。クローズも、強大な力で攻撃してきました。
しかし、これは、カナタが防ぎました。
「なれるさ、君なら。プリンセスに!」
カナタは、記憶を取り戻しました。それは、カナタに新しい夢ができたから。
「はるか。君が笑顔でいられるように、僕は、君の夢を守りたい。」
「カ・・・、カナタ・・・。」
その後、はるかからもらったプレゼントが光を放ちました。すぐに、それは、新たなドレスアップキーへと変化。
そして、そのドレスアップキーを使って、フローラ達は、モードエレガント・ロイヤルにチェンジ。
そして、新たな技「グランプランタン」を放ちます。
しかし、クローズ、ストップ、フリーズは何とか撤退しました。
その後、絶望の森は消え、人々は解放されました。トワは、記憶を取り戻したカナタに抱き付きます。
カナタは、はるか達のおかげで記憶を取り戻せたと感謝します。はるかは、記憶を取り戻したお祝いとして、また新しいプレゼントを買おうと言います。
「いや、いいんだ。君がやっと、笑ってくれたから。」
そう言われたはるかは、戸惑うものの、すぐに、笑顔を浮かべます。
今回は、これで終了です。
今回のエンディングの個別部分は、フローラパート。あれだけ見所があれば、当然ですよね。
また、今回のエンディングは、始めの約7秒間とラストの約10秒間が変わりました。
こちらは、劇場版の3本立てのうちの1つ「プリキュアとレフィのワンダーナイト!」のものですね。今回だけの特別バージョンかも?
ラストは、モードエレガント・ロイヤルに。こちらは、最終回まで続きそうですね。
次回:「トワの決意! 空にかがやく希望の虹!」
ようやくカナタの記憶が戻り、妹のトワは大喜び。
そんな中、突然、ロイヤルキーが赤く光り始め、気が付くと、はるか達はホープキングダムに来ちゃったようです。ホープキングダムには前よりももっと絶望の森が広がっていました。
トワは、この惨状を見て、ディスピアに怒りを感じますが・・・。
今回のエンドカード
【まとめ】
「プリンセスになるな」という言葉に絶望したはるかでしたが、幼い頃から、両親をはじめとした多くの人達に励まされた事を思い出し、再び夢に向かって進む事を決心しました。さらに、カナタの記憶が戻り、プリキュア達は新たな力を得て、新技「グランプランタン」を編み出しました。
いやー、やっぱり、はるかは、強い子だよなあ。そして、可愛過ぎ!
今回の感想を簡単にまとめると、こうですね。これまでのどの回よりも、はるかの魅力が存分に出ていた回だったと思います。
おかげ様で、今回の画像数は86と、プリキュア感想では最多となりました。ブログを開設した頃は、画像付き感想を挙げようだなんて全然考えていなかったと思うと、すごい事してるな、と感じています。
特に、はるかorフローラが映っている画像は45枚と、本編画像75枚のうちの6割にもなりました。それだけ、今回のはるかはすごかったと思いますし、キャプチャーしがいがありました。
そして、はるかの笑顔をキャプチャーした時は、どんだけ癒されたか! 前話ラストや今話Aパートラストのあの生気ない目があったからこそ、はるかの笑顔がまぶしく感じましたね。1日が放映休止だった喪失感をキッチリ埋めてくれたと思います。
そのはるかが再び夢を目指す決め手となったのは、「子供の頃からの純粋性」でした。
私は、みなみ達がはるかを励ますものだと思っていましたので、今回の立ち直り方は見事だったと感じています。まさしく、「心の中の『リトルはるか』に聞きました。そうしたら『プリンセスになりたい』と、ずっと夢見てくれた。それが、立ち直れた理由です」と言わんばかりでしたね。
ちなみに、「リトルはるか」というのは、サッカー日本代表・本田圭佑選手が、昨年1月にACミランへの移籍会見で言った「リトル本田」からとったものです。彼は、小学校の卒業文集において、イタリアのサッカー1部リーグ・セリエAで活躍する事を書いており、その時の気持ちがあったからこそ移籍に繋がった事を、こう表現しているんですね。
彼に限らず、幼い頃からの夢を持ち続けて、どんな逆境でも諦めずに前に進み、夢を叶えた人は沢山いるでしょう。夢を叶えるには、今に集中する事が大事だと思いますが、時には、過去を振り返り、子供の頃の純粋性に触れる事も大事なんでしょうね。
しかし、カナタのように記憶を失ったり、何かの出来事で大きなケガを負ったりなどして、夢を追えなくなる事もよくある話です。
ですが、31話感想や35話感想でも書いたように、今を必死に生きて、何かやりたい事を見つけて、新たな夢を見出せれば良いのです。
今回、カナタは、それを実現してくれました。記憶のない自分にはるかは献身的に接してくれた事と、前話ラストではるかを傷付けてしまった事から、「はるかの笑顔を守りたい」という夢を持つようになったのは、本当に良かったと思います。注目しがいがありました。
やはり、31話ではるかが言っていたように、「夢は誰にでも持てる宝物」なんでしょうね。
今回で、はるか達は、カナタと本当の意味での再会を果たし、ホープキングダム奪還に向けて、大きく前進したと思います。
しかし、ディスダークも、この状況に黙ってはいないでしょう。特に、ディスピアについては、22話までの時と比べると、より力をつけたように思え、31話で復活してからは、まだ本格的には動いていないと思うと、不気味さを感じます。
今後、はるか達はどう成長し、ディスダークと戦っていくのか、残り約10話、これまで以上に熱く注目したいと思います。