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ひろがるスカイ!プリキュア 第3話感想

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 今話の名セリフ:「隣に、友達がいますから!」

 「ひろがるスカイ!プリキュア」第3話「シクシクホームシック! 泣かないでエルちゃん!」の感想です。


~ オープニング前 ~
「まっしろちゃーん! 早くこっちでの仕事を終わらせて会いたいよー! ほっわほわの真っ白綿雲、ま、し、ろ、ちゃん!」
    
「や、やめてよ、パパってば! そういうの! もう子供じゃないんだから!」
    
「ええー・・・。そう?」
「そう! そう!」
    
 まったくなあ。いくらパパさんとはいえ、相手は年頃の女の子なんだから、ベタベタしたい気持ち全開の気持ち悪いセリフは禁止!(夢なら髪をタップリ触っても問題ないと思ってたお前が偉そうに言うな(笑))

「元気でやってる? 寂しくない?」
    本編では明かされていませんでしたが、ましろの父親の名は「虹ヶ丘 あきら」、母親の名は「虹ヶ丘 まひる」。
「大丈夫! お祖母ちゃんもいるし、それに、新しい友達もできたし!」
   
「そっか。今度帰ったら紹介してね!」
「また連絡するから!」
   
「うん。じゃあ、2人とも、お仕事頑張って!」
「ああ! じゃあね!」
「うん! じゃあね!」
   
   

 その直後、エルの泣き声が。どうやら、パパとママに会いたいようです。
 しかし、スカイランドに戻る方法は分かりません。せめて両親の顔を見せる事ができれば安心しそうですが、一体どうすれば?
 その後、ましろの祖母・ヨヨが現れ、それは可能だと言いました。
「これを使えば、スカイランドと通信する事ができるわ。」
   
『ええーっ!?』
   


~ Aパート ~
「これはミラーパッド。好きな場所を映せるの。」
   
「スカイランドにいる、この子の両親ともお話しできるのよ。」
    
   
    
「へー、この世界には、便利な道具があるんですね!」
「いやいや! そんなのないよ! お祖母ちゃん、一体、何者なの!?」
    
「実はね・・・、私はスカイランド人なの!」
   
   
「そっかー・・・。お祖母ちゃん、スカイランド人なんだねー・・・。」
    
「ス、スカイランド人!?」
    
    
   
 アカン。頭の整理が追いついてなくて、ギャグ顔連発しちゃっとる。おしとやかな子がギャグ顔を沢山出してくれるのは、すっごくおいしいです! デリシャスマイル~!(前作主人公の口癖は出さんでよろし(笑))

 ヨヨは、スカイランドでは博学者だったそうで、50年前、今住んでいる世界の事を調べにやって来たそうです。
 スカイランドに戻る方法も知っています。ですが、戻れるには、少し時間がかかるようです。

 今は、スカイランドと通信し、エルに両親の顔を見せてあげるのが大事な事。
 そのためには、沢山のエネルギーが必要で、そのエネルギー源である「スカイジュエル」を手に入れなければなりません。

「こんなの見た事ないし、簡単には見つからなさそうだね・・・。」
   
   
   
「でも、私、スカイジュエルを見つけて、エルちゃんをパパとママに会わせてあげたい!」
   
「ましろさん! 私も同じ気持ちです! どこへなりとも行きます!」
「どこへ行けば見つかるの?」
    
「ふふっ。うちの裏山にあると思うわ。」
    
   
「う、裏山に?」
「意外と近場でしたね・・・。」
   
 まあ、そうじゃないと、話がサクサク進まんしなあ。実は、外国のどこかにあるスカイジュエルを近場に持ってくるよう、ヨヨがスタッフ様に指示してたりして。(笑)

 という事で、ソラ、ましろは、エルを連れて、スカイジュエルを見つけに出発。
「本当、ビックリだよ・・・。まさか、お祖母ちゃんがスカイランド人だったなんて・・・。」
    
「という事は、ましろさんも、ちょっとだけスカイランド人って事ですよね?」
「そういう事になるね・・・。」
    
「やっぱり・・・。」
   
   
「ヨヨさんが言うように、私達が出会ったのは、運命かもしれませんね!」
「そうだね!」
    

 その後、エルの機嫌が悪くなりました。エルに元気になってもらおうと、ましろが考えた事は・・・、
「エルちゃん、はい! ふわふわの綿毛だよ。」
    
   
「そう? じゃあ、これは?」
   
    
    
「ましろさん、上手ですね!」
「え?」
「エルちゃんのあやし方です!」
「そう?」
   
「はい! 赤ちゃんにとって大事なのは、今何を感じているのか、分かってあげる事です!」
   
「こうしてエルちゃんが好きそうなものが分かったのも、きっと、ましろさんの優しさの力ですね!」
    
「そ、そうかな・・・。」
   
「よーし! 私も何かエルちゃんのために・・・。」
   
   
「これは!」
   
   
「待って! それ、毒キノコ!」
   
「え・・・。」
「山には危険な植物もあるから、よく分からないものは、むやみに触っちゃダメだよ?」
    
「はい・・・。危ないところでした・・・。」
   
「後で、家にある図鑑を貸してあげる!」
「ありがとうございます! ましろさん!」
    

 その後、エルの泣き声が。お腹が空いていたようで、ミルクを飲ませましたが、まだ不機嫌な様子。
 ソラとましろは、パンをいただきました。パンは、ましろが作ったものです。
「あれ? もしかして、このパン、雲の形ですか?」
「うん。スカイランドをイメージしてみたの。」
    
「スカイランド・・・。どういう所か分からないけど、名付けて、くもパン!」
「くもパン! フフフ!」
   
「エルちゃん! くもパンですよー。ふわふわー!」
「ふわふわー。」
    
   
『やった!』
   


~ Bパート ~
 それからしばらくして、ソラのミラージュペンが光りました。スカイジュエルが近くにある証拠です。
「あ! あれは!」
   
「す、すごい・・・。一体、誰が何のために?」
「うん・・・。確かにすごいけど・・・。」
   
   
    
   
 幼女のくしゃみで崩れるとかマジかよ・・・。さては、スタッフ様が細工したな?(笑)

   
「まさか、この中に? なーんて!」
    
   
   
「え?」
「やってみましょう!」
   
「ソラちゃん、本気?」
   
   
「わあ・・・。なんか、すごそう!」
   
   
「これは、スカイランドに古くから伝わるスカイランド神拳!」
    
 ス、スカイランド神拳・・・。あれ? このアニメって、女の子向けだよな? そのうち、ソラが「あなたはもう死んでます!」とか言わないよね?(笑)

    
    
    
    
「本当に割れた!」
   
「あ! 化石?」
   
「オス!」
「いや、確かにお宝だけども、特に変化もないみたいだし、やっぱり関係なかったね・・・。」
    
 いや、こちとら、ソラの並外れたパンチ力に恐れおののいてるんですが・・・。
 プリキュアに変身せずに、これでしょ? しかも、まだ3話目で、2人目のプリキュアすら登場してないんでしょ? なのに、こんなすごい事やらかすとか、今後、何回、この子の超人的な力に怯えなきゃならんのだろう・・・。おい、ラスボス。今のうちに、荷物まとめて逃げた方が良さそうだぞ。(笑)

 それから少し歩くと、ミラージュペンが強い光を発しました。辺りを見回すと、川の中にスカイジュエルがありました。
「これでスカイランドと通信ができるね!」
「やったー! やりました!」
   
    
   
「わあ! おい! ビックリして崩れちゃったじゃねーか! どうしてくれるのねん!」
    
「あなたは!」
「お前ら・・・。」
    
「カバピョン!」
「カ、バ、ト、ン! なのねん! いいかげん憶えろっつーの!」
    
 まったくだよな。コイツは1話目でちゃんとソラの名前を憶えてくれたというのに、ホント、失礼過ぎるヒーローだ。なあ、カツドン。(わざと間違えてんじゃねーよ(笑))

 その後、カバトンは、エルを力ずくで連れ去ろうと、ランボーグを生み出しました。
   
 ソラはプリキュアに変身します。

 バトルスタート。地中からの連続竹槍攻撃に避け続けるだけのスカイでしたが、隙を見つけて、懐に入り、強烈な一撃をぶつけました。
 その後のミサイル連発も難なく回避。しかし、一発のミサイルが、ましろとエルに向かっていました。
 ですが、スカイが間一髪で受け止め、被害は免れました。その後も、スカイが優勢な戦いを展開し、ヒーローガールスカイパンチで、ランボーグをやっつけました。

「こうなったら、これだ!」
    <
「ああー!」
「あれは!」
    
   
「ウマウマ! これでパワー全開なのねん!」
   
「いくぜー!」
「ええ!? まさかの2回目ですか!?」
    
「カモン! アンダー・・・。」
   
    
「むやみに山にあるものを採ったり食べたりしちゃ、駄目なんですよ! めっ!」
    
 正義の味方から「めっ!」されるとか、すっかり敵キャラの威厳がなくなっちまったなあ、カバッチ。もう、この際、「カバッチ」と可愛く改名した方が、メイン視聴層の女の子達に憶えられやすくなって良いんじゃないですかね。(笑)

 そして、ましろの家に戻り、ヨヨは早速、スカイジュエルをミラーパッドに掲げました。すると・・・、
   
「な、何だ!?」
「ええ? 誰からですか?」
    
「通信が復旧したぞ!」
「こんにちは!」
「エルちゃん、見える?」
    
「エル・・・。」
「プリンセス・エル・・・。」
   
『ええーっ!?』
「プリンセス・・・、」
「エル!?」
   
「私が付けた名前、合ってました!」
「そこじゃないよね!?」
   
「プリンセスって事は、エルちゃんは・・・。」
「スカイランドのお姫様って事ですか!?」
   
   
「プリンセス・・・。」
「エル・・・。」
   
    
「怪我はない? 変わりは・・・。ああ・・・、ないようですね・・・。」
「よく無事で・・・。プリンセス・エル・・・。キラキラ輝く、私の一番星・・・。」
    
    
    
「エルちゃん。パパとママの顔を見て、ちょっとでも安心できたかな?」
「良かったですね。」
    
    
「ああ、良かった・・・。」
「元気そうで安心したぞ・・・。」
   
「王様、王妃様。そちらの世界へ戻る手立てが整うまで、プリンセスをお預かり致します。」
   
「おお!」
「まあ、あなたは!」
「スカイランドのハイパースゴスギレジェンド名誉博学者のヨヨ殿!」
    
   
「そろそろ通信が切れそうです。」
   
   
「皆さん、プリンセス・エルの事・・・、」
「よろしく頼みます。」
『はい!』
    
    

    
   
「ねえ。ソラちゃんは寂しくならないの?」
「私ですか?」
    
「家族に会えないのは、ソラちゃんだって同じなのに・・・」
「私には、やる事もあるし、大丈夫です!」
   
「それに・・・。」
「それに?」
   
「隣に、友達がいますから!」
   
    
「そっか・・・。そうだね!」
「はい!」
   
    
   

 今回は、これで終了です。


 今回のエンディングは・・・、
「今日は、あたし! キュアプレシャスだよ! みんな一緒にデリシャスマイル~!」
   
 エンディング冒頭に、前作「デリシャスパーティ♡プリキュア」の主人公プリキュア「キュアプレシャス」が登場! 出たのは、そこだけではなく・・・、
    
 ミラーパッドにも、変身シーンの一部が映されました。
 なるほど。こんな感じで、過去作プリキュアが出てくるんですね。これは、次回以降のエンディングも見逃せませんな!


次回:「わたしもヒーローガール! キュアプリズム登場!!
 ましろ達を襲うカバトンの卑劣な罠。
 ソラのミラージュペンがカバトンに奪われてしまった事で、ソラはプリキュアに変身できなくなってしまい・・・。


    今話の「またみてね」


【まとめ】
 今回は、スカイランドと交信するためのアイテム「スカイジュエル」を見つける話でした。
 今回も2人目のプリキュアは出ませんでしたが、未知のものへの興味に深く考えさせられたり、ミラーパッドを通じてエルが両親に再会できた事にもらい泣きしそうになったりなど、結構濃い内容だったと感じています。

 今話はタイトルに「シクシクホームシック」とあり、エルがたびたびホームシックを感じて不機嫌になっていましたが、小さいお子さんって、お父さんお母さんが傍にいないと、不安になっちゃいますよね。いくら優しいお祖父ちゃんお祖母ちゃんに面倒を見てもらったとしても、まだ小さいうちは、お父さんお母さんを求めるものでしょう。
 エルは、プリキュアに大きな力を与えるほどの不思議な力を持ち、それが敵に狙われてもいますが、本質的な部分は、実際の幼児と同じ。今話を見終えて、そう強く感じられたのは良かったと思いますね。

 本質的な部分が実際の幼児と同じという事は、様々な未知のものに興味を抱きがちなのも同じ事。両親に会えずに不機嫌になっても、未知のものに興味を持って、それが面白いと感じたら笑顔になっていたのは、癒されましたね。
 様々な未知のものに興味を抱きやすいのは、エルより少し年上のメイン視聴層の女の子達も同じです。それは、小さい子供達の強みであり、私達大人は多くの事を知っちゃってる上、歳をとるにつれ、未知のものに興味を示すパワーが衰えていくと思うと、色んなものに興味を抱ける子供は本当に強いんだな、と思いますね。

 とはいえ、何にでも興味を持って、むやみやたらに色んなものに触ったり、口にしたり、知らない人に付いていったりするのは危険なもの。大人からそう言われても、子供達はすぐ忘れちゃうでしょうし、好奇心が打ち勝っちゃう事でしょう。
 しかし、その行為のすべてが、取り返しのつかないものなんて事はなく、その多くは、周りのフォローで、やり直す事が可能です。大事なのは、そのようなミスから、何を学び、どう活かすかでしょう。
 子供達の成長を考えると、未知の様々なものに興味を持つのは、良い事なのだと思いますね。

 スカイジュエルを入手したソラ達は、スカイランドと交信。ミラーパッドを通じてですが、エルは両親と再会できました。
 エルも両親も、互いの再会に涙を流してたのは良かったですね。両親は娘が敵の手に渡っていなかったと知って大いに安心したでしょうし、エルからも、一刻も早く両親に会いたかった気持ちがすごく伝わりました。

 ですが、これが終着点ではありません。両親の元に直接帰してあげる事が重要でしょう。小さい子にとって、親の温もりは、ものすごく大事だと思いますしね。
 今話開始前は、直接の再会は30話あたりになるんじゃないかと思っていましたが、今話のエルの涙を見て、早く直接再会してほしい気持ちが強まりました。20話までには、そうなってほしいな、と思っています。
 再会したとしても、ストーリーの最後までソラと一緒にいる事になると思いますが、エルと両親を一早く安心させてほしいな、と願っています。

 あと、ましろの祖母・ヨヨの正体も明らかに。やはり、彼女も、スカイランド出身の人物でした。
 随分ネタバラシが早いですね。今作は、スカイランドとソラシド市を何度も行き来するらしいですので、そう考えると、両方の世界をよく知る人物は早いうちに明かした方がいい気がしますね。

 ヨヨは、スカイランドのハイパースゴスギレジェンド名誉博学者で、50年前に、今住んでいる世界にやって来たとの事。
 っていうか、「ハイパースゴスギレジェンド名誉博学者」って、なんやねん。単に「名誉博学者」で十分やろ。「ハイパー」やらなんやらゴテゴテつけりゃいいってもんじゃねーぞ!(笑)
 まあ、ですが、国王、王妃から一目置かれている存在であり、ソラやましろの大きな支えになる事が期待できるでしょう。今後のヨヨの行動にも注目ですね。

 さて、次回は、ついに2人目のプリキュアが登場! ましろがキュアプリズムに変身します!
 どんな変身シーンが出てくるのか楽しみですが、それ以上に、どういった経緯でプリキュアになるのかが気になりますね。お姫様、ヒロインの雰囲気が強いましろが、一体どんな理由でヒーローガールになるのか、しっかり見ていきたいと思います。

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Author:Msk-Mtn
 プリキュアに絶賛ドハマリ中の1980年代生まれの老けたお兄さん。
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