カテゴリ:サイトのご案内

「未来へのレポート」のご紹介


Rf 未来へのレポート Explanation and History

日頃は当サイト「Reports for the future ~未来へのレポート~」をご覧いただき誠にありがとうございます。このサイトでは首都圏における鉄道関連の工事、公共施設に関するレポートをお届けしております。2020年11月におかげさまで当サイトは前身であるYahoo!ブログ時代から通算で15年目を迎えることができました。長年に渡り蓄積してきた膨大なデータを活用し、今後も皆様にお楽しみいただけるコンテンツ作りを続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

このサイトの内容

このブログは大きく分けて以下の3つの内容で構成されています。

1、鉄道に関する様々なレポート
鉄道に関して車両・施設・経営などさまざまな面から調査・考察し、レポートとして掲載しております。取材対象は主に首都圏の鉄道ですが、稀に首都圏以外の鉄道について取材する場合もあります。

鉄道:JRの車両
鉄道:民鉄・公営の車両
鉄道:駅・施設・風景
鉄道:建設・工事
鉄道:建設・工事(終了したもの)
鉄道:その他


2、“建設史から読み解く首都圏の地下鉄道”
地上から直接見えないため何かと謎が多い地下を走る鉄道について、路線の建設中・完成時に刊行される「建設史」「工事誌」などの公式資料を利用して徹底的に調査・レポートを行う企画です。2015年以降はスピンオフ企画として自主制作本(同人誌)をコミックマーケット等の同人誌即売会に出品しています。

建設史から読み解く首都圏の地下鉄道

3、公共物に関する様々なレポート
鉄道以外の公共物に関して様々な調査・研究を行い、そのレポートを掲載しております。こちらは上記2カテゴリと比べると優先度は低いため、更新頻度はやや少なくなっております。

博物館・美術館・施設など
公園・風景
道路


このサイトの歴史

ここからは弊サイトのこれまでの歴史について簡単にご説明します。なお、商業誌への協力についてはWorksのページをご覧ください。

●2005~2008年:前身のYahoo!ブログ時代
当サイトの前身であるYahoo!ブログ「市千葉建替えレポートetc」
当サイトの前身であるYahoo!ブログ「市千葉建替えレポートetc」

 2005年11月にこのサイトの前身である「市千葉建替えレポートetc」というページをYahoo!ブログ(2019年12月サービス終了)に開設しました。「市千葉」は千葉市にある千葉市立千葉高等学校の略称で筆者の母校でもあります。そのタイトルが示す通り元々は高校の建て替え工事のレポートを書くことを目的に開設したブログでしたが、徐々に趣味である鉄道関連の記事が増えていくようになりました。
 開設から3年ほど経つ頃にはアクセス数も1日1,000回程度まで増え、2008年6月の東京メトロ副都心線開業時のレポート記事はYahoo!ニュースで紹介されるほどにまで成長しました。しかし、Yahoo!ブログは画像や装飾用のタグを含めて本文が5千字までしか書けず、記事の転載機能(Twitterのリツイートに近い機能)やコメントによるコミュニケーションに依存した文化だったことから、それ以上の発展は難しいと感じるようになりました。そこで、Yahoo!ブログには見切りをつけて新たなブログを立ち上げることを検討し始めます。

●2008年:FC2ブログへの移転
 移転先となるブログは容量や編集の自由度などを考慮してFC2ブログを選定しました。移転後は鉄道・公共施設に関する内容に特化するため、高校の建て替え工事や地元で行われている道路工事のレポートはYahoo!ジオシティーズ(2019年3月サービス終了)に分離しました。移転からしばらくの間はFC2ブログで用意しているテンプレートを使用しながらテスト的な運用を行っていました。この頃は学生生活との兼ね合いもあり、更新頻度も1か月に1回程度まで低迷したため、アクセス数も半分程度まで減少しました。

●2010年:信頼性重視のコンテンツ作りとアクセス激増
記事作成にあたり図書館でコピーした資料を収めたファイル
記事作成にあたり図書館でコピーした資料を収めたファイル。黄色いファイルは満杯になっておりもはや「鈍器」である。渋谷駅再開発については特に数が多いため、別冊のファイル(赤色)を作成している。これ以外にも未整理の資料がもう1冊分ほどある。

 2010年以降は学生時代の経験も踏まえ、オリジナリティを高めることを目的に自作のページデザインに刷新するとともに、図書館などに収蔵されている専門誌や学術論文を併用して内容の信頼性を向上させる試みを始めました。結果はすぐに表れ、まずこの年の2月に公開した横浜駅横須賀線ホーム拡幅工事の記事が4月に行われた現地での工事当日に1,000回以上閲覧されるなどアクセス数が急激に増加し始めました。
 アクセス数の急増を受け、ページごとのアクセス傾向を分析して記事作成にフィードバックさせる目的で、Google Analyticsによるアクセス解析システムを導入しました。以後、この分析を元に京急蒲田駅高架化東北縦貫線(上野東京ラインの東京~上野間の新線区間)の建設工事について重点的に記事更新を行い、1日5千PV(ページビュー)程度の安定したアクセスが得られるようになります。
 2010年代初頭は、このように安定してアクセス数を維持できる手法を確立し、現在のサイト運営の基盤を構築しました。一方でアクセス数の急激な増加の結果、当サイトを報道機関であると勘違いする読者も出現するようになり、自サイトへアクセスを誘導するような書き込みや野次にも取れる攻撃的なコメントも寄せられるようになりました。残念ながらこういった「有名税」は以後改善することはなく(むしろ悪化した)、2018年までにコメント・トラクバック・ゲストブック(掲示板)の新規投稿受付を中止しました。

▼脚注
※トラックバック:他者のブログ内に自分のブログへのリンクを表示できる機能。その機能には様々な解釈があり、しばしば利用者同士のトラブルに発展した。また、公序良俗に反する内容を送り付けるなどのスパム行為も多発したことから、現在はほとんどのブログサービスで機能が廃止されている。


●2013年:独自ドメインへ化によるブランド強化
代官山駅線路切替イメージ
東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転に向けた代官山駅構内の線路切替工事のイメージ図。本図を掲載した記事は過去最高となる4万PVを記録した。

 2013年3月、東急東横線渋谷駅が地下化され東京メトロ副都心線との相互直通運転が開始されました。弊サイトではそれ以前から本事業に関して詳細なレポートを掲載しており、特に代官山駅構内の線路切替工事の記事については著名人にも紹介されたことから、直通運転開始当日の3月16日には4万PVという過去最高のアクセスを記録しました。
 東横線関連のアクセスがひと段落したこの年のゴールデンウィークにはさらなるブランド強化を目的に、現行の独自ドメイン(mirai-report.com)へ移行しました。独自ドメインの維持には相応の費用を要するため、同時にGoogle Adsenseのシステムを使い広告の表示も開始しています。

●2015年:同人誌への参入
これまで制作した同人誌 イベントでの出展例
これまで制作した同人誌とイベントでの出展例

 2015年3月に上野東京ラインが開業し、弊サイトでレポートを続けていた大型の鉄道工事はひと区切りとなりました。この年はYahoo!ブログ時代から通算で10周年を迎える節目の年でもあったこと、地元の幕張メッセでコミックマーケットの地方開催版である「コミケットスペシャル」が開催されることから、新たな試みとして鉄道系同人誌の世界に参入しました。
 最初のテーマとして選んだのはWeb上でも人気となっている「総武・東京トンネル」で、元々調査が不十分だったこともありゼロから作り直すに等しい作業となりました。最初に出品したコミケットスペシャルでは用意した80冊がわずか2時間で完売するという大盛況となり、弊サイトの新たなコンテンツとして確固たる地位を築くまでに成長しています。また、この頃から商業媒体への写真の提供や文章の寄稿などのご依頼も多くいただくようになりました。

●2020年:アクセスの安定化とストックコンテンツの活用
渋谷駅再開発2013→2020~シブヤは7年でここまで変わった~ - YouTube

 上野東京ラインに開業後の2016年以降は、注目度の高い東京都心での大型の鉄道工事がなくなってしまったことや、情報発信の中心がTwitterやInstagramなどのSNSへ転移するという情勢変化もあり、アクセス数は1日2千PV程度に落ち着いています。2020年1月には弊サイトで10年以上に渡りレポートを続けてきた渋谷駅の再開発事業についてまとめた同人誌を刊行したほか、YouTubeでこれまで撮影した渋谷駅再開発の模様をまとめた総集編動画を公開し、わずか1カ月で5万回以上再生される人気となりました。この成功を受け同年夏には、今後の動画コンテンツの充実を見据えてパソコンをグラフィック重視の高性能なものにリプレイスしています。
 同年春以降は新型コロナウイルスの世界的流行により、実地での取材活動に支障が出ています。そのためストックデータを活用した「総武・東京トンネル」の記事アップデートなど、在宅でも可能なコンテンツの魅力向上の取り組みも開始しています。
 
「未来へのレポート」を確かなものにするために

 弊サイト開設時のポリシーに「20年、30年先でも情報源として利用できる高品質な内容をお届けすること」というものがありました。それから15年が経過し、その役割は確かなものとなりつつあります。これに加えて「安全に配慮した調査」「他社の権利を尊重したコンテンツ作り」といった基本事項を遵守しつつ、今後もサイト運営を続けてまいります。


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