ギルティクラウン phase17「革命 exodus」 感想!
仲間が減っていく。
いのりだけが救い?
鬱展開へまっしぐら。
次回予告ではかっこよく作戦内容を説明してくれていたので、とりあえずは痛快な作戦が見られるのかな?と思っていたのですが、どうもAパートのだいぶ最初からきな臭い雰囲気が。
集体制がどんどん崩れていってしまいました。
谷尋の「やりすぎだ」という意見は、「お前が言うな」と言ってやりたい気分ではありますが、よく考えてみれば当然の意見です。
谷尋が今までやってきたのは体制を作る事だけ。その体制が問題アリに見えていましたが、それはワクチンが足りないからで、もし生徒全員に十分渡るだけのワクチンがあれば、谷尋の敷いたヴォイドランク制は綺麗に上手く行っていたでしょう。集団が生き残るためには、これ以上ない体制でしたから。こんな事言ってしまうのはアレだけど、颯太が船からワクチン取ってくる任務を失敗しなければ、キャンサー化した生徒はゼロになっていた可能性もあります。
ところが集のやり方は、恐怖に訴えて無理矢理従わせるもの。今回の最初にやっていたような事を、前回の件のあとに繰り返していたのでしょう。
そのままの体制でやっていれば、今回の作戦のあともめでたくみんなで脱出してチャンチャンだったかも知れないのに。
だから、谷尋の「やりすぎだ」は納得。
いのりがアリサさんを攻撃した犯人だと分かったあと、集と完全に仲たがいしてしまいました。
「特別扱いはいけない」といのりにこだわる事を糾弾する谷尋の方が正しい。でもまぁ、そう簡単に割り切れるものでもありませんよね。集は最初の最初から、いのりを心の支えに頑張ってきたようなもの。
シュガー、というのは禁句でした。ここでこの言葉を使うのは上手い。
アリサさんもクーデターを起こしてしまいました。
トリガーは涯からの電話ですか。涯が供俸院グループと手を組んでいた事はアンチボディズも知っていたでしょうが、まさかアリサさんを口説き落としている事までは分からないはずなので、この接触は涯の意志ですかね。少なくとも、記憶はあるようです。
前回目撃した、ヴォイドが壊れればその持ち主も死ぬ、という情報を学園中にリークしたらもう大変、従順な桜満帝国臣民はあっさり寝返ってしまいます。まぁ当然でしょう。
利害の一致があっただけとはいえ、集に付き従っていたほぼ全員が集の敵に。アルゴも完全に集を見放したようです。
颯太が集の背中を押してクレーターに突き落とすところは泣きそうになった。「土下座でいいか?」と集に対してどこまでも真っ直ぐだった2話前の彼が懐かしい。
なかなか胸の痛くなる展開です。集の自業自得のような気もしてきますが、前回の「じゃあアルゴがやってみてよ!」というセリフが思い出される。どこまでも追い詰められる集を見ていると辛い。
そんな中、いのりだけは絶対に集を裏切りません。クレーターの中へ駆け寄るシーンは感動で涙出るかと思いました。絶対に信じてくれる一人って素晴らしい。まぁ直後に刺されるんですけどね。
とまぁ、いのりだけが集の救いのように見えますが、まだ忘れてはいけない!
綾瀬とツグミはきっと……!
ツグミが「綾ねぇは出てっちゃ駄目!」って言ったのは、綾瀬が出て行ったら絶対集の味方をしにいくと思ったからでしょう。つまり、綾瀬とツグミは、まだ気持ち的には集の味方のはず。
今の集をよく思っていないのは当然ですが、葬儀社としてともに頑張ってきた彼女ら、ひたむきに頑張る集の姿を忘れたりはしないでしょう。特に綾瀬にとって、集は新たな足をくれた人。きっと何かアクションを起こしてくれるはず……!
まぁアルゴも葬儀社メンバーですが、アルゴの場合は前回……ねぇ。あれだけされたらねぇ。
どうなる集
といっても、怪我に関してはハレの力で治るような気がしている。
能力を受け渡す的な描写がありましたからね。マユゲ曰くヴォイドの能力は蓄積?のようなものができるようなので、トンデモ展開ではないですし、ハレのヴォイドがあるからこそ今回のようなすげぇ血飛沫も描写できた。
なかなか衝撃でしたよ。
涯がどう見ても都合のいい記憶だけを植えつけられている感が満々ですが、右腕を斬り落としてヴォイドの力が移動するんだもの。
これは予想していない展開でした。これにて集は、再びヴォイドの力を手に入れるのでなければ、これまで拠り所にしてきた能力を完全に失う事に。
ハレのヴォイドが出てこなくても死ぬ事はなさそうですが、さてどうなる事やら。涯の方も、わざわざ右腕を斬りおとしたという事は殺すつもりはないでしょうし。あのタイミングなら首も斬れましたね。
いのりさんは完全に剣が体の中心を突き破って地面に釘付け、というショッキングな事になっていましたが、血出てないしヴォイドの輝きが見えていたし、ひっこ抜けばケロッと歩けそう。
問題はいのりちゃんの中にまだ息づいているであろうマナ。前回はヴォイドの力で襲っていたのですね。こいつをいのりちゃんの中から弾き出さない限り、いのりちゃんの平穏はあり得ません。一人分の日だまりには一人しか入れないのです(by バンプオブチキン)
マナを弾きだすには涯が重要となってきそうですけどね。
次回予告
革命的な内容で、総じてすげぇ面白かったです。展開が二転三転するので飽きないし、続きがすげぇ気になるし、集たちの最後を見届けたいと思う。ギルクラいいわぁ。
という訳で次回予告見てきました。
これはなんというか、すげぇ僕好みの展開になりそうな予感がします。とりあえず、第二部に入ってからあまり画面に映らなかったいのりちゃん大フィーバーなのは間違いなさそうだ。あまりよろしくない方向にフィーバーしちゃいそうだけど……
元葬儀社メンバーの行動も気になります。あとは集の、元友達たちの動向も。最終的には「元」なんて接頭辞が取り払われるといいんですけどね。
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