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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

マリみてにおいて令ちゃんが不人気である件 

前に書いた人気投票ネタではちょっと取り上げ損ねたのだけど、ほぼ続きという感じで、何故か15位という不人気ぶりだった令ちゃんについて。

取り上げたのは、ちょうどこの辺でちょっと語られていたからなのですが、確かに、読み手の側で1番人気にはなりにくいキャラではあるし、男子の投票率が上がっているってのはあるのでしょうけど、しかし仮にも山百合会幹部であろう令さまが柏木さんよりも低い(つまり腐女子票に負ける)ってのはどうよ、というのはありますね。その辺は、確かに件のスレ主の方が指摘するように、キャラの成長という面で割を食ってるかも知れない、ってのはあるかもと。
お嬢様系女子高モノというと、「ひみつの階段」や「笑う大天使」という名作がありますが(余談ながら「バラエティギフト」の短編集って「降誕祭」はひみつの階段へのオマージュ、「羊が一匹」は笑う大天使へのオマージュになってると思います。まぁ元々乃梨子を主役としてる段階では、笑う大天使的なプロットを構想してたのではと推測しますが)、あの辺とマリみてが異なるのって、
「キャラ同士の擬似恋愛的関係」と「個々のキャラの成長小説」
という側面を意識している、という点なのですよね。で、後者の面で言えば、それを主人公だけじゃなくて祥子さまのようなヒロインキャラや、志摩子さんや聖さまという脇キャラにまで適用してる、と。この辺は、「永遠の青春」というひみつの階段的世界観と異なるところで、ゆえに「お嬢様ワールド」にしては微妙に世知辛くもあるけど、その一方でスール制度や山百合会というシステムを創設することで、ファンタジー的枠組を補完しているわけですな。

ともあれ、そういうシステムの中でスール制度的には令ちゃんの場合
「江利子さまのよく出来た弟」としての役割と
「由乃さんのダメな亭主」としての役割が嵌り過ぎてるという印象もあり。
どちらも、関係をそれ以上のレベルに引き上げることが難しいのですよね。ダメな亭主ってのは割と女の子視点から見れば居心地のよい状態だろうし、濃い兄貴たちに囲まれた江利子みたいなタイプのキャラにとっては、弟ってのは適度に従順にしてくれたらよかったわけだし、そうなると令ちゃんとしても「変わる機会」が少なすぎるんだろうなぁと。そういう点では、山百合会の中では「ドラマを作りにくい」キャラなのかも知れないですね。ただ、祥子さまとかとガチガチやり合う機会とかあれば、黄薔薇テコ入れとしては面白いんじゃないかなぁとは思いますし、今後の流れの中でそういう場面もあるかなとも思いつつ。ただ、癖のある脇キャラを同級生に持って、いつでもそのうち活躍機会のありそうな乃梨子辺りと比べて、やっぱり同級生との関係でも不利な部分はあるよなぁと思ったりはしますが。
ともあれ、令ちゃんは何処か俺的オタクなオトコノコ視点から「あまり他人とは思われない」的部分もありますので(そう、彼女の「女らしさ」は実は、「女らしさ」というよりある種の「オトコノコ」的弱さにつながってるのかも)、がんがってキャラなのではあります。ん?ひょっとして「オトコノコ」的部分を背負ってるから、オタクには萌えられない、のか?

◆ところで。
今週の「スクールランブル」って、何か妙に
「レディ・GO!」
なノリに見えるのは気のせいか。
オチでマッケンジーが播磨にツーショット写真をせがんだりするんかと。
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