殿下執務室2.0 β1

1) Olympus M.Zuiko Digital ED 12mm F2.0　[新品購入]
　ちょっと収入が多めに入った時に勢い半分で買った品。正直割高感は強いと思う。
　どうも見た目がカッコイイというのが一番の特長でもあり、実用って意味では14mm/F2.5のパンケーキくらいで十分な気はしないでもないけれど(正直映り込み処理苦労するし)、ニコンで16-85のワイ端使うような感覚に近い辺りで、お互いの使用感がマッチするのは悪くない。広角パース使ってのポートレートとか室内撮影では差別化出来るかな。まぁそう言いつつ、広角の定番としてどういうメンツでも必ずバッグには入るタイプの存在にはなってます。



2) Lumix G 20mm F1.7 ASPH.　[2010購入]
　G1を買ってすぐに出て、ほぼ即購入。つか、ある意味M4/3のアイデンティティというべき玉ではあり。
　描写としてはまぁケチは付かないけれど、正直ズミ入れようというタイミングで「ズミあったらこれは要らんかなぁ」とか思いつつ、ただパンケーキレンズを他に持ってないからどうしても外せずに現役。子供にプレッシャーを与えず室内で余裕のF値という特性から、GF1に付けてぱっと家の中で手に届く所に置いてぱぱっと撮るのが一番頻度として高い。見た目的に「デカいカメラ持ってる」感じが無いケースでしか撮れないモノはあるわよね。



3) Leica DG Summilux 1:1.4/25 ASPH.　[新品購入]
　Nokton 25/0.95という強烈な個性派レンズはなかなか手放しがたくはあったけど(近接とか無敵だったしな)、まぁ上のような経緯もあり、400g超える重さも微妙にダルかった辺りでSummiluxにスイッチ。
　こちらは寄れないってのは流石に悲しくはあるけれど、ともかく安定して撮れるし、開放からのパフォーマンスではやはりNoktonの開放が面白すぎる辺りとは随分差があるなと。そういう意味では多分、夜景とかを手持ちで撮る場合はこっちの方がむしろ向くのかなという気はする。絞ってスナップとかだと、小ささとAFでこっちの方が安定はするし。



4) Voigtländer Nokton Classic 40mm F1.4　[2010購入]
　マウントアダプタ経由で最初に選んだレンズ。価格・新品としての安心感辺りから、入門レンズとして定番ではあろう。
　描写のクセ的には同じコシナレンダーなNokton 25/0.95とほぼ被ってる印象はあり、単に要不要だけなら寄れない画角半端なこっちを手放すってのも全然ありだった気はするけど、結局ニコンと併用な現状でM4/3らしい手軽さ重視でこちらを残し。画角的には結構難しいけど、まぁ路上スナップでやや間合い取ったり、70cmの最短でもかなりクセのある開放で夜の静物を攻めてみたりとかが多いか。



5) Leica DG Macro-Elmarit 1:2.8/45 ASPH.　[中古購入(美品)]
　購入後1年以上経つが、案外中古価格が落ちてない辺りで、まぁ買って良かったんだろうなと。
　どうしても同じ焦点距離でM.Zuiko45/1.8という新定番が出現して旗色の悪いレンズではあるけれど、そうは言ってもこのマウントで等倍寄れるのはこいつだけなので、価値が無い訳ではなく。あのレンズも値段的には何時でも買っていいはずだけど、どうも縁遠いなぁ。ブツ撮りとかの方が頻度多い気はするけれど、花を撮る際にはまず持っていくことにはしている。因みにフードはズミ用をこっちに付けてます。



6) Canon Lens NewFD 135mm F2　[中古購入(良品)]
　あんまり最近の中古で見ない気がするけど、みんなミラーレスで使ってるのかしらん。
　個人的にはマイクロフォーサーズユーザ必携の望遠レンズであるとまで言える。AF効かないけど。開放のフリンジは結構盛大だし(なにしろまだEDレンズとかが使われてない時代だからな)、やっぱりコントラストは現代レンズと比べると落ちるが、これさえあれば「ボケないマウント」とは呼ばせない的な絵作りの出来る玉。望遠大口径で堅牢さも文句なし。半端にf/2.8とか安値で買うよりはこっちかなと。




7) Lumix G Vario 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. Mega O.I.S.　[キットレンズ]
　今も何故かディスコンにならずに標準の買い足しレンズとなってる、初号機標準ズーム。
　基本的には12mmを購入した時点で広角での差別化が無くなったために持ち出し頻度はかなり下がってはいるのだけれど、夜とかに手ぶれ補正で止めたい時とかにはまぁ逆にこれしか選択肢が無いので、皮肉にも暗いレンズの割に、暗い場面で使うことが多かったり。後は、脚で固定して長秒の場合、ズームで潰しが利く利便性が活用されたり……ってこれも夜景だな。いずれにせよ、ほぼ25mm以内での広角利用がメインか。



8) Lumix G Vario 100-300mm F4.0-5.6 Mega O.I.S.　[新品購入]
　これも何か、義援金的に春に購入したモノではあったか。
　ワイ端の換算200mmでf/4が意外に明るく、重量的には500gを超えるマウント内最重量ながら換算600mmのサイズとしては明らかに軽いという二面においてスペシャルなレンズ。描写はまぁそういう器用な便利玉なり……ではあるというかまぁ45-200の望遠キットレンズと大差ない感じ。ただ、脚で寄れない場所に迫ることが出来るのはやはり有難い。出来れば個性の出るテレ・ワイの両端付近を重点的に使いたいかな。



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1) AiAF Nikkor 35mm f/2D　[新品購入]
　震災の義援金的に、一つ入れてみたレンズ。
　35mmなら無論DXの35mm f/1.8Gとかある訳だけど、こっちにしてるのはフィルムカメラで35mm辺りを持っておけば取り敢えず何か撮れるから、ってことでほぼ兼用モード。ノクトとか難しすぎて心が折れるからな。まぁ無難にこれも撮れるし、特に不満もなく。また、他の機材が重い際にボディキャップ的に持ち出しも可能な辺りで、意外と気付いたらそこにあるイメージも。



2) Ai Noct-Nikkor 58mm f/1.2　[実家の古物]
　ちょっとメンテ代は掛ってるけど、ほぼロハ入手(笑)。
　昨年からアダプタ経由でDMC-G1で使っててポテンシャルは実感済みだけれど、まぁ確かに周辺画質とかが開放でも優秀。ただ、コーティングが落ち気味なのかやや光を強めに入れた時のコントラストがオールドな雰囲気ではある。ただ、MFで夜を切り取る愉しさはやはりあり、標準レンズが他に要らない感も。こういう琥珀色が似合うと思う。



3) AF-S Nikkor 85mm f/1.4G　[新品購入]
　結構思い切って買った、ある意味「自分の代の」ノクト、的な。
　Planarのようなガウス系よりはやや複雑で、非球面を使わないのにコマが少なく、ボケとシャープネスの両立が半端ないレンズではあり。無論、このクラスのレンズで半端なモノはそんなに無いとは思うけれど、そう言いつつもこのニッコールはやはり「勝負玉」ではあるよなぁ、とも。子供がちょっと晴れ舞台っぽい場面が増えたので、そういう場面で今秋だけでも相当活躍してます。まぁ、個人的な撮影でももっと使いこなせたらいいな。



4) Ai Nikkor 105mm f/2.5　[実家の古物]
　割とどってこと無い定番レンズだけれども、それが非常に手堅いという古き良きニッコールらしさというか。望遠欲しいけど荷物増やしたくない時とかに、こういうMFレンズは便利。換算で160mmちょいという半端な画角にはなるのだけれど、案外駅でアプローチする列車とかには向いてる気はしている。余り草木を撮るのには使わず、そうした堅いモノをちょっと絞って使うことが多かったり。あとまぁポートレートも悪くないけど、それは流石に85/1.4が大物過ぎるのでw



5) Sigma APO Macro 150mm/F2.8 EX DG HSM　[中古購入(良品)]
　オールドレンズとかを手放した際に、Macro-Elmaritと被らないマクロ兼望遠としてゲット。
　この半端な画角から今ひとつピンと来ない的なイメージを持たれがちと思われるレンズだが、個人的にはトップノッチの評価。とにかく開放からシャープさは鬼レベルだし、それでいて重さは1kg以下だし好きなだけ寄れるのだから利便性が半端ない。AF速度以外は大口径望遠としてフラッグシップ的パフォだが、OS付き新版が出た現在は中古5万以下でゴロゴロしてる。オススメ。競馬場でもやや短いがある程度以上使い物になるので、緩い時はこれでOKかな。



6) Sigma 10-20mm/F4-5.6 EX DC HSM　[中古購入(美品)]
　超広角に関しては「そこまでやり込む」ことは無いかなという辺りで、まぁ換算15mm辺りが撮れて安いレンズとしてセレクト。4万切るくらいの出費だったかな。
　まぁ24mmまで行ける方が便利なので、タムロンでも良かった気はするけど、たまたまご縁というか。中央にAFポイント置くと画面左が流れるが、左にAFポイント置けばほぼ問題なし。縦構図ならそれで正解なので、そう不便はしない。大体f/8くらいで、室内では感度で露出稼ぐ方向で。あとはノーファインダーでスナップとか。ともかく、愉しい。



7) AF-S DX Nikkor 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR　[中古購入(新同品)]
　色々迷いつつ、フル用のシグマの24-70辺りが今ひとつ合わなかった感があり、純正にスイッチという感じで購入。
　ぶっちゃけ、買った当初は「最終的には重いから手放して、また18-55 VRとフルサイズの通しズーム辺りに分けて運用することになるのかなぁ」とかも思ったのだけれど、気がついたらガッチリ標準レンズの座を確保して、普段使いになっている。やはりVRの利きでほぼどんな場面でも使えるのと、案外55mmから先を使いたくなるケースが多いから、てのはあるかな。ワイ端の16mmもスパイスにはなるし。普段は24mm辺り、絞りはf/5.6-8辺りを愛用してます。



8) Ai AF-S Zoom-Nikkor ED 80-200mm f/2.8D & AF-S Teleconverter TC-17E II　[中古購入(良品)]
　結局、テレコン買うタイミングでAF-Sに行き着いた望遠2.8通し。
　ただ意外と言えば意外だったんだけれど、描写もやっぱりこっちの方が上回った気がする。いや単に、AFで捕まえ切れてなかったのを捕まえられるからシャープに見えるだけなのか、個体の問題でこっちの方がアタリ玉だったのかは解らないけれど。ともあれ、これで割と「競馬撮影に言い訳が出来なくなった」感覚はあり。ただ、とにかく重いしデカい。ドンケのコンパートメントに斜めに入れてやっと入るし、テレコン入れたら1800gとか。まぁ、縦でも横でも、頑張ってブン回してます。



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