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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

JRA60周年記念競走メモリアルホース投票雑感。 

どもー、膝に矢を受けた人でーす(挨拶)

Race of Birds
Race of Birds; D800 AF-S Nikkor 50mm f/1.8G F5.6 1/1500s ISO-200
DxO FilmPack 4.5: Kodak B/W 400 CN

そんな感じで、完全に出遅れ気味であるが、各レースでの投票結果とかその他雑感と、上位以外でこの馬かなという自分なりのセレクトを、今の競馬観の記録的なものかたがた的に軽く書いておく。


【札幌記念】
レースの位置づけが「ダート王→微妙なハンデ戦→夏の強豪お披露目レース」と移り変わった経緯があるだけに、どうしても夏の強豪お披露目で固まるし、そうなるとそこで勝って天皇賞で好走した牝馬勢が目立つのは致し方ないけど、いかにも秋天と結果的に被り過ぎて、何かレース選択が間違ってる気がするけど、多分間違ってるのは秋天の方だろう。
…と思ったら、何かその一番ダメな「微妙なハンデ戦」時代からホクトベガが2着に入っている謎っぷり。どっちかというとあの夏だけ見たら絶対ワコーチカコの方が強いってみんな思ってただろどうしてそうなった。
上位3着以外で選びたい馬としては、オーバーレインボー、ライフタテヤマ、ダイワカーリアン。

【函館記念】
このレースのエリモハリアーは、10場全体の1着馬の中でも最多得票という栄誉。流石に3連覇は伊達では無かったし、まぁ現代競馬的には妥当ではあり。何となく函館だけが異常に強いというよりは、かなり極端な夏馬という感覚もあったのだけれど。
ただ、それこそワコーチカコあたりの票数の微妙さを思うと、やはり函館記念が一時期は現代の札幌記念の位置づけにあったということ自体が余り現代競馬的には意識されづらいとこはあるのかなぁとは思ったり。サッカーボーイなんかはあの時代としては相当「呼び物感」の強いレースではあったんだよね。
上位3着以外で選びたい馬としては、トーセンキャプテン、ウインザーノット、メジロボサツ。

【七夕賞】
単純に、「福島と言えばこの馬」的な文脈で選びたいのって、断然フェスティブキングだったりしないでしょうか皆さん。ただ、不幸なことにあの馬が勝ったのは関屋記念なので、どう転んでもこの投票対象には上がって来ないことが惜しまれる。
個人的にツインターボの逃げ切りと言えばどちらかというとオールカマーを上位に推したいのでやや微妙な気分というか、福島ならではの馬ってのを選ぶ難しさとかはどうしてもあったりするのだろうか。そういう意味では、うーんマイネルブリッジかなぁと思うけど、結構汎用的だもんねあの馬も。しかし、パナソニツクの10票とか、ネタ感があるな…。
上位3着以外で選びたい馬としては、マイネルブリッジ、ドモナラズ、サンバレンティン。

【新潟記念】
これは自信のダイワテキサス…は2位。って、そりゃ新潟で新潟記念勝ったわけじゃないから仕方ないよな。新潟を根城に中央場所で通用するようになった的な感覚は一番強いんだけど。この辺りトロ様が「関屋記念のがいいのに」とか言ってたけど、案外新潟の重賞で「新潟らしさ」を感じるのってむしろ関屋の方だったりするのだろうか。
しかしナリタクリスタルが「現役馬だから」という理由で投票対象から除外されるのはちょいかわいそうだな。オフサイトトラップ相手でも結構いい勝負しただろうに。
上位3着以外で選びたい馬としては、ウメノチカラ、ダイナフェアリー。

【天皇賞(秋)】
上に書いた通り、レース選択自体が間違ってる感。実際、半端にベタだしそれならJCでも感はあったりして。いや、ダービーを敢えて外すのは別にいいとして、それだったらむしろもう目黒記念辺りでやっちゃって、素直にステイゴールドとか選んでて別に良かったんではないかと。ただまぁ、府中専用機としてある意味これ以上は無いタニノウォッカが選ばれたという意味では、このレースだったのかなぁとも思ったりはするが、安田記念とかが案外よかったのかな。
それにしてもヘヴンリーロマンスが5位に来る牝馬偏重ぶりも凄い。お前らそんな幹夫好きか。好きなのか?
上位3着以外で選びたい馬としては、「チャンピオンが倒される名場面」としてのアグネスデジタルとレッツゴーターキン、そして「チャンピオンが粘り腰を見せた名場面」としてのスペシャルウィーク。

【皐月賞】
これも難しい。有馬外すのはいいとして、こっちは更にオルタナなレース選ぶのが大変そうでもあるし。その上で、菊花賞と両方入れた結果、両方でオルフェーヴルがディープインパクトに負けるというのは、どうもディープ組織票大人げないという印象ばかりが残ってしまうのは、ややディープ基地的にも不本意というか。これは京都を別のレースにした方が良かったのだろうな。
あと更に悪いのは、府中で皐月勝ったオルフェをこっちで繰り上げてしまったこと。何故ディープ皐月オルフェ菊にしなかったのか、正座レベルですわ。ディープ単体のレースぶりでも、個人的な好みとしては菊より皐月が上位に来るし。
上位3着以外で選びたい馬としては、皐月賞単体のインパクトの強さという意味でサニーブライアンとハイセイコー、トウショウボーイが推しておきたい存在かな。

【チャンピオンズカップ】
この記念競走で、「当場限定の記念馬券を発売する」というのは、往年の該当馬のファンがわざわざその競馬場に遠征してまで馬券を買いたくなる、みたいな心理をくすぐるという面が強いと思うが(例えば宝塚にサイレンススズカの馬券を買いに行きたいファンはそこそこ居よう)、それを思うとクロフネのファンがわざわざ中京行かされる罰ゲームという恨みはどうしてもあり、何故金鯱賞にしなかったとなるのだが、そうするとそっちでもサイレンススズカが1着取っちゃうかw
素直に宮記念にしとけばよかったんじゃないのとは思うけど。
上位3着以外?ヴァーやろ(適当)

【菊花賞】
まぁそういう訳で、府中・中京に続き、これも「レース選択が間違ってる」事案ではあるのだけれど。
菊花賞の勝ち馬ってのは概ね「三冠または二冠としてクラシックを牽引した馬」「菊花賞だけ強かった馬」「菊花賞をきっかけに古馬のチャンピオンとなった馬」の三種類に分かれるとは思うのだけれど、そういう意味でパターン2は弱くて選びづらく、パターン3は「菊花賞馬」として選びづらい。そういう意味ではライスシャワーってパターン2とパターン3の中間点的なポジションにいる存在で、こういう馬って歴代の菊花賞でも相当に特異な存在だったのかなぁ、なんてことを考えたりもした。この馬が選ばれるようなルールがあればなぁ、と。
上位3着以外で選びたい馬?うーん、ここは、挙げないでおく。強いて言うなら、マックかな。

【宝塚記念】
まぁどうしてもサイレンススズカになっちゃうよな、というレースではあり。本当は阪神大賞典辺りを使いたいところだけど、それやってもディープ基地が荒ぶるだけだろうとは思うと、まぁ、ね(苦笑)。
オルフェーヴルがここで上位に来るのは、逆にこの馬が「春天を勝てない馬」だったことを想起させる辺りは皮肉なんだけど、ただ、実際のとこ宝塚って割と「ここで勝ってしまい、その後のG1に縁がなく」みたいな馬が多い中では、連覇の価値はあるとは言えるか。そういう意味では、グラスなんかもこのレース文脈でもっと評価されないといけないとは思うんだけど、やはり現代の三冠馬強し、と。
そういう「ここだけではない」という観点で上位3着以外で選びたい馬は、メジロパーマー、スイープトウショウ、グラスワンダー。つかスイープなぜ票が伸びない。秋天と比較して不公平だぞ。

【小倉記念】
ある意味、この投票のコンセプトを非常に正しく表現してるという意味では、エリモハリアーと並んで正調過ぎるストライクなメイショウカイドウなのである。これは小倉ファンには馬券を買って欲しいレースではあり。
で、そこを除外したランクとして、ロサード、イクノディクタスって辺りも、まぁまぁ「分かるわ~」的なとこではある。一方で、そこから更に遡るオールドホースとなると、なかなかイメージが掴みづらいレースではあるんだよなという辺りで、上位以外でこれ、ってのを選びづらい。この辺り、競馬メディア自体はやはり昔から関東中心で、そうした中で関西でかつ最も接点の薄い小倉となると、昔の語り部に引っ掛かりづらい部分が多かったのかなぁ、なんてことを勝ち馬のリスト眺めてて思ったりもするのである。
そういう感じで、敢えて3頭挙げると、イクノディクタス、テイエムオオアラシ、ミッキーダンス、かなぁ。
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ジャパンCである、のだが。 

 サンニッパズーム借りてはみた、が(挨拶)

Untitled
Untitled; D7000 Sigma APO 120-300mm 1:2.8 EX DG OS HSM F2.8 1/1600s ISO-800
DxO FilmPack3: Fuji Velvia 50


 なかなかどうしたもんだ、ではあり。
 オルフェーヴルがこのレースに出てこない辺りは、今季のこの馬が春天を回避したことと並んでどうも微妙な印象を残すものとはなっていると思う。とは言え、本来4歳で引退していていいような実績をそこまで積み上げてきた歴史的名馬が、敢えて5歳まで現役を引っ張って、少なくとも凱旋門で2年連続2着という相応に頑張ったと言うべき戦果を挙げたこと自体で十分に見事とは言えるのだけれど。
 ただ、やはり最後を締めるという意味で、戻ってきて有馬記念だけで足りるのかな、というのは思いつつ。
 いやそれ言ったらキズナも出るべきだろとか色々比較は出て来るかもしれないが、春に数走ってないし、実際に敗北がそれほどマイナスにならない文脈もあるのなら、「両方」を目指しても良かったのかなというとこではある。そうした文脈でジャパンCがどうも避けられる風潮として思い出されるのはサクラローレルとマヤノトップガンが回避した1996年辺りなのだが、あのレースは結局外国馬が勝ち、それに対して健闘したのは○外の明け4歳牝馬*ファビラスラフインであった。
 して、今年外国馬はと言うと、こちらもどうも…ということにはなってしまうが、基本的にはJCの遠征の流れとしてメルボルンCから、というのが出て来ているのはちょっと面白い。あのレースがかなり海外向けにアピールをし出して、そういう流れで戻って日本にと言うのがそこそこ敷居が低い現状というか。*シメノン辺りには、それが案外イケるというとこを示してほしいようにも思う。割と日本からのローテでアルゼンチン共和国杯がそこそこ通用するようになった辺り、どっちかというと「長め」の力が要求される色合いが出て来がちな部分もあるので、ゴールドC2着の実績を率直に「地力」と見たいようにも。
 その上で、スロー予想な中でジェンティルドンナとゴールドシップは「両方来る」パターンが薄目に思われるとこで、◎はエイシンフラッシュ。そこにジェンティルとゴルシ1頭ずつ絡める感じでヒットザターゲット、アドマイヤラクティ、ルルーシュ、*シメノン絡めて、あとはフラッシュ頭1頭ボックスに人気薄で遊ぶ感じで。
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今年のディープ限定POG指名。 

 目黒記念流し撮り(挨拶)。
 個人的にはやや露出明るすぎて勝負服がちとトビ気味なのと、手前側多分スマートロビンのゼッケンがやや消えきってない辺りが反省点。先頭の頭とかが残せてるのはいい感じなんだけど。

Turfwind
Turfwind; D7000 Sigma 150mm 1:2.8 APO Macro EX DG HSM F11 1/8s ISO-200

 で、今年のディープ指名10頭(別にみんながディープ固めというルールでやってる訳では無いが)。結構2~4位くらい(ゼウスバローズ、シュタインベルガー、ベルキャニオン)を喰われてるので微妙にやられた感はあるけれど、まぁ20頭指名してハズレ含めて5頭くらいオープンに上がるくらいを基準で撃てればいいなとは思う。
 ハズレ含めて指名だけならブリランテもジェンティルも出来てた昨年とかはそういう意味では自分もヴィルシーナで食えたしまぁまぁ、という年で、今年は面白いくらいオープン上がれなくてようやっとデニムアンドルビーで重賞拾えてメンツ立てられた、みたいな感じ。
 ただ、去年は本当に走りそうな馬見つけるのが難しい世代だなぁ的なスイングしない感覚はあったのよね(実際今年ディープ産駒勝ち馬率低いし)。それでも結局桜花賞とダービーをディープが抜いてると考えれば完敗ではあるけれど。さて、それよりは気楽にセレクト出来た気がする今年はどうじゃら。


1)ステファノス(ココシュニック):牡・藤原英昭
 1位でキャロもスジ悪いかとは思いつつ、何となくローカルルールの指名ポイント的に余り冒険利きづらかったんで。あと、こういう配合的にベタセオリー的なニックスが入っていない中から狙ってみて、ディープのフォーマットを超える何かを見てみたい、その際にクロフネ的な血脈とかは面白そうかな、という辺りの見立ての捻りも含めて。
2)アドマイヤシーマ(ショアー):牝・友道康夫
 エックスマークとワールドエースで上位迷って前者…みたいなことがあったが、この血脈はもうちょい再試行して、ということで。結果としてこの手の血脈が「走らないことは無い」とは思いたい部分もあるのよね。シュペトレーゼも含めて3度目だけど、そろそろ。
3)サンドラバローズ(メジロサンドラ):牝・池江泰寿
 そんな上位で指名するタイプでも無かったけど、何となく上の方に入れたくなってという感じで7位指名くらい。大体この辺りで遊び心重視の指名が入りがちではあるんだけれど、この厩舎のマック血脈の仕上げみたいなのを、ディープとかでも見られればなぁというのも。
4)ノーブルステラの11:牡・堀宣行
 後で気づいたけど、ファンド解散の後に拾われてるのね。まぁ基本的に母父Monsunですから、ある種の宗教枠ということで。うまいことデビュー出来たらいいなぁというか、この繁殖を追っかけてることの生存証明的にも。
5)セウアズール(シャピーラ):牝・松田博資
 微妙にこの順位では低いとは思いつつ、拾えた感じで。Lord Gayle, Lyphard, Borealis と割とツボなところを押えた名前が絡む血脈で、もうちょい上位でも良かったんではというとこでも。厩舎がこの血統にスイングするタイプか、ではあるよなぁ。
6)マリアライト(クリソプレーズ):牝・久保田貴士
 母父エルコンを指名したのは初めてな気がするけど、一応ノーザン物件で、あと今年母父キンカメで重賞を獲れた辺りで、Kingmambo悪くないやんというとこから、1頭当たってみた。正直芝に出て、余りムチムチなマイラータイプには出ない辺りで、走るタイプだとしても辛抱させられそうではあるけど。
7)デュアルインパクト(デュアルストーリー):牡・手塚貴久
 エンドスウィープもちょこちょこ手を出しつつ、こっちは全然走ってないんだけれど、割とやっぱり何か走るツボみたいなのがないかなぁ、という感じで1頭くらい探してしまうものであり。母がHalo内包なのと、Heliopolisのクロスになってる辺りを一つ視点にしてみたけど、ちょい米血過ぎるのかな。
8)パスファインダー(ディスカバリングビューティー):牡・国枝栄
 セオリー的なとこでNureyev、というのはベースだけど、当然この見たこともないPretty Ways=Lipstickという珍しい牝馬クロスが目に付いたから指名してみた、というのはあり。厩舎はディープ実績ある訳で、まぁこの順位で取れるなら悪くないはずだろう。
9)エイシンヒカリ(キャタリナ):牡・未定
 Storm Cat、実はそこまでどうやったら走るのか判ってない部分もあるけど、まぁそうした中でちょっと安直に非社台で何か見つけて、という微妙なラインの。それこそ祖母父Caroとか、割と古い血ではあるって意味でキズナ的セオリーということにするw
10)チョコレートバイン(シャンクシー):牝・加藤征弘
 オリービンとか出て来て、そろそろ思い出したように走り出さないかなくらいの呼吸な気がする繁殖、まぁNureyev系ではあるし、ちょっと指名してみたくなり。Aureoleとかも、ディープにはいいようには思うんだけどなぁ、とも考えつつ。
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競馬大好き男に「どの馬が好き?」と訊ねられたとき、女はどう答えたらいいの? 

はてなのトップを何となく見たら、どうも流行ってるコピペがあった、ということで。
元ネタは、食べログのこれ、だと思う。
一応パロってる部分とかも交えつつ、出来れば元ネタ眺めてからの方がいいかな(長いけど)。
序盤の自分で料理な部分が最初競馬に落とし込むのが難しいなぁと思ったけど、力技で何とか。
まぁちょっと自分でもキレ的には今一つだと思いつつ。…つか元ネタ長いんだよ。
では、どんぞ。

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あ、まず前提として、
貴女が競馬大好き男を夢中にさせることが、
はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
とはいえ、競馬大好き男たちは玉石混交ながら、
IT系の超かしこい男なども多く、
したがって、釣り師たる女たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。


では、競馬大好き男に「どの馬が好き?」と訊ねられたとき、
貴女は、どう答えれば理想的でしょう?
まず最初に、その男がオルフェーヴルのようなタイプの三冠馬と
あとはディープ、そして(追悼するほどではないけれど)エアグルーヴが大好きな、
そんなタイプの場合は、
貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
「わたしが、競走馬の擬人化絵を描いてあげる♪」
これこそまさに必殺の答えです。
そこで競馬大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
貴女は、「瞳がつぶらな誘い受け流ハーツクライ」あたりを
ひそかに練習しておきましょう。これで成功まちがいなしです。


しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆる一口馬主の男の
落とし方をお伝えしましょう。
この場合、貴女は、こう答えましょう、
「わたしは、松田博資Qのジョワドヴィーヴルが好き。
パドックでよく写真撮るの、馬体はいつもかっこいいし、
ブエナビスタも、大好き♪」
もしも貴女がそう答えたならば、
その瞬間、競馬大好き男の目はきらりと輝き、
かれの貴女への恋心は、
JRAプレミアムになるでしょう。


なぜって、松田博ジョワドは、
ちょっぴりお洒落な地下馬道で、
パドックから自然光が差し込んで、
馬体は細身ながらも、そこがまた
ちょっぴりヨーロッパの気さくなドイツ血統的ふんいきをかもしだしていて。
しかもジョワドヴィーヴルがレースで魅せる末脚は、
日本のサンデーサイレンス系のスタンダードを、
質高くふるまっていて、なおかつ、
名牝ブエナビスタの妹という血統背景もあって。
したがってジョワドヴィーヴルこそは、
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
岸本セシル似の綺麗系OLと、一口長者もあればオケラの馬券オヤジも混じっている、そんな競馬大好き男たちが、
この世界で唯一(いいえ、半兄姉ブエナビスタ、アドマイヤオーラと並んで唯三)遭遇しうる競走馬です。





では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
競馬大好き男に「どの馬が好き?」と訊ねられたとき、
貴女がこう答えたとしましょう、
「ゴールドシップが好き♪ クラシックは、全部WINS新宿で単勝買ったの。」
その瞬間、競馬大好き男の貴女への恋心は消えます、
なるほどゴールドシップは、人気の芦毛馬、
配合はベタなステゴ×マックながら、ま、無難にまとめてあるものの、
しかし、「非社台の個人牧場!」とかなんとか無意味な自慢を吹聴し、
ノーザンファームについての謬見を撒き散らした罪がありますから、一口馬主の男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「サカラートが大好き♪ あたし記念馬券のサカラートが、家に7枚あるよ♪」
と答えたとしても、同様の効果をもたらすでしょう、
なぜって、サカラートは、日本テレビ盃までは栗東屈指のダート馬だったものの、
しかしJBCで負けてからから、いやはやなんともなオープン馬に転落し、
いまや、あの牝系では、ヴァーミリアンの魅力に遥かに及びません。


またもしもたとえあなたが競馬が大好きで、
「わたし、藤澤和雄のシンボリクリスエスが好き、有馬でも強かったけど、
最高に好きなのは中距離♪ 天皇賞も、中山でのJCもすっごく強かったの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
なるほど、貴女の趣味は高く、
たしかにシンボリクリスエスは、馬体が chick であるのみならず、
競走成績も文句の付けどころがないのですけれど、
しかし、貴女の答えを聞いて、競馬大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、お高くとまった女だな、馬体詐欺に引っかかりそう)って。


貴女が、海外血統が大好きで、名馬の名を挙げるにしても、
たとえば、藤原英昭エイシンフラッシュならば安心でしょう、
なぜならば、エイシンフラッシュは、ふつうのOLにもマニアにもともに愛されるめずらしい馬で、
貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたがカレおた宣言をしているとは受け取られないでしょう。
しかし、たとえば、日本が誇る超絶松国ローテ東京優駿レコード勝ちの名馬、キングカメハメハにせよ、
ヴィクトワールピサと同期ありながらすばらしく活躍した橋口ローズキングダムにせよ、
フェミニンな出遅れとオープン特別での惜敗が素敵においしい藤澤和ペルーサにせよ、
凱旋門2着が惜しいナカヤマフェスタ二ノ宮厩舎にせよ、
フリーライドの軽やかさが優美な武豊救急車送りの ポルトフィーノにせよ、
気さくな馬主夫妻がふるまう素敵に老いてる3000オーバースペシャリストの、トウカイトリックの風にせよ、
そういうお馬の名前をいきなり挙げるのは、ちょっぴり微妙。
ましてや貴女が、「盛岡のはずれのトウホクビジンが大好き♪ わたし、もうほとんど全レース、追っかけちゃった♪」
と答えたならば、どうでしょう?
これはかなり博打な答え方で、
なるほど、ホースケアは、潰れそうな競走馬を居抜きで借りてやってる地方競馬の超絶馬主ゆえ、
あなたがそう答えた瞬間、競馬大好き男がいきなり超笑顔になって、
鼻の下がだら~んと伸びちゃう可能性もあるにはありますが、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、公営おたくかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしも競馬大好き男が競馬大好き女を好きになるとは、限らないですから。
しかも、この答えには、もうひとつ問題があって、
男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴女が、「地方の旅打ちが大好き♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女を競馬教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、
競馬大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。


ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、傷つきやすく、女に夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくふくらみもすれば、
一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。





では、スキットを繰り返しましょう。


「わたしは、松田博資Qのジョワドヴィーヴルが好き。
パドックでよく写真撮るの、馬体はいつもかっこいいし、
ブエナビスタも、大好き♪」
そして、その瞬間、競馬大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが見てみたいお馬は、
ダービーのキズナ、素敵な競走馬って噂を聞いたから。
あなたのお暇なときがあったら、わたしとキズナをつないで♪」
これでもう完璧です。


そうなったらこっちのもの、
デートの日には、アイメイクをばっちり決めて、勝負服に合わせた下着をつけて、
オリンパス・ペンか、富士X100sの可愛いカメラでパドック撮影しましょう。
その日から、競馬大好き男は貴女の虜になるでしょう。
では、釣り師としての貴女の、愛の幸運と幸福をお祈りします!


ぼくと女友達と中央競馬、ときどきドイツ競馬。
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エアグルーヴ評伝 

特に写真は関係なく。
たまたまデルフィニウムとか買える機会が今年は無かったので。
というか、今年はたまたまエアグルーヴの誕生日の日に、青と黄色の花束を作ることを思い付いたのである。
#昔は同居人がよくやっていたのだ。
それを思い付いて、結果それが出来なかった年に、という、ある種の皮肉というか。

Untitled
Untitled; D700 Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di (75mm) F2.8 1/350s ISO-400

エアグルーヴが亡くなった。
概ね栄光に満ちた生涯、というべきではあるが、ある意味産駒があれだけ毎年のように注目を浴びて、
という図式においては、ハギノトップレデイらの「華麗なる一族」くらいしか匹敵するものを見出すのは
困難だったであろう。その上で、競走成績も上回り、実際重賞勝ち馬を4頭出したのだから、偉大に尽きる。

90年代のある種の競馬のパラダイムが変革するさなかにこの牝馬は現れた。
*サンデーサイレンスと社台グループが競馬の世界を塗り替えるという帰結もさりながら、この時代を境に
日本の競馬は見事なまでに「世界に通用するもの」に変革した、というのが大きい。
何度も書いてるが、97年のサクラローレルとホクトベガのぐうの音も出ない悲惨な海外遠征と、その翌年の
*タイキシャトルや*シーキングザパールの輝かしい成功は、まさに「革命」と言って良いものであった。

その「革命」の前後の世代を繋ぐチャンピオンが、エアグルーヴだったのである。
サクラローレルと直接対戦する機会は無かったが、ある種ローレルのアンチテーゼと言わんばかりに秋天
からジャパンC、有馬と戦った97年の秋は、前時代を承けての王道であったし、その後はサイレンススズカ、
ステイゴールドや*エルコンドルパサーにスペシャルウィークと言った、「革命以後」の時代のヒーローを
向こうに回して見事にチャンピオンの座を明け渡して、競走生活を終えた。

その上で、*ノーザンテーストのような前時代の資産を継ぐある種のノスタルジアの側に居つつ、それ故に
サンデー王朝における社台牝馬群における皇后として存在感を維持できた、言わば「前後の時代双方に
対する、ある種の親和性」がこの牝馬を競走繁殖の両面で支えたように思う。
こうした繋ぎが出来た存在となると、牡馬でもサクラバクシンオーくらいしかマネできた存在が居らず、
その意味で現代の、グルーヴの現役時代を知らないファンにとっても、圧倒的な同時代内での存在感を
築いてしまった、とは言える。

エアグルーヴよりも強い牝馬を、我々は何頭も見ている。
タニノ・ダスカ・ブエナ・ドンナの「現代女傑四天王」よりも強い、とはなかなか言い難い。
つか、単に強さだけだったら、対戦機会は無かったものの一番強いときの*ヒシアマゾンやノースフライト
辺りでもどうにかなっただろうし、実際メジロドーベルもグルーヴに勝利している。
しかし、この牝馬が、あの大きな時代の流れの中でチャンピオンとなったこと。
そして、その魔性により異常な期待という負荷を繁殖として背負い、見事に複数頭のG1馬を出したこと。
それだけで、自分の経験した競馬における、一つのフォークロアではある、とは思うのだ。
オグリやテイオーのような馬を二度とは見られまい、と思う一方で、この馬の存在も、ある種のそういう
再現不可能性という点では近いものはあるかも知れない。一つの、歴史として。
ともに過ごす時間が終わることで、自分の人生に一つの段落が付いた、と思ってしまうほどに。
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AJCC審議によせて、雑駁な感慨。 

 露出ヘタったので、無理やりHDRで上げてます(挨拶。
 まぁ、この止められ方見てしまうと、うーん、とはなってしまい。

For Kicks
For Kicks; D700 Sigma 150mm 1:2.8 APO Macro EX DG HSM(+EX DG 1.4x) F4 1/750s ISO-220

 で、審議新基準の話。
 個人的には、「降着によって入線が取り消される」ことのバクチ的な影響の方が全体的にはショックが大きいケースが多いとは思われるので、こういう結果はあったとしても総和としては馬券を買う側にとっての納得感みたいなのは向上するんじゃないかなという感覚はああいうものを目の当たりにしても余りスタンスとして崩したくない、ってのがあるんだけれど、にしてもまぁ「こういう形で第一号事例が出た」ってのはある意味不幸ではあったなぁという感慨は否めないかな、とも。

 この件を離れて思うこととしては、概ね競馬においては降着に至るようなインタフェアってのは「弱い馬が創意工夫を凝らしたマリーシアで強い馬を倒す」手段であることは余り無い、ということ。無論、競馬も勝負事で、大なり小なり世界のどんな競馬でもある程度以上のジョッキーはそういう技巧を何らかの形で考えてはいるけれど、多分それは直線での個別パフォーマンスを妨げるという何かではないレベルで行われることが多いようにも(例えば、雨が降った競馬場で、馬場がぬれてない大外の木陰を選んで走る、とか)。
 となると、大方競馬で「不利を与えた馬の方が弱い」ケースってのが案外少なくなるというのはあるのかも。もうちょい言えば、強い馬が勢い余った中で結果として不利を与えたり、或いは不利を避けるために勝負を回避した方がパフォーマンスとして「勝負を捨てた」的に見えるような場面も多くなるとか、基本的に今回の裁定ルール変更の淵源としての「国際ルール」なんかも、そういう思想のもとに「降着」への処置を寛大化させたとみてもよいのだろうか、などと。

 しかし、確かに競馬が繁殖選抜という要素を持ち、「強い馬」が勝つことに余り水を差したくないという側面があるとは言えど、負けた方の側から見れば、逆に「強い相手に能力の限りを尽くして千載一遇のチャンスを得た」ところを妨げられた、という感覚は強いかも知れない。競馬は悠久の歴史にあるが、競走馬のキャリアは短い。その中で、「馬でなく騎手に責任を負わす」今回のような改定は、逆に馬を免責することで、降着による順位上昇を望めなかった馬の数少ないリソースへの救済の確率を下げている、とは言える(まぁ実際もとより自分の着順が大きく上がる訳ではないのだけれど)。その意味では怨嗟が残りやすいのかなぁ。一口や小規模馬主とかになると、どうしても一頭の馬に対する目線が強くなって、その辺りへの意識も強くなりそうだし、そんな中で現在の日本はそうした「馬主」の服色が非常に目立つのが現状な訳で。
#まぁ今回の場合、両者の人気がそこそこ拮抗状態で、逆にそれ故に「不利が無ければ」感を強めてたのだけど。

 また、馬や騎手の責任のレイヤーの外にあって、調教師はある意味免責されてしまう部分があるというか、今までは降着により賞金が落ちることで「馬がヨレる」ことを防ぐ動機が存在した一方で、これからは「ヨレてもとにかくゴールに先に着く馬を作れればいい」となると、若干技量が粗くなるのは避けがたくならないか、例えばヨレ癖で騎手が騎乗停止になるような事案が複数回発生した場合の調教師サイドの責任の問われ方が必要のではという感慨は、「あれだけ降着になりにくい」というルールが可視化されると自然ではあろう。その辺りは、JRAとしても運用を考慮すべき場面ではあるかも。
 そして、責任が強化された騎手の側も、正直客側の感覚として6日間という処理が妥当かどうか。いや、まぁ一罰百戒とかは個人的には嫌う方なんだけど、例えば昔は普通に降着あって騎乗停止6日でした、それが騎手の責任を緩和する形で2~4日にしました、でそれを今回強化して6日、よりは、降着自体が減って馬の責任が騎手に移行するなら、そこはかつてのGood Oldな「6日間」では感覚として「緩い」印象は免れないようにも。G1シーズンとかで騎乗に影響が出るようなケースもあるから、そこが長期化するような場合は競艇のフライングにおける「斡旋期間の間はF持ち」的な猶予期間と、その期間内の再犯への制裁強化とか、何らかの対処もセットにしないといけないだろうけれど。

 ともあれ今回の件はかなり「たまたま、今回適用したルールにおいて一番納得させづらい場面」がピンポイントで出た事例だとは思うが、その一方で「降着が原則的に相当少なくなりそう」という辺りで、騎手の考え方にかなり影響を与えるものにはなろうかと思う。その上で、騎手がリスクテイクすることで出現する「悪質性」に対してどういう手を裁決側が打ってくるのか。その辺りが見えるまでは、なかなか馬券を「張りづらい」的な面はあるかも知れない。
 ただ、その辺りはそう遠からぬうちに色々見えてくる部分はあるだろうし、また原則として「強い馬に有利」的な側面は根本としてあるとは思われるので、今回の件で「バクチが成立しなくなる」って言われると、ちょっと違うかなという違和感を持ちつつ、今後に関して慎重になりながらも、長期的にはある種のバランスを見出せるよう、運用する側も張る側もお互いの空気を読んでいかないと、ってことかな。
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有馬記念である。 

欠席者欄的に(挨拶。

Missing
Missing; D7000 AiAF Nikkor 80-200mm 1:2.8 ED (135mm) F4.5 1/500s ISO-640

◎オルフェーヴル
○ヒルノダムール
▲ヴィクトワールピサ
△レッドデイヴィス
△アーネストリー
△トーセンジョーダン

 ただ、このシルシを付けても、恐らく明日自分が競馬場にいる一番の目的は、ブエナビスタの引退式をミルコとなんじゃないかな、と思っている。それだけ、無事に走って欲しい、ということ。客観的な予想としてもこうした局面で、最後まで勝ちっぱなし的な退き方をする牝馬は居ないという気もするけれど、ともあれ「馬券を買わないことで伝える気持ち」を大事にしようかなと。
 一方で、そういう形でこの馬を買わない「代わり」になるのが三冠馬か昨年ハナ差で争ったドバイの王者かというのはやや迷い筋とはなるけれど、ここは無難にオルフェーヴルに。秋の「成長」というか、更に一歩階段を上った感じというのは、他の三冠馬と一線を画するモノであり、それだけに「勝利」が求められる場面ではあるだろう。中山が存外、みたいな気もせでは無いが、出来れば君には「騙されて」欲しくないのだよ、的な気持ちも込めつつ。
 ヒルノダムールは、少なくともフレッシュさという点では、宝塚回避がここでプラスになるようには思われる。敢えて海外遠征したことでここでの優位性が出るというか、その上で負けて何処かを痛めたということが無いのなら、凱旋門が「競馬をしなかった」と捉えるならば去年のヴィクトワールピサが決して向いてるとは思われず事実今年慘敗したジャパンCでも好走したことなどを思いつつ、「海外での刺激」による再度の成長によりこの世代に再び覇を唱える可能性までを見ておきたいとして、敢えてヴィクトワールピサの上に置いてみる。
 ヴィクトワールピサは前走「流石にこれは負けすぎたか」と思ったが、冷静に着差を見れば1秒6で、まぁ上がりの時計には不満が出はするものの、元々2400の馬ではなくレース的にもあの位置から無理に闘志を出す流れでも無かった。ただ、先行力そのものが復活してないとするならばここも見送りだとは思うし、前もJCの経緯からはそこまで緩くならないかな、とは思いつつ。
 この辺りが「単まである」馬で、残りはもうちょっと連下的な扱いとして。
 レッドデイヴィスの鳴尾記念は古馬初対戦としてはやや温い組み合わせであったが、本来もうちょっとやるだろうと思った同世代の馬に勝った辺りのポテンシャル的なモノは感じる。ユタカの奇跡としてはアタマまで欲しいところではあるが、そこまで今の先行ベースなユタカと手が合う相手かは未知数かな、ってのが引っ掛かりとしてはあったりで。コーナリングの腕は落ちてないけど内枠の利は無いとか、微妙に惜しい部分はある。ただ、オルフェを信頼するなら、この馬も一定の敬意は必要なんだろう。アーネストリーとトーセンジョーダンは、共にソリッドな馬である。先行してある程度流れがキツくても、粘り込める信頼性はある。後者をここで今更買うのは如何にも養分臭いと自分でも思うが、しかしウィリアムズの判断力が去年の実績に加わるのなら、やはり去年シルシを打った者として今年も打たざるを得ない。
 そして、その辺りまでシルシ打ってしまえば、案外安心できるレースではあるのかな、と。
 春秋天皇賞、宝塚JCに前年有馬(あまつさえ今年のドバイWC)の勝ち馬、そして牡馬三冠の覇者までが揃って、そこまでのカオスを期待すべきではないかも知れない。エイシンフラッシュがこれを裏切るなら、それはそれで許すけど(笑)。
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