SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

連載記事

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine BOOKS(マーケジン・ブックス)は、激動の時代を生き抜くビジネスパーソンに向けた、マーケティング分野の新しい定番書シリーズです。

書評

'); googletag.cmd.push(function() { googletag.pubads().addEventListener('slotRenderEnded', function(e) { var ad_id = e.slot.getSlotElementId(); if (ad_id == 'div-gpt-ad-1652255827456-0') { var ad = $('#'+ad_id).find('iframe'); if ($(ad).width() == 728) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.90; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 div{ height:"+(90*ww/728)+"px;width:"+728+"px;}", 0 ); } else { if ($(window).width() < 340) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.875; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1652255827456-0 div{ height:"+(180*ww/320)+"px;width:"+320+"px;}", 0 ); } } } }); }); } else { document.write('
'); document.write('
'); }
ホリスティック・マーケティング入門 ~PGMから始めるWOMマーケティング~

クチコミマーケティングブームは幻想にすぎない


いま騒がれているクチコミはただのブームにすぎません。今回は、筆者が主催するWOM勉強会でも、ここ最近話題になっているブログPR広告について、クチコミブームと絡めならがまとめてみたいと思います。

クチコミブームの到来

 新聞、雑誌でもここ最近は「クチコミ」という文字が躍っています。クチコミに関する書籍もたくさん出版されています。Amazonを見てみましたが、クチコミに関する類書は10冊どころではありませんでした。筆者も何冊かは読んでいますが、とても追いつきません。まさにブームの最中というわけですが、今回はブログを対象にした記事広告サービス、「ブログPR広告」について述べたいと思います。

 第1回で「Buzzはお金では買えない」と書きましたが、その後もこの手のサービスは増え続けています。筆者が先日調べただけで、16サービスもありました。海外、とりわけ米国ではPayPerPostなど主だったところでは3社くらいしかないので、日本の状況は異常なのかもしれません。この手のサービスは、新規参入系(このサービスで起業)もしくはアフィリエイト会社やSEOコンサル会社の新事業系の大きく2種類に分類されます。

 筆者の記憶が正しければ、この業界のファーストエントリーは、2005年の12月にスタートした「プレスブログ」です。なぜ憶えているか、それは筆者も似たようなサービスを考えていたからです。少し話はそれますが、当時考えていたサービスの仕組みをご紹介します。

筆者が考えていたブロガーと企業のマッチングサービス

 現在存在する各社のサービスは、上記項目をある程度実現しています。しかしながら、現在筆者がこれらのサービスに否定的な態度を取っているのは、大事なポイントを外しているからです。それは「企業とブロガーの良好な関係構築を手助けする」という本質部分がほとんど消えてしまっていることに尽きます。

 筆者のサービス案と、現状のサービスにおいて具体的に異なる点を挙げるとすれば、ほとんどのサービス事業者が、自社の抱えるブロガーリストに対して、メール(リリース)配信サービスを提供しているのに対して、筆者が考えたのは第三者機関としてのサービス事業者が(全配信ではなく)興味を持ちそうなブロガーをリストアップする、抽出サービスであることです。それにより、企業とブロガー双方にとってノイズの少ない環境を実現できると考えました。ただ、現在のこの手のサービスの使われ方からすると、参加ブロガーはノイズを減らすよりは数多くのオファーを受ける方を希望しているようです。ここは筆者の読み違いでしたが、それでも品質管理の観点からは間違っていると思います。

 後は最後のポイントで挙げているように、集合知の活用です。これは「悪意のある記事を書くブロガー」や「ルールを守ってくれる良心的なブロガー」などを利用企業全体でソーシャルレーティングすることで参加ブロガーの質を担保する仕組みです。同時に「担当者が誠実な企業」や「記事を書く際に強引な指定をする企業」、「教えた連絡先にメールマガジンなどを許可なく送りつけてくる企業」などをブロガー同士でソーシャルレーティングすることにより、不誠実なサービス利用企業(広告主企業)を排除する仕組みも用意して、双方向の評価システムを提供したいと思っていました。今のところ、このような評価システムを採用したサービスはないようです。

 企業がブロガーと付き合うことは良いことだと思います。ただそのバランスは非常に難しくて、企業がコントロールしようとしてはいけないし、かといってブロガーも不遜な態度を取るべきではありません。その中間で調整をすべきで、サービス事業者がどこまでこのことを理解して運営しているのかは多いに疑問です(きちんと節度を持って運営しているサービスもあると信じています)。

回答率は67%、3分の2の企業から回答を得た

 そこで筆者は今年1月に各サービス事業者に対して公開質問状を送りました。この質問と事業者の対応について説明しましょう。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
スパム化したサービス

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
ホリスティック・マーケティング入門 ~PGMから始めるWOMマーケティング~連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

河野 武(コウノ タケシ)

1974年7月3日生まれ。立命館大学経済学部卒。コミュニケーション・デザイナー。マーケター。企画屋。
1997年、ニフティ入社。2001年にニフティ退職後、フリーターとして数年過ごし、2004年から2005年までオンライン書店ビーケーワンの専務取締役兼COOを務める。ECサイト初となるトラックバックを導入し、また「入荷お知ら...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2007/03/29 15:51 https://markezine.jp/article/detail/959
' ); }

Special Contents

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_special.map(function(ad_id) { var ad_special_flag = 0; var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#ad_special_' + ad_id[0]).remove(); $('#ad_special_' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-special-wrap').hide(); } }); } else { $('.ad-special-wrap-sp').hide(); }

Job Board

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_job_board.map(function(ad_id) { var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#' + ad_id[0]).remove(); //$('#' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-job-board-wrap').hide(); $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); } }); } else { $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); }

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

メールバックナンバー

アクセスランキング

  1. 1
    OWNDAYS×電通グループが取り組む、来店促進を実現するマス×デジタルの広告活用術
  2. 2
    “できるところから”進める、アートネイチャーの連鎖的な顧客体験変革 データで顧客と末永いお付き合いを
  3. 3
    バーチャルプロダクションはなぜ映像“革命”なのか 博報堂プロダクツらが、その本質と未来の変化を語る
  4. 4
    ブランドが嘘つきと思われないために。事例に見る「代替的事実」時代のブランディング
  5. 5
    あの前澤友作氏も動いた!行動を喚起するマイカー広告「CheerDrive」驚きの認知獲得効率に迫る
  1. 6
    広告リーチが想定対比の144%!サントリー金麦に見る、Spotifyの音声広告が高い効果を出せた理由
  2. 7
    組織の生成AI活用を最大化するためには?リクルートの生成AIプロジェクトが実践する4つの施策
  3. 8
    “購買親和性”を可視化→ブランドリフト単価55%削減 リテールメディア×ブランドマーケティングの実践
  4. 9
    22年で売上約20倍の中川政七商店 成長を支えるデータ起点のブランディングと「接心好感」の実践
  5. 10
    AIリスクを正しく理解し、活用を前進させるためのガードレールを。

アクセスランキング

  1. 1
    OWNDAYS×電通グループが取り組む、来店促進を実現するマス×デジタルの広告活用術
  2. 2
    “できるところから”進める、アートネイチャーの連鎖的な顧客体験変革 データで顧客と末永いお付き合いを
  3. 3
    バーチャルプロダクションはなぜ映像“革命”なのか 博報堂プロダクツらが、その本質と未来の変化を語る
  4. 4
    ブランドが嘘つきと思われないために。事例に見る「代替的事実」時代のブランディング
  5. 5
    あの前澤友作氏も動いた!行動を喚起するマイカー広告「CheerDrive」驚きの認知獲得効率に迫る
  6. 6
    広告リーチが想定対比の144%!サントリー金麦に見る、Spotifyの音声広告が高い効果を出せた理由
  7. 7
    組織の生成AI活用を最大化するためには?リクルートの生成AIプロジェクトが実践する4つの施策
  8. 8
    “購買親和性”を可視化→ブランドリフト単価55%削減 リテールメディア×ブランドマーケティングの実践
  9. 9
    22年で売上約20倍の中川政七商店 成長を支えるデータ起点のブランディングと「接心好感」の実践
  10. 10
    AIリスクを正しく理解し、活用を前進させるためのガードレールを。
  1. 1
    AI×データ活用が導く、新時代のマーケティング変革とは?電通グループのキーパーソンに聞く
  2. 2
    サイバー、電通デジタルを経てLuupのマーケ責任者に。その後は……?高木さんのキャリア作りの源泉
  3. 3
    “できるところから”進める、アートネイチャーの連鎖的な顧客体験変革 データで顧客と末永いお付き合いを
  4. 4
    SNSマーケ界の猛者ナハトに聞く、Meta広告の新運用手法「CIBS」の効果
  5. 5
    新規の売上に寄与⁉アサヒビールが挑む、ファンダムと商品をつなぎ売り上げに貢献するブランディング
  6. 6
    あの前澤友作氏も動いた!行動を喚起するマイカー広告「CheerDrive」驚きの認知獲得効率に迫る
  7. 7
    購買の瞬間だけでなく、長くお客様と関わるために。スギ薬局の「いつでも、どこでも」なアプリ戦略とは
  8. 8
    「それ意味ないですよ」も伝える。アサヒビールの消費者インサイト室長に聞く、リサーチ活用の極意
  9. 9
    苦労なくしてイノベーションは生まれない 「未来のレモンサワー」開発~プロモーションの全体像
  10. 10
    「ひとり行動」「好きの深掘り消費」が増加!メリーチョコレートと博報堂生活総研が見据える、消費者の姿
  1. 1
    Z世代は「ブランド名」を覚えていない?リキッド化する社会で変わる、次世代生活者とブランドの関係
  2. 2
    NTTコミュニケーションズはなぜ全社をあげて戦略を実行できるのか?「BtoBマーケ5つの戦略」の裏側
  3. 3
    消費の好循環が起きる構造を可視化――消費者の「欲望」「消費」「心理変容」の因果関係から得られる示唆
  4. 4
    「ぬいぐるみクリーニング」で話題の「ネットで洗濯.com」がSNSで発信し続ける理由
  5. 5
    目指すのは「フェムテック」という言葉のいらない世界。電通の専門チームに聞くフェムテック市場の動向
  6. 6
    代理店販売は「営業」ではなく「マーケティング」である。BtoB企業が今こそ注力すべき「PRM」とは
  7. 7
    “リタイア後の楽しみ”ではない。「大人の休日倶楽部」に聞く、人生100年時代におけるシニア×旅
  8. 8
    「ペルソナ」を作ると失敗する? Z世代向けマーケティングの勘違い
  9. 9
    シニア・プレシニアのワーカーが急増。日本のスポットワークを牽引する「タイミー」が感じ取るインサイト
  10. 10
    1ヵ月半で累計購読者数1万人超え!「SmartNews+」が急成長を遂げたワケ