クリスマスに聴きたいクラシックピアノ
<バッハ=ブゾーニ編曲/コラール前奏曲「あなたの中に喜びはあり(In Dir ist Freude) BWV 615>
いくつか聴いたなかでは、このレーゼルの演奏がマイベスト。高速の和音移動でもバタバタしたタッチではなく、力強くもフレージングが滑らかで、明るく輝きのある堂々とした演奏。
<バッハ=ブゾーニ編曲/コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声あり(Wachet auf, ruft uns die Stimme) BWV 645>
朝陽にきらきら輝く雪景色のような清々しく晴れやかな曲。
<バッハ/カンタータ第147番より「主よ人の望みの喜びを("Jesus, Joy of Man's Desiring")」BWV147 (編曲:ペーター・レーゼル)>
この曲はマイラ・ヘス編曲版がポピュラー。レーゼルの編曲はケンプ編曲版をベースにしているらしい。
色彩感のある和声が豊かで厚みがあり、速めのテンポと切れの良いタッチが力強くも軽やか。右手の和音をときどきカッティングするようなタッチが面白い。立体的で重層感があるせいか、1人ではなく2人で弾いているみたいに聴こえる。
<レーガー/クリスマスの夢(原曲:ドイツ民謡「きよしこの夜」)>
この曲を聴くたびに、こんなに可愛らしい曲をあの巨漢レーガーが書いていたというギャップをいつも感じてしまう。
<ヴォルフガング・プラッゲ/クリスマス変奏曲(クリスマス・キャロルによる即興変奏曲)(Julevariasjoner)>
北欧の有名なクリスマス・キャロルの変奏曲。色彩感のある音色と響きがとても綺麗で、どの曲もとてもシンプルでほのぼのとした味わい。素朴な旋律に柔らかく暖かみのある和音の響きが付け加わって、ふわ~とした響きがとても心地よい。
Var Ii - Her Kommer Dine Arme Små(あなたのあわれな子どもたちがやってきます)
Var Iv - Nå Tennes Tusen Julelys(たくさんのキャンドルに灯がともった)
<ブゾーニ/クリスマスの夜(Nuit de Noel)ピアノのための素描 Kind.251>
深々と雪が静かに降るクリスマスに、雪の精が舞っているかのように幻想的。
<シューベルト=リスト編曲/アヴェマリア>
ピアノ編曲版を聴いていて面白いのはリストらしい凝った伴奏パート。
<シューベルト=パルハモフスキー編曲/ヴァイオリン&アンサンブル版(ピアノ伴奏あり)>。
ヴェンゲーロフの演奏はかなりスローテンポで、ゆったりとした深みのあるヴァイオリンの音色がとても美しい。
Ave Maria, Op. 52 No. 6, D. 839 (Arr. Parhamovsky for Violin and Ensemble)
<カッチーニ/アヴェ・マリア(編曲:吉松隆)>
バロックにしては旋律や和声の美しさがあまりに感傷的なのは、実際は現代に作曲された曲だったから。吉松隆の編曲版は左手1本でも両手でも弾けるようになっているらしい。
※ジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini)はイタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家。カッチーニの「アヴェ・マリア」は、実際は20世紀のソビエトの作曲家ウラディミール・ヴァヴィロフが作曲したもので偽作。
<バッハ/マタイ受難曲~第39曲「憐れみたまえ、我が神よ(Erbarme dich mein Gott)(編曲:高橋悠治)>
《マタイ受難曲》のなかでは一番好きな曲で、カウンターテナーのマイケル・チャンスの独唱でよく聴いていた。ピアノソロだと伴奏パートの旋律がはっきりわかるのが良いところ。
<バッハ=シロティ編曲/G線上のアリア(Air on the G String,管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068より)>
グルダとレヴィットのライブ映像も聴き、このベアトリス・ベリュの演奏がスロー過ぎずに情感豊かで一番好きな弾き方だった。
いくつか聴いたなかでは、このレーゼルの演奏がマイベスト。高速の和音移動でもバタバタしたタッチではなく、力強くもフレージングが滑らかで、明るく輝きのある堂々とした演奏。
<バッハ=ブゾーニ編曲/コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声あり(Wachet auf, ruft uns die Stimme) BWV 645>
朝陽にきらきら輝く雪景色のような清々しく晴れやかな曲。
<バッハ/カンタータ第147番より「主よ人の望みの喜びを("Jesus, Joy of Man's Desiring")」BWV147 (編曲:ペーター・レーゼル)>
この曲はマイラ・ヘス編曲版がポピュラー。レーゼルの編曲はケンプ編曲版をベースにしているらしい。
色彩感のある和声が豊かで厚みがあり、速めのテンポと切れの良いタッチが力強くも軽やか。右手の和音をときどきカッティングするようなタッチが面白い。立体的で重層感があるせいか、1人ではなく2人で弾いているみたいに聴こえる。
<レーガー/クリスマスの夢(原曲:ドイツ民謡「きよしこの夜」)>
この曲を聴くたびに、こんなに可愛らしい曲をあの巨漢レーガーが書いていたというギャップをいつも感じてしまう。
<ヴォルフガング・プラッゲ/クリスマス変奏曲(クリスマス・キャロルによる即興変奏曲)(Julevariasjoner)>
北欧の有名なクリスマス・キャロルの変奏曲。色彩感のある音色と響きがとても綺麗で、どの曲もとてもシンプルでほのぼのとした味わい。素朴な旋律に柔らかく暖かみのある和音の響きが付け加わって、ふわ~とした響きがとても心地よい。
Var Ii - Her Kommer Dine Arme Små(あなたのあわれな子どもたちがやってきます)
Var Iv - Nå Tennes Tusen Julelys(たくさんのキャンドルに灯がともった)
<ブゾーニ/クリスマスの夜(Nuit de Noel)ピアノのための素描 Kind.251>
深々と雪が静かに降るクリスマスに、雪の精が舞っているかのように幻想的。
<シューベルト=リスト編曲/アヴェマリア>
ピアノ編曲版を聴いていて面白いのはリストらしい凝った伴奏パート。
<シューベルト=パルハモフスキー編曲/ヴァイオリン&アンサンブル版(ピアノ伴奏あり)>。
ヴェンゲーロフの演奏はかなりスローテンポで、ゆったりとした深みのあるヴァイオリンの音色がとても美しい。
Ave Maria, Op. 52 No. 6, D. 839 (Arr. Parhamovsky for Violin and Ensemble)
<カッチーニ/アヴェ・マリア(編曲:吉松隆)>
バロックにしては旋律や和声の美しさがあまりに感傷的なのは、実際は現代に作曲された曲だったから。吉松隆の編曲版は左手1本でも両手でも弾けるようになっているらしい。
※ジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini)はイタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家。カッチーニの「アヴェ・マリア」は、実際は20世紀のソビエトの作曲家ウラディミール・ヴァヴィロフが作曲したもので偽作。
<バッハ/マタイ受難曲~第39曲「憐れみたまえ、我が神よ(Erbarme dich mein Gott)(編曲:高橋悠治)>
《マタイ受難曲》のなかでは一番好きな曲で、カウンターテナーのマイケル・チャンスの独唱でよく聴いていた。ピアノソロだと伴奏パートの旋律がはっきりわかるのが良いところ。
<バッハ=シロティ編曲/G線上のアリア(Air on the G String,管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068より)>
グルダとレヴィットのライブ映像も聴き、このベアトリス・ベリュの演奏がスロー過ぎずに情感豊かで一番好きな弾き方だった。
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※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。| ・・ クリスマス | 2024-12-24 00:00 | comments:0 | TOP↑